性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

脱毛体験にいっただけの日記。

こんな個人情報は誰も欲しくないだろうけれど、肌が弱い為に剃刀負けが頻発しており、特に財力が備わった訳でも無いのだけれどいい加減頭打ちも良い所なので諦めも付き、思い切ってずっと気になっていたヒゲ脱毛の体験コースを申し込んだ。

どれだけ剃刀負けするのかと言うと、悪戯盛りのガキ大将ばりに生傷が絶えない。ごめん解りにくくて。

さて、脱毛にも色々種類があるものの、こちとら先述の事情でもって美容というよりマジ剃刀負け一択みたいな所があり、弱めの光魔法もとい光脱毛では埒がHEART OF SWORD〜夜明け前〜なので永久脱毛を選択した。

この永久脱毛が電撃で毛の生産工場を爆破するというポケモンの様な内容で、どれだけの痛みを伴うのかハラハラし、何度か予約をキャンセルしようとしてその度に思い留まるという行程を経た。

あと何故か収録曲が全9曲なのにバージョン違いのHEART OF SWORD〜夜明け前〜が2枠を占めるT.M.Revolutionの「restoration LEVEL→3」は非常にコンセプチュアルで格好良いので皆聴いたらいいと思いますよ。インストかな?くらい歌が始まらない曲もあってボリューム半端ない濃密な40分程度を味わえる親切設計。

 

訪れた脱毛屋は某有名エステチェーンで、お客さんが美意識の権化ことF4みたいな人ばかりだったらどうしよう赤紙が発動して天パのイケメンとどうこうなってしまう、と早く到着してしまった為に10分程度テナントビルの周りをグルグルと歩き回る。どうせ店内で待たされるだけなんだからさっさと行けよと自分を鼓舞するもウダウダと予約時刻ピッタリまでウォーキングは続いた。まったく健康志向で嫌になる。

覚悟を決めたと言うより予約した癖に気持ち的にはもう諦めの境地で震えつつ入店し、さあ来いF4どうとでもなれという気分で待合い室に座るものの、僕を包んだのは意外にも妙な親近感だった。

周りの客はスクールカーストでいうと中の下から来ましたみたいに大人しく、肌だけでなくメンタル的にも剃刀負けしてそうな雰囲気の人ばかりだったのである。

中学時代の昼休みを思い出す空気感に戸惑う僕。どこにもいない道明寺。それはそれで寂しい。

皆一様に俯くようにスマホを覗き込んでゲームに没頭しており、誰も僕の視線にも全く気付かない。もしかしてメンタル方面のクリニック的なところに来てしまったのかと疑ってしまう程に覇気がない。何かに魅入られてエナジーを吸われているのかも知れない、悪魔くんを呼ばなければエロイムエッサイムエロイムエッサイム我は求め訴えたりしても残念ながら悪魔くんは人間なので召喚出来ませーん!何だこのテンションいい加減辛くなってきたわ。

そしてスタッフの方々は男女ともに異常に声のキーが高い。フォーリミとヒステリックブルーといった感じで、漏れなくマスクを着用しているので全員が腹話術で喋っている可能性を見出してしまう。

つられてこちらの返答も基本キー高めである。出し慣れない音域の為に声が掠れてしまう。修行が足りぬ。

 

まずは脱毛についての印象やら疑問点をヒアリングされたので「高そうだし時間かかりそうだし痛そうだしで毛が無くなる以外は全て不安」と馬鹿正直に申告したらちょっと対応してくれたお兄さん言葉に詰まってた。突然本気出してごめん。

しかし流石プロ、何故時間が掛かってしまうのか、痛みはどの程度なのかなど懇切丁寧に説明してくれる。時間については毛の生える周期と一気にやるとスゲーパンパンに腫れるという事などを知識として得る。

唯一コストについてはそれにしても高いって感覚が覆らなかったので割愛するけれど、まー出せない額でもないなと歩み寄りはみせた気がする。

 

その後、体験で100本から150本のヒゲを処理して貰う。

客層及びスタッフの声のキーの高さにそぐわぬ重低音のドスの利いた、10曲中7曲で人が死んでそうな洋楽ラップを何故かBGMにし、歯医者にある椅子を三段階くらいかっこ悪くした様な椅子とベッドの間の子みたいなのに寝かされ、アイマスクを装着された上で他愛ない世間話をしながら地味に痛い電撃を喰らう羽目になった。

痛い!って程でもなく、どっちかというとピリっとした?ちょっと熱かった?くらいのインパクトでフェイスラインからアゴの脱毛を体験する。鼻下はゴムでパチン!とやられる様な類の痛みがあるものの、痛いかどうかと言われると微妙なレベルで済んだ。肌質や体質によっても左右されるのだろうか、そんな事よりも口下のヒゲを処理している最中にもスタッフの人が平然と会話を続ける為、話してもいいのかジッとしとかないといけないのか判断が出来ずモゴモゴと出来るだけ口を動かさずに喋ってしまう。

