性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

4月に聴いた音楽のまとめ。

聴いて良かったやつらです。

 

ZEDD/CLARITY

引っ張り方が秀逸で続きが気になるアニメを一気見する金曜日の夜。

 

Knife party/Abandon Ship

US版ONE PIECEならやりかねない。

 

tricot/THE

スポーツ推薦の無邪気な女がスーパーでスゲー試食しまくる。

 

sora tob sakana/

フラッシュ暗算全国大会〜小学生の部〜

 

Foals/HOLY FIRE

サンフランシスコのチャイナタウン。

 

またー。

アマゾンプライムビデオで観た作品の記録(2018年春)

アマゾンプライムビデオを相変わらず利用しまくっている。

鑑賞して良かった作品を記録しようと以前まとめて書いた事があったんだけど、今回はその続編記事です。

相変わらず俺はプライム付いているという話。 - 性格の悪そうなBLOG

↑前回はコレ。

良かったものだけ書くと自身がアマゾンプライムビデオにどれだけ時間を差し出し、自ら吸い取らせているのかという危機感が薄れる為、今回はそこまでハマらなかったものも含め、兎に角観たor観ている作品全てを書いてみる事にした。

打率を明確にすれば自分の好みやら選球眼が鍛えられるんではないか、そうなったら良いなーという欲もあるのだけれど、まあそんな上手い事いくハズもない。ただ観ているだけなのだから。

 

■デッドストック〜未知への挑戦〜(ドラマ)

都市伝説や心霊現象をテレ東スタッフが解明しようとロケに挑むドラマ。

最初の4話くらいが本当に怖くて目を覆いながら観ていたんだけど、途中からタガが外れたかの様にえ?今のギャグですか?くらいの勢いでおかしな方向に舵を切っていてSPECを思い出す「暴走かと思いきやこっちをやりたかったんですよ」という、本来の目的こそはたから見て暴走という類の作品だったのにビックリした。

全11話なのに10話で大団円し、11話でドキュメンタリーの大御所監督に急にアンカーを託すという三段オチかよという大振り、もうホームランしか狙ってない感がいっそ爽やかでセンバツ高校野球21世紀枠を応援している気持ちで村上虹郎くんを愛でる。エンディングがUAで、これまた後半の本編パートとボンヤリ連想させる何かが仕込まれていて効いてくる。

その最終話はオカルト番組の作り手としての視点で上手いこと撮られていて、何か起これば良いのに、みたいな期待、悪く言えば御都合主義の誘導編集はこうやって生まれるんだなというリアリティが後からジワジワ意味を持ってきて、ドキュメンタリーも結構フィクションめいた側面があるんだなーとしみじみ感じた。

怖いのは苦手なんだけど、どう考えても怖さに振り切っていた時の方が面白かったのでお好みでどうぞ。

 

魔法少女俺(アニメ)

考えついた時点で勝ちだろコレみたいな設定とそれを上手く活かしたビジュアル。あとは主人公の歌が下手なのが生々しくて良い。

やり取りがツイッターで見かけるネタ会話ツイートみたいでサラッと観れるかと思いきや絵もテンポも非常に悪いのでテーマ以上にそこで好みが分かれてしまう気がする。ツッコミやら呆れパートの間が伸びてる。

原作が未読なのでとても読みたい。

まだまだ始まったばかりなので観続けるつもり。

 

■鬼談百景(映画)

怖いのと笑いが隣接しているんではないかと思わされる作品だった。

めっちゃ怖いと思って観ていたのに何か面白くなってしまって笑ってしまう話もあり、スレスレを狙わないと怖くないし、そのスレスレを超えてしまうと笑いになってしまうんだなという感覚を確かめたくて大体怖いのに2回観てしまった。2回目を観たので前にも書いた気がするんだけど感想を書く。作品として面白いかと言われると普通。

ただ、鬼談百景に出てくる幽霊は肉体的な描写に儚さがなくて触れられる感じが怖い。何も知らない物語と関係ない人が幽霊と気付かずぶつかるシーンがあって、何でもない様なシーンに撮られているんだけどそれが個人的に滅茶苦茶怖かった。ただそれを肉体が躍動するレベルまでやられると笑ってしまうので、境界線ってあるんだなーという気付きをくれた作品だった。

残穢」の主人公の設定へ受け継がれる作りなのだけれど、残穢は原作がどうしても実生活に落とし込んで想像してしまうという意味で怖過ぎるので映像としては観たくないという気持が強い。どうしたものかなー。

 

メガロボクス(アニメ)

公式による近未来版「あしたのジョー」なので割と渋いし、なんかあしたのジョーで観た気がする!という展開もあるんだけど、冷静に考えるとあしたのジョーをアニメは愚か漫画ですら読んでいない世代なのでこの既視感は全て「後世に伝えたい名作アニメランキング」みたいな奴で観たあしたのジョーやら巨人の星なんかの断片的な情報が構築した幻な気がしている。