非常に間抜けな光景だったと思うし、目隠しされてヒゲ抜かれるなんてちょっと性癖の域に片足突っ込んじゃいないか、もしかして待合室で他のお客さんが個々の世界に没頭していたのは無意識にその手のお店と同じ互いに不干渉を徹底するスタンスを取る為だったのだろうか、だとすればキョロキョロしていて申し訳ない。視線が痛かったろうに。

そんな事を考えているうちに30分程度で終了。冷却ジェルを顔に分厚く塗りたくられ、暫く放置された後に拭き取って貰って終了。

 

感想としては「思った程痛くない」「めっちゃ早い」「喋っていいのか判断がつかない」というもので、最後の感想は綺麗にスルーされた。拾う素ぶりくらい見せてくれてもいいんじゃないでしょうか。

どこのヒゲをどれくらい減らしたいかを告げ、見積を出して貰うと、まー当たり前だけど高い。保護を名目に生えて来てくれたモノをわざわざ金払って死滅させるという背徳感が値段を釣り上げているんだろうか。

ただ、この金額で随分楽になれるのならばそこまで高いとも思えず、悩む。

僕の場合、コンプレックスではなく手間と生傷回避というつもりなので余計に高く感じるのだと思われる。コンプレックス発進だったら即決していた気がする、というレベルの金額だった。

ただ、やっぱり施術だけでなくケア用品も多少必要っぽいのが面倒ではある。

 

後日談として、若干腫れて輪郭が若干丸くなって健康優良児っぽくなったものの、赤くなったり痛みがあったり痺れたりはしなかった。

これは体質によるので僕は楽な方だったのかも知れないけれど、不自由なく過ごしている。

 

で、契約したのか、そしてそれは幾らのコースでどの程度の効果を目指すものなのか、それについては書く気にならないので割愛する。

とりあえず体験してみたら良いんじゃないでしょうか。口コミ読んでも結局体感しないと分からないなっていうのが1番の感想でしたとさ。

あとスタッフの人に「どちらかと言うと童顔」と微妙過ぎる評価を頂いたので脳内で「童顔=ヒゲ似合わないから抜けという圧力なのだとしたら、童顔と断言出来ない時点で別にヒゲが似合わない人種という訳でもなさそう」と前向きに(店からすると後ろ向きに)受け止めて店を後にしたのであった。

 

またー。

iPhoneを手に入れた母は現代っ子の仲間入りを果たせるのか!?

変わらずバタバタした日々。

物理的にスッキリすれば気分もスッキリするのでは!という短絡的な発想で、そんなに伸びてないけど美容室を予約した。

美容業界の会報誌みたいなものが置いてあり、尾崎世界観がヘアスタイルの話をしていたのがとても面白かった。

尾崎世界観が坊主頭の頃、自分はどんな髪型だったんだろうと考えながら最近の出来事などをバーっと喋り倒しながらカットして貰った。

普段はそこまで喋る方ではないので担当さんがビックリしてなきゃいいけど、タクシーで運転手に話したい時が稀にある様に、そういうタイミングだったんだろうな。

そのあと、ブラブラと何駅分か散歩しながら気付いたらカラオケに吸い込まれていた。

とりあえず1時間、ではあるけど何を歌いたいとか無かったので履歴から歌える曲を探していたら水樹奈々に次ぐ水樹奈々でスゲー人が僕の前にこの個室に、曲数的に2〜3時間くらい滞在していたのだなと衝撃を受ける。

ようやく見つけた知ってる曲はback numberのハッピーエンドで、1回歌って、他に思い浮かばずでもう1回ハッピーエンド歌ってを繰り返していたら7回立て続けにハッピーエンドを歌うことになった。

このハッピーエンドという曲にはまるで思い入れがないので上手くなりたいという意欲もなく、テイク1と7でクオリティーが全く変わらないという出来栄えで笑ってしまった。

どこがどうハッピーエンドなんだろうと思いつつ、両思いだけがハッピーエンドではないという感覚も解る(ものの言葉に出来ないので理解度は低そう)ので妙にサバサバした気分になる。

残りの時間は何故か泣いてしまうアジカンソラニンを延々歌って退店した。600円も払ったのに2曲しか歌ってないのはちょっと勿体無い気もしたし全然楽しくなかった。

 

母親がガラケーからiPhoneに機種変更するというので実家に呼び出された。

今日日、機種変更如きで店が得る利益など大したこともなく、クレーム等のリスクの方が圧倒的であるからしてかなり丁寧に対応してくれるだろうに機械に疎い=騙されるという構図でもって(まあそんなニュースもありましたけども)怯える高齢者の為に大人しく護衛を勤めた。

知識が豊富な奥さんが主に対応してくれた為、僕はほぼ言葉を発さずに「空気さん」とあだ名がついてもおかしくないくらいの存在感であった。

その癖、帰り道にお腹が減ったのでマクドナルドのドライブスルーでビッグマックのセットを購入して貰い、モリモリと食べた。

親の車でドライブスルーに行くのも、親の金でビッグマックを食べるのも15年ぶりくらいな気がして感傷的な気分になった。そもそもビッグマック自体も15年ぶりくらいに食べた気がする。別に好きじゃないのに何で選んだんだろう。謎。

でもまあ、この歳になっても親の金で貪るカロリーは最高。そして己の不甲斐なさ。

 

奥さんが実家のネット環境及びiPhoneの老人設定(フォントサイズやアプリ導入など)をバリバリこなしてくれるので、僕も何かせねばと思い文字の入力方法やLINEの送り方を母に教えた。

とりあえずフリック入力ではなく、ガラケーと同じように連打で入力する方法で教えているのに文字が打てないという現象に衝撃を受ける。実際のボタンがないと戸惑う様子は動物奇想天外の実験コーナーの様であったが、頑なにらくらくホン的な、「THE 老人の為のスマホ」は持ちたくないという気持ちも理解出来なくはないので根気強く指導。

老人と自分で認めて選択するときっと一気に老人街道を突き進むんでしまうだろうに、まー気持ちを若く保とうという姿勢は尊敬出来るし子として嬉しくもある。

最終的に戸惑いながらも友人とのLINEのやり取りが出来るまでに成長したので、LINE虐めの標的にならなきゃいいなと物騒なことを考えながら見守る。

自分の母のLINE虐めを危惧する2017年、時代はこっちがボケーっとしてようが淡々と、刻々と進んでいくのであるという実感。

 

日曜日は休日出勤。

またかよという気持ちではあるものの、遊びに行く予定など特に入っていなかったので仕方なく出勤した。

支援したTHE NOVEMBERSクラウドファンディングから小林王子名義のメールが届いて手汗ダラダラに緊張しながら返事を書いた。

内容的にどう考えても王子が僕の書いた文章を読まないと成立しないリターン(支援に対する謝礼のことをリターンというらしい)なので、確実に彼の目に触れる訳で、そんなとんでもないことが許されるのか、恥ずかしくて消えてしまいたい、光栄過ぎて涙が出る、など誰もオフィスにいないのを良いことにバンバン机を叩きながら身悶えつつ返信した。

支援額に対して見返りがもう既に過剰。落ち着いてくれTHE NOVEMBERS、ありがとうTHE NOVEMBERS。落ち着くのは他の誰でもない、僕だよねTHE NOVEMBERS

地獄だろうが何だろうが、取り敢えず目先に楽しみがあればそこまで辿り着くだけの根性を僕は手放したくない。良い日々を過ごすって言うのは、多分そうやって足掻くのをやめないって事なんじゃないかとふと思った。

 

またー。

超カラオケ大会(予選13日目)

連勤に次ぐ連勤で鋼の連勤術師-13日目を逝く者-と正に劇場版の様相を呈してきていた年度末のドタバタにようやく無理やり終止符を打って、鎮火はしてないんだけど炎上しているビルを眺めながら優雅に日曜日を過ごすというスタイル。実に煙いが暖かい。煙を吸い込まぬ様に身を低くして飲むミルクティーは特別甘い気がする。

 

莫大な借金と引き換えに手に入れたマンションの設備の変更をやってくれるらしく、その合同説明会みたいなのに出席し、自分が世間的に大人であるのだという衝撃を受ける。30過ぎても未だにこういう衝撃を年に50回くらい受ける。いい加減慣れろよ。

ニュースに取り上げられる住民説明会は大体が大荒れなので、ヘルメット及び安全靴を持たずに参加してしまう自分がジャングルに丸腰で放り込まれた人の様に思えて不安に駆られた。

更に到着が早過ぎたせいで最前に座らされた際には住民と施工会社の板挟みにて揉みくちゃにされ、最終的に圧死するのではとハラハラする未来を予見していたものの、両者非常に穏やかを通り越してえ?大丈夫?コミュ障同士のお見合いですか?くらい淡々と、何の盛り上がりもなく終了。お互いの利害が完全に一致している圧倒的な一体感が漂っていた気さえする。

無事に帰れるなら何でも良い。ニュースのバトルドームばりに超エキサイティングな住民説明会はフィクションではないだろうかという気分になる。プリキュアと同じ枠くらいのフィクションであって欲しい。あいつらも大義名分でもって比較的気性荒めに殴る蹴るするから。