まだ始まったばかりで「メガロボクス」なるギアとボクシングが融合した近未来競技ならではのスリリングさは堪能出来ていないんだけど、最近のアニメでは珍しいくらいに強い状態から更なる強さを目指して逆境を這い上がるという泥臭さがあって、どんな対戦相手が登場するのか楽しみになる。

主題歌が誰だよこの暑苦しいやつと思ったらLEO今井だった。引き続き観る。

 

BLACK LAGOON(アニメ)

無法者が集まる街でドンパチするアニメ。全24話。続編もあるけれどプライムにはないので観てない。

ハードボイルドで一貫した価値観をそれぞれが持っていて、甘く無い所が良かった。

後味の悪さも、救いのなさも淡々と描かれていてついつい続けてサラサラと観てしまった。主人公のロックが本当にウザいんだけど、それは一般人らしさをずっと失わないでいるせいで立ち止まり方が視聴者と一緒だからではないかと感じる。ぶっ飛んだ人ばかりの世界をロックを通じて観るという視点は単純に強い奴らのドンパチが好きという人からすると好みの分かれるところだろうなと思う。

バラライカというキャラクターが滅茶苦茶格好良い。バラライカ目当てで原作にも手を出したいくらい良かった。

残念ながら2期はプライムビデオに提供されていないのでレンタルなどでそのうち見れたらいいなと思う。

 

野性爆弾のザ・ワールド・チャネリング(バラエティー)

OPがとても長い。

野性爆弾とゲスト(もしくは準レギュラー)がロケに行き、その一幕をクイズ形式で出題するという番組。

ドキュメンタルやマジ歌選手権で野性爆弾をちゃんと認識する様になったライト層なので「どんな芸人なんだろう」という気持ちで見始めて、何だかんだシーズン1と1/2の公開されている分を全部観ていた。

破天荒かと思いきや基本的に繰り返しが多く、行動パターンも一定で、最初は「マジでこんなことする人いるんだ」という感想なんだけど、繰り返されるうちに「これが持ちネタに出来るってスゲーな…」という気持ちになる。若干退いてしまうし、段々癖になってきて単純に笑ってしまう。

番組として成り立っているというよりは野性爆弾のネタとして成り立っている作品だと思う。

第一回で笑えなければ以後観ないでも全然大丈夫だと思える清々しさが良い。

 

また作品数が溜まったら書きます。

皆さんも用法容量を守って(人として)正しいアマゾンプライムライフを。

 

またー。

影が薄い猫の鳴き方及びアップライジング。

近所の池に可愛い猫が住み着いており、見かける度に可愛いねーと声をかけているんだけれど、これは映画における車窓から女の子にヒューヒュー言ってドライブに誘う軟派な男(しかも運転席ではなく助手席に座っている、車の所有すらしていないただの同乗者。パニックホラーなら最初に大体死ぬ)の様ではないかと気付いてかなりのショックを受けた。

かなりのショックを受けたのに相変わらず見かける度に声をかけている。映画と同じかそれ以上に微塵もリアクションが貰えないのに全く懲りていない自分のメンタルにちょっと退いている。動物相手となると見境がない。

 

会社の歓迎会や同期飲み会などで飲み会が続く。

年末年始に理由をつけて飲み会をしていたハズがまたしても理由をつけて飲み会を催される季節。ただここを乗り切ればまた年末年始くらいまでは比較的穏やかに過ごせるのでは、という淡い期待で乗り切っている。

会社の中でとにかく目立たない隠密っぽい立ち位置だと自認しているものの、周囲の体育会系の空気と存在として馴染みにくいところがある様でかなり目立っているという情報を馴染み過ぎて目立っている先輩社員に頂戴する。

何よりも問題なのはこの目立ち過ぎている先輩社員と僕が特に接している時間が長いということである。馴染み過ぎている奴が浮き過ぎている奴を連れ立って歩く。漫画か。実写化待った無しの漫画か。実写化の際は是非僕の役を山崎賢人さんに、先輩の役は戸田恵梨香さんでお願いしたい。サインして欲しい。

まだまだ解らない事が多い中ではあるけれど、そこそこ仕事が出来ている様なので勝星を計算出来る先発ローテの一角としてシーズンを通して活躍したい。理想としては悪い時も大崩れしない、神掛かってはなくとも安定した成績のサラリーマンでいたいと思っている。詳しい人だけが名前を知っている、的なのが理想である。メジャーはそもそも目標にしていない。

ストレス発散の為のキャラクター雑貨が増え、ストレス発散に一役買っている筋トレのせいで身体も若干大きくなって、入社当時と出で立ちの悪目立ち率も大きくなってきている気もするので、その辺りも少しずつ、確実に目立たない方法を模索しなければならないと自負している。