それにしても、これ以上住み良くなるとか住民を甘やかし過ぎな気もするのだけれど、まーやってくれるってんならこちとら甘いものは別腹なのでお願いしますって感じだった。ついでに近所にコンビニと図書館を建てて下さい。あと行きつけの美容室とスタバ。

 

あとは怒涛の連勤のストレスを発散する為に奥さんに付き合って貰ってカラオケ。

僕がT.M.Revolutionを、奥さんがポルノグラフィティを只管歌い続ける狂気の宴となった。

セットリストとしては、ハートオブソード→レベル4→蒼い霹靂→ワイルドラッシュ→ホットリミット→ホワイトブレス→バーニンクリスマス。何かもう一曲歌った気がする。

初期曲ばっかなのは思い入れの差としか。

ホワイトブレスはキーを標準より1つ下げないと上手く歌えないので普段はもっぱら聴く専門なのだけれど、この季節はホラ、やっぱ歌っとかないとみたいな気持ちになってしまい挑戦。後も軒並み標準キーで歌っており、原曲キーで歌えるものは1つもない。

お世辞にも上手いとは言えないものの、大きな声を腹から出してスッキリした。カラオケは楽しい。

別に上手くないT.M.Revolutionばかり歌う可能性を考慮した上で一緒に行ってくれる人を随時募集中です。ご応募お待ちしております。

残りの時間はあれでもないこれでもないと適当に歌う。UVERworldのエンドスケープは散々言っているもののやはり1番の壮大さに対して2番の歌詞の庶民派っぷりがヤバイスターウォーズがドカドカやってる横に鳥貴族がオープンしている様な気持ちになる。フォース覚醒した?じゃあキャベツおかわりお願いします。

 

g.u.のセーターがお気に入りで着倒していたら1シーズン持たずにヘロヘロになって来たので悔しいけれどUNIQLOでニットを追加購入した。

酷使し過ぎなければ1シーズン保つハズなので、今後もg.u.を時々は使っていきたい。

2万円のシャツと800円のセーターを着ると2万円が完全に800円に引っ張られる印象がある。

完全に自分の気品の無さに依るところであるので、大人のマナー教室みたいな所に通って茶室で作法を云々し最終的に芸者遊びを経てのど自慢大会に到達したい。あれ予選2000組くらい応募あるらしいですよ。凄くね?全国中継のカラオケだぜ?

 

またー。

沈黙してもいいし沈黙しないでもいい。

最近、考える事が多過ぎてこめかみに鈍痛が常駐。

眠る寸前まで雪の重みにミシミシいってる感じで自分のモノじゃないみたいに気怠い。うぜー。

大阪第3ビルだか第2ビルだかに有名な占い屋さんがあるらしくって、縋るっていうか頼るっていうかどんなもんじゃいって斜に構えつつ行ってみようかなと思って、休日出勤した帰りに会社から歩いていったんだけど余りに寒過ぎて途中でローソンでLチキ喰って、風邪のひきはじめっぽかったので葛根湯を飲んで帰った。

この日最初の食事は16時だった。悪い油が沁みて涙が出た。

それにしても気持ちが沈んでいると体感温度もグッと冷え込むんだろうか。ガタガタいいながら地下道を歩いた。

半袖半ズボンで歩いてる外人がいて少しその結び目が緩んだ。

オー、サンキュー、サンキューベリーマッチョ。

この、目の前に「ホイッスル!」の間宮茂が100人並んで醤油垂らしたプリンをグッチャグチャにかき混ぜている様な状態は少しずつ終わっていくと解っているので、まあ無事に全部納得いったらいいな。

流石にLチキ1つで1日の食事を終える訳にはいけないのでスーパーに立ち寄った。

ルフレジで財布の小銭と格闘していたら、その間にレジのおばちゃんが僕の買ったものを綺麗に全部袋詰めしてくれた。

暇だったんだろうけど、とっても有難かった。こんなに優しくされるべき上客なんかじゃないのに、と思いつつ退店したものの、脳裏に苦い記憶が蘇る。

何故だか解らないが、小学生の頃に壮絶なババモテ期を迎えたことがあった。

可愛い上に品行方正な子供ではあったものの、それでは説明がつかないくらいあらゆるクラスメイトの母親から可愛がられ、お菓子を与えられるという時期が続いた。

それ全てに素直に感謝し、バクバク食べてしまったが為に太り、劣化すると次第にモテ期は終焉を迎えた。

この、芸能人を持ち上げてから叩く構図に近い経験から僕は与えられるもの全てに感謝はすれど根拠が曖昧であれば断っても良いという事を学んだ。

なんの話なんだろう。よく分からない。

バモテ期の再来だったらどうしようと危惧していたけれど、その後特に何もないので杞憂であった。

 