部署に配属された新人さんの教育係を仰せつかっているので新たなストレスフラグも打ち立てられている様なものであるが、無事そのフラグが見えない様に大回りで迂回してゴールデンウィークまで生き延びたい。

 

映画を観たので感想。

パシフィック・リム〜アップライジング〜」を観た。

怪獣と巨大ロボットが闘う映画である。

セルフで対策しておかないとネット評が入ってくるのはウイルス対策してないパソコンがジャックされてもしゃーないみたいな話で微妙に納得いかなさがあるんだけど封切り当日に行かない方も悪いので「ですよねー」で済ませられる。ただ、前作の感想で自分のところまで聞こえてこなかった「物語の緻密さ」みたいなのを求める声が散見されて、そっちは異議申立てたい気持ちになってしまった。

大体、前作から大味な映画である。

カレー屋に入ってフランス料理のコースを注文するみたいな事を言われても困る。いや僕はシェフではなく、カレーが食べたくてカレー屋にやって来た客で、その隣でコース料理を注文したお客さんが文句を言っている、フランスではこんなことなかったみたいな事を言っている気分である。

そんな気持ちもありつつ観た本作は「カレー!おいしい!!」みたいな前作と異なり「カレー!カツ!エビフライ!チーズトッピング!おいしい!」だった。

カレーそのものの魅力がトッピングによってパイを奪われている気もするけれど、これはこれでボリューミーで良いという別の魅力が生じている作品だったと思う。大味さが変わっていなくて本当に良かった。

前作よりも葛藤パートや複雑な国際情勢感が少なく、全機体大盛りにあるであろう特性や性能を露骨に出して説明臭くならないサラっと豪快に無理なく流してしまうのが気持ち良かった。

ランドマークを残しつつ、現代とは異なる発展を遂げまくった街並み、でも走ってるのは車だし服装だってそう変わらないという妙なリアルさが相変わらず綺麗で、ボンヤリと大阪だったらどの辺の風景を残してくれるんだろうと考えたけど絶対通天閣の麓をスラム街として描くだろと思ってしまって大阪にイェーガーが来なかったことに安心した。(地域別コラボポスターでは大阪にも来ているし通天閣が写り込んではいる)

前作を未鑑賞の方は観て誰がどんな事をしてたかを頭に入れてから観ることをオススメしたいけれど、まあ遡っても全然良いのではないかと思う。

僕はランチタイムにビールを2杯飲んでから観たんだけど、程よく頭を空っぽにして派手さを堪能出来たので、それも良かった。

続編があっても違和感がないを通り越してやる気満々な引っ張り方がハリウッド超大作っぽくて笑った。ジョン・ボイエガのチャーミングさと新田真剣佑のムチっと感がそれぞれ似合っていて可愛らしかった。

恐らく次に観る作品は真逆に振り切って「君の名前で僕を呼んで」である。予告を見る限りそんな気配は一切ないのだけれど、「君の名は」みたいな作品だったらどうしようなどと思っている。

 

家でゴールデンカムイが流行っている。

大変面白い漫画ではあるのだけれど、我が家での大流行っぷりには嵐がさっさと過ぎ去ってくれたらという気もしないではない。

 

またー。

リメンバー名探偵ボスベイビー執行人

映画をいくつか観たので感想をダラダラと。

 

水曜日、レイトショーで「リメンバーミー」の字幕版を観た。

他の土地はどうか解らないのだけれど、大阪でディズニー映画の字幕版を観ようとすると映画館の数に対して上映している数が少な過ぎて困る。モアナの時も思ったんだけど、関西人の気質的に「文字読みながら映画なんか観たないわ!」みたいなものがあるのかも知れない。

ただディズニー映画の世界観は字幕版派の自分としては字幕が良くて、そしたらレイトショーになってしまった。

「リメンバーミー」はメキシコの明るさというかポジティブさと生死観がよくわかる作品だった。死んだ向こうにある本当の死について考えると亡くなった身近な人たちのことを思い出さずにはいられなかった。

ただ「リメンバーミー」で一番重たいテーマは「家族の絆」に根付く人格の否定だったと思う。「家族だから許される」という言葉に対しては「だから」が付いている時点で本来許されないことであって、それに何故例外が存在するんだという気持ちになるのでこの作品が描いた家族の掟は自分にとって完全に暴力だった。

主人公の葛藤する姿は痛ましく、それでも迷いながらも前に進もうとする姿が素敵だった。

本当の死があるのと同時に本当の生についても、自身の気持ちを貫くという意味で描いてくれた滅茶苦茶良い作品だと思う。

あとは単純に歌への流れ方、悪役っぽい悪役っぷり、夢のある美術とディズニーの魅力が猛威を奮っていてプリンセスがいないディズニー作品の中では一番好きかも知れない。

最終的にディズニーランドに行きたくなった。

 