休日出勤の為に奥さんとお昼に梅田で待ち合わせてカラオケにいった。デートっぽくてドキドキしたものの、言うても休日出勤のせいなので言えず。

T.M.Rの突キ破レルを歌ってみるものの全然突キ破レズ、彼の偉大さを思い知るだけで終わる。そして喉は呆気なく死亡。

あと黒い靴を二足買った。

一足は僕が決め切れず、延々待たせていた奥さんから僕へのクリスマスプレゼントとして買って貰い、もう一足は仕事用の靴でこちらは入店10秒でこれでいいやと自腹購入した。

靴など普段買わないもの程何故か同日複数買いしてしまう傾向にある。

その靴を持って映画「沈黙」を観にいく。

上映時間は3時間。

長え、が、素晴らしい作品で、観終わって体重が落ちたんじゃないかと思うほどグッタリした。

考えさせられるを通り越して考えずにはいられないというか、出来事全てが一本の糸なのにその一本がグチャグチャに折り重なっててどこが端っこなのか解らないで途方に暮れてしまう。

正解って何だろう。

とりあえず日本人キャストの凄まじさに対してエンドロールに突如現れるEXILEの文字の膝カックン以外は兎に角ズドンとくる映画だった。

もう一度観たいけれど、色々自分なりに消化して見返すと思わぬ一撃を喰らってしまいそうで本当に怖い。

 

月曜日、有休が半休に成り下がった上に飲み会。同僚は皆大好きだけど、どうしても最近目が死んでしまう。

半休の残り少ない時間をこの日記を書くことに費やしている。貴重な文字がこんなに暗いのマジどうかしてるぜ。

それにしても沢山考えることがある。

頑張りたい。

 

またー。

時効を迎えた秘密の話。

秘密にしても意味なんかないから書く。

これは、大森靖子さんがいつだったか「秘密を教えて」とTwitterで募集していた時に送った出来事で、ずっと、音楽リスナーとしてあるまじき行為だと恥じて言えなかったクソエピソードで、奥さんにも言えずに過ごしていた。

だけど、実際一度話してしまうと全然大した内容ではないのではないかと感じられる様になった。

懺悔という気持ちはもう今は無くて(そもそも懺悔すべきは僕ではない)、ただの思い出として書く。

 

それは大学1年生の6月だった。

僕は本とCDを取り扱う店でアルバイトをしていた。時給は安いけれど、社割で本やCDを買える事に利点を見出し、仕事も体力勝負な所がある(CDは大した事ないけど本を満載した段ボールを持ち上げるのは体力と腰痛への対策が必要)けれど楽しく勤めていた。

大学デビューを早々に諦め、高校時代と似た様なコミュニティー(仲良い人から順に中退していく地獄の集団)に所属していた僕は友達との夏休みの予定も無く、年上の攻撃力に特化したDV彼女とも別れて何の楽しみも無かったので、どうしてもロックインジャパンフェスティバルに行きたかったのだけれどお金が無くて途方に暮れていた。

チケットは雑誌の先行販売で手に入れていたものの、旅費が圧倒的に不足しており、親に借金するという発想に何故か至らず、半ば諦めていた。

その年のロックインジャパンELLEGARDENアジカンが初登場するという事で、どちらも好きだった僕は絶望しつつレジでずっとベルセルクを読んでいた。

 

そんなある日、バイト中に財布をロッカーに入れっぱなしなのに気付いた僕は先輩に断りを入れ、事務所に取りにいった。

そのバイト先のロッカーは共用で鍵もなく、貴重品は各自で管理することが求められていたのでさっさと回収して作業に戻ろうと思いながら事務所のドアを勢いよく開けた。

いつもはノックをするのだけれど、頭は慣れないながらも楽しく感じていた商品発注の手順の復習で一杯だった為、忘れていきなりドアを開けてしまった。

 

そしたら、対面してしまった。

驚いた顔で抱き合ったまま此方を振り返る店長とパートのおばさんと。

「失礼します」

と後付けで慌てて付け足し、そちらを見ない様にしながらさっさとロッカーから財布を引き揚げて持ち場に逃げ帰った。

二人とも既婚者だったよな、パートさんの娘さんにバンプのCD貸したよな、事務所で不倫すんなよ、安月給だと外で会うって発想にならないのかな、ていうかこれから僕虐められたりすんのかな、居場所なくなって辞めることになるのかな、気に入ってたのにな、発注作業をしながらそんな事を考えてその日のバイトは終わった。

帰り掛け、店長に声を掛けさせる隙を与えず他のスタッフと一緒に逃げる様に帰ったので、翌日のシフトが本当に憂鬱だった。

 

バックれようかな、と思いながら眠りについたものの、目が覚めてみると不思議と「何もしてない自分が居辛くなって辞めなきゃいけないんだよ!いざとなったら社長に全部ブチ撒けて最悪でも道連れにしてやる!」とよく分からない怒りに思考が振り切れており、普段より早くバイト先に入るというキレある動きを披露するに至った。

不思議な事に店長にもパートさんにも何も言われず、勿論嫌がらせも受けずにバイトを終えた。店長と二人きりになったタイミングでもB'zのベストアルバムが何枚目だの、それであんだけ売れるの意味わかんないよねみたいな話をしただけだった。

無かった事にしようとしているなら、それで良かった。別のバイトを探すのも面倒なので僕としても好都合だった。

不倫してるとは言え、店長もパートさんも嫌いでは無かった。このまま黙認して済むならそれで良いと思っていた。

家に帰って、レポート課題をしようとリュックに手を突っ込んだ時、固い紙袋の様なものが手に触れた。そんなものを入れた覚えが無かったのでリュックを全開にして覗き込んでみると、本当に見覚えの無い紙袋が入っていた。

得体の知れない紙袋の中にはG-SHOCK音楽ギフトカードが1万円分入っていた。

それとメモが1枚。

「これでどうか内密に」

店長の上半分がやたら狭く、下半分が長いモデルの股下の様な癖字で書かれていた。

これは買収というものだろうか。不意打ちとも言えるプレゼント攻撃に対して気味が悪いのと気持ちが悪いのでクラクラした。それ以上に、こんな事をしないと黙ってないと思われた事があまりにショックで震えが走った。今すぐ捨てたい。

もう今晩はレポート書けないな、どうにかして寝ようと不安定なメンタルのまま席を立とうとした時に、壁に画鋲で留めてあるロックインジャパンフェスティバルのチケット代払い込み済みの半券が視界に入ってきた。

プレゼントされたものを使うのは死んでも嫌だという気持ちがあり、ただ突き返すとバイトを辞めないといけない展開になりかねないという面倒さもやっぱり根強くあった。

だからこれを売り飛ばして旅費にしようと思った。

 

翌日、学校帰りに梅田まで足を伸ばしてG-SHOCK音楽ギフトカードを売った。合計で2万円くらいになった。

僕はそのお金で東京を経由して茨城県ひたちなかに行って、エルレアジカンを観た。

エルレは観たことがあるものの、アジカンは初めてだったので、ライブが終わった途端に初めてのアジカンを何だか汚いお金で観てしまった様な気がして無性に泣きたくなった。

待ち望んでいたアジカンとの対面を自分の手で歪めてしまったのだという後悔が凄まじく、そこでようやく親に借金すれば良かった、あんなもの勢いに任せて捨ててしまえば良かったと思った。

バイトを頑張って遠征した、と純粋には言えない自分が恥ずかしくなり、結局適当なタイミングで会場を出てホテルに帰ってしまった。

その場で初めて聴いた新曲のタイトルが「リライト」だったのはちょっと変に出来過ぎていた。

 

翌朝、大阪に帰る為に立ち寄った水戸駅バイト先にお土産を買った。売り飛ばして得たお金の残りをお前たちにも食わせてやる、という気持ちで残っていた2000円でお菓子を買った。

僕は、それ以降も秘密を口外することなくバイトを大学卒業まで続け、その間店長もパートさんも在籍し続けていた。関係が続いていたかは知らないけれど、仲は変わらず良さそうだった。

そこから最初にいなくなったのは就職に合わせて辞めた僕で、その後は何も知らない。辞めてからは一度も店に顔を出さなかった。

 

これを書きながら、まだ店はあるのかなと調べてみたら閉店したという情報を見つけた。

面白くも何ともないけど、これでもう本当に終わりだから、こんな日記があってもいいかと思ってこれを書いた。

それだけです。

 

またー。

床暖房スニーカー開発秘話。

年末年始、怠惰に怠惰を重ねた。

スタバ風に言えば「トール、ホットの怠惰に怠惰を追加で」くらいのレベルで怠惰に過ごしたせいで長文を書くという自分の病と呼んで差し支えない性質が急激に鈍化した。

これが冬眠かも知れない。

このまま穏やかに月日が経ち、春の訪れと共に徐々に文章が長くなるのも良いかと思うものの、人間は冬眠などしないし、僕のソウルメイト通称北欧の藤崎竜ことムーミンですら冬眠する種族の癖に「何故だか目が覚めた」というウッカリで一冬起きっぱなしで過ごす事もあるので、もう冬眠なんて幻想通り越して幻想魔伝かつ気分によるのかも知れない。床暖房入れて朝までパーティー出来る時代だぜ。床暖房スゲー光熱費高くてマジ退くので最近では床暖房の上にホットカーペットを敷き、ホットカーペットを使って床暖房気分を味わっている。

そうやって暖をとりながら、随分前に芦屋に住みたいが為に備え付けられていたウォシュレットすら外して水道代を節約している人の話を聞いたのを思い出した。

その話を聞いた時には、そうまでして身の丈に合わなくとも住みたいと思って貰える芦屋ってスゲーなという気持ちと、憧れの代償とは言えそんな貧乏臭いことをする大人になりたくないなという気持ちが入り混じったのをよく覚えているが、どことなく似たような状況下にある。

まあ僕の場合は引っ越してガス機器の点検に来てくれた業者のおっさんに教えて貰うまで自分の家に床暖房が備わっている事すら知らなかったので憧れの代償でも何でもなく、ただの代償なのでドラマ性も思い入れもないしより悲惨な気もするんだけど、お客さんが来た時にだけ使うカッコイイ機器として割り切って活躍して貰っている。床暖房にそれ以上の必要性は今の所感じていない。この程度の温もりでこの光熱費!?という感覚から脱せない。安全な暖房器具ではあるけれど、寒いから温かいお茶を飲もうと700円払ったのにぬるいお湯が出てきたみたいな気持ちになる。許容出来る豊かさを身につけたい。

そんな訳で今年もガンガン話が逸れているけど無事に休みも明け、仕事と親密にならざるを得ない日常が戻ってきたので順調にストレスも溜まり、それに比例して文字数も自然と帰ってきている。みんなーおかえりー!

複雑な気持ち。

 

それはそうと、随分長いことスニーカーを探している。

ある日、道端で見掛けた女性が履いていたベースがカーキで部分的に黒があしらわれたナイキのスニーカーがあまりに好みで、自分のスニーカー(普段あまり履かない)がボロボロなのを思い出して買い換えようとなったのがキッカケである。

どれだけ好みだったかと言うと、同性だったら意を決してどこで買ったか聞きたいくらいの衝動だったと言えば少しは伝わるだろうか。

流石に道端で鼻息荒い男性が靴の出自を聞いてくるなど事案以外の何物でもない。それは玉山鉄二でギリ許されるくらいの気持ち悪さである。

そんな訳で、それを理想に据えてのスニーカー探しが始まったのは12月の頭であった。

結果を述べると、1月の上旬も終わろうという現在、未だに先述のナイキのスニーカーを超える物にも並ぶ物にも出会っていないので購入に至っていない。

所持しているスニーカーがボロボロではあるもののまだ履けるかな?くらいな現状が危機感の無さを助長している気もする。完全に失ってからでは遅いというのに人間とは愚かな生き物である。

ただ、何店舗も靴屋やスポーツブランドの路面店などに足を運びスニーカーを見て回ってこれだけピンとくる一足が無いのだからそもそも欲しいのかも怪しい。

どちらかと言うと履きたい一足を通り越して運命的にピンとくる一足を探して何店舗も回っているという気もする。彼氏がいるのに運命の相手を探して合コンを荒らして回るOLの様な存在になっている。

順調に目的がズレて執着に変貌を遂げつつある。そこまでして出会ってしまったら履かずにガラスケースに入れて飾り奉りかねない。

それでは本末転倒なので無難でシンプルなスニーカーをさっさと手に入れてこの熱を散らした方が良いのではと最近では自分でも思っている。さっさとABCマートでもイオンモールでも誰でもいいからどうか助けてください。

 

またー。

お正月の勝手が判らない'17

正月の過ごし方が未だにしっくり来ないので不安定になってしまう。

実家は僕や妹が宿泊も出来ない小さなマンションに引っ越してしまい、年末の忘年会という名の食事会のみで解散。正月に寄り付くアテを全く用意されておらず、親がどの様に正月を過ごしているのか知らないまま4年が経とうとしている。実家に下着の一枚も置いて貰えないという現実はそこそこライトに勘当されている可能性もある。気に食わない事があるなら言ってくれ。(連絡を寄越せとは言ってくるのでただ食事の用意が面倒なだけという可能性はある。血は争えない。スゲー解るよその気持ち。)

そんな訳で、結婚してからというもの正月は奥さんの実家にお世話になっている、というか厄介になっている。

心苦しいし、美味しいものを沢山食べさせてくれるので腹も苦しい。神・様っ(RADWIMPSの有心論の歌い方で)

奥さんの実家は非常に文学的というか知性を感じさせる家庭で、自分の実家のやれコブクロだやれ福山雅治だで盛り上がっている様とはえらく勝手が異なり、時々場違いなところに来てしまったと恐縮するも、かと言って実家のコブクロだの福山雅治だのにも僕は全くついていけずにボンヤリしているので、どうせならちょっとした知識になりそうな奥さんの実家の方が断然有益だと思って満喫させて貰っている。

今年は仏教から新興宗教が派生する経緯の話などを一言も発さずに心にメモし(でも既に全然覚えてない)、知的な表情を浮かべで場に参加している体を装った。南無三っ。

 

今年の滞在中のハイライトとしては義兄の流行がかなりメジャーに振り切れていたことが挙げられる。

落ち着いて大人しい義兄はどちらかというとナード寄りの性格をしていて物腰も柔らかいのだけれど、何か拾い食いしたのか頭でも打ったか完全にピコ太郎に魂を売り渡しており、好きあらば例のネタをぶち込んでくるという悪魔憑きの様な有様だった。

そもそも義兄が50 Centの様な風貌でヒップをポップしがちな、最悪SUM41の様な高校生のまま歳喰ったDQN的な出で立ちであればその流れを汲むのは理解出来るし、色々潔く諦めて営業的なリアクションに終始したいが、穏やかな風貌に穏やかな性格、穏やかな酔い方と何もかもが穏やかであるが為に、その義兄が良く分からないタイミングでピコ太郎のモノマネをブチ込んでくる現実に精神的に追い込まれ、愛想笑いのレベルが超進化するに至る。一体義兄の身に何が起こったんだろう。仕事でとんでもない悩みを抱えているのか、もしくは自称占い師に洗脳でもされていないかと一家騒然。最終的に穏やかの域を突き抜けてお酒が過ぎた義兄はドグラ・マグラを延々暗唱しながら眠りについた。笑う。

僕はと言えば最終的に結構展開を面白がって眺めていたし、ようやくこのイベントの参加を経て家族の輪に入れたんじゃないかとまんざらでもないが、義兄の2017年がせめて幸多きものとなります様にと祈らずにはいられない。

 

あとはアントマン、オデッセイとハリウッド映画を立て続けに観た。普段、好んで観る類の映画ではないが、何となく付けっぱなしになっているWOWOWで最初を観てしまうと最後まで観てしまうもので、尚且つ自分で選択していないので何の前情報も無しに観れて面白かった。

今は月額幾らで好きな作品が観れる時代ではあるのだけれど、そんな時代になろうが意外と映画を選ぶという時点で頓挫してそのまま観ないで過ごす様な人も多いのではないかと思う。

WOWOWの様に誰かが選択した映画を観ると興味の外側から新しい世界がやってくるのでたまには良いなと思ったし、1000円とかで日割りやってくんないかなーとボンヤリ考えながら観た。(月額500円とかであるのは知ってるが選んで欲しいので手間賃を上乗せしている)

marvelシリーズはマッチョなキャラや世界観が多いけど、作ってる側が極端にナードでギークなせいかオタク心を擽るポイントが沢山ある。全然観たことが無いのだけれど、また機会があれば観たい。

 

正月休み中の最大のトラブルと言えば、年賀状問題について記しておかねばなるまい。

喪中、喪中、面倒で出さずという3年を過ごしてきた4年目の今回、元同期が送ってくれるというので印刷済みの年賀状を購入した。

まず選択としてミスをしたのだけれど、購入した年賀状は1/4程度のスペースが空白となっており、そこそこ広大なメッセージ執筆スペースが設けられていた。

そこに一言だけコメントするとかなりスカスカであると飲み会の席で漏らした所「それは埋めなきゃ駄目だよ!書いてあげなよ!マナーだよ!」と言われ、酔って素直に感心した僕は「もう何年も出してないから知らなかった!ありがとう!」みたいな返事をし、実際結構みっちりとメッセージを書いた。(大した枚数じゃないけど)先輩には父の日の手紙レベルで日頃の感謝を、後輩には担任の先生かよというくらい温かいメッセージを書いた。

そして帰省から戻りポストを開けて愕然。メッセージは一言、もしくは無しが主流で僕が投函したメッセージ満載の年賀状が存在として滅茶苦茶重たいものに成り果てていた。

勿論、メッセージは書けるのならば多い方が好ましいという気もするけれど、単純に騙されてしまったことが酷くショックで新年早々人間不信に陥りそうになっている。

性格的にパーンと明るい訳でもないので、文字数の分だけ存在感が重い方向で作用する可能性が大きく、出社拒否及び訴訟を視野に入れて対策を練りたい。

僕は本当に怒っていますよ。

 

結果的にその怒りをライトオンのセール価格となったパーカーを購入する事で紛らわせるに至る。

バーガンディー色の温かそうなパーカー。バーガンディー好きなんですよね。何か響きがインドの神様みたいな名前だし。

 

今年もよろしくお願いしますね。

 

またー。