土曜日、猫カフェの帰りに映画を2本観た。

本当は「レッドスパロー」と「名探偵コナン〜ゼロの執行人〜」をハシゴするつもりがタイムスケジュール的に一つの劇場で上手く回せなかったので「ボスベイビー」と「コナン」に変更することとした。

絶妙に1作目終了の10分後に2作目が上映で観たい映画をまとめて観れたのでご満悦である。

「レッドスパロー」も観たいのだけれど、今後パシフィックリムの新作も君の名前で僕を呼んでも控えている(というか上映は始まっている)ので難しいかも知れない。

「ボスベイビー」は本当に子供に向けて作っている気がしない映画だった。会話のギャップやら見せ方のリズミカルさなど完全に大人向けのアニメ映画だった。

これは予告編で語られてるのでネタバレでもないので書くけれど、赤ちゃんが「可愛い」の覇権を子犬から取り戻す為に奮闘する映画で、赤ちゃん界からエリートサラリーマン赤ちゃんが主人公宅に第二子として派遣されさあ大変という内容である。

エリートサラリーマン赤ちゃんが大人が言いそうな事を言い、大人が子供から咎められそうな事を言われるという、大人からすると別の生き物に置き換わることによりすんなり受け止められる親切なスタイルだった。自分が怒られてる気がしない。子供の主張が正しい気がして、ただ赤ちゃん相手に言われているので自分に突きつけられている気がしないので子供側に共感出来てしまうのが良かった。

滅茶苦茶可愛いし憎たらしいし、テンポも良く、馬鹿馬鹿しくて凄く面白かった。

直近に観た「リメンバーミー」の家族愛や人の生死に本当の死の定義における重たさと真逆の、全く別の言い方で家族愛の芽生えをスコーンと描いてくれた感じだった。

それなのに「リメンバーミー」の方が子供向けな気がしてしまうのは不思議というか、フックを全世代に周到に用意出来てしまうディズニーの怖さ、そりゃ混雑回避で入園料値上げしても限界まで人がディズニーリゾートに来る訳であるという畏敬の念を抱くと共に、一方で「ボスベイビー」の様な予告ストレートを想定の20キロ増しで投げ込んでくる作品も大変に魅力的なので面白いものを作る人は沢山いるんだなーと感心してしまう。

それにしても海外のアニメ映画は歌う歌わない関係なくミュージカル風の演出と現実パートを自然と切り替えてて言わんとするイメージがとにかく掴みやすい。100説明するより視覚的に50掴ませてた方が飲み込みやすい。アニメ映画におけるミュージカル演出は「おくすりのめたね」みたいなモンだな、などと意味不明なことを思いながら観た。

吹き替え版を観たのだけれど、字幕版でもう一度観たい。映画館で、というより家でピザを食べながら観たい。

あと宮野真守さん頑張り過ぎでエンドロール笑った。

名探偵コナン〜ゼロの執行人〜」は前作が良かったので公開2日目のレイトショーで観た。ムビチケを購入していたのでレイトショー料金が適用されないのが若干心残りだけど、観れることが重要なのであると言い聞かせる。

レイトショーなので子供は入場出来ない。一番大きなスクリーンにほぼ満席に大人が集まってコナンを観るという、かなり濃い風景だった。

ガチめなコナンファンは自分よりどう見ても年上が多く、親にアニメ映画を観に連れてもらった子供に還った気分だった。お父さん、パンフレット欲しいー。

今作はサミットを控えた東京で爆破事件があって、その容疑者として小五郎が捕まってしまうという内容だった。(予告編より)

前作の平次に続き、今作は安室透という褐色のイケメンが大活躍しており滅茶苦茶素敵だった。コナンの褐色は本当に活躍する。胸キュン発言も飛び出す。惚れてまうやろ。

それにしても劇場版コナンで活躍する人は皆、ドライビングテクニックに長けているという次元を通り越してえげつない事をする。アニメなのでスタントという概念はないんだけど、トムクルーズがノースタントでヘリを降下旋回させる、みたいなことを平然とやってのけるので劇場版コナンの後半は大体ミッション・イン・ポッシブルより凄いことになる。アニメはスゲー。

内容は個人的に前作よりも更に自分好みで面白かったと思う。推理モノ(コナンの場合あってないようなモノではあるけれど。ジャンル絶対アクション映画だろ)は何に触れてもネタバレになってしまいそうなので避けるが、主題歌が本当に好きじゃなさ過ぎて僕には蛇足だった。

映画のテーマに沿う様な内容という意味では多分120点なんだろうけど、ガツンとした歌い方で映画の説明をしっかり歌われると疲れてしまう。復習は自分でやるんで大丈夫です、というか。

そんなにテーマを全拾いしなくても良いじゃないですか、普通にもっと映画関係なくカッコイイ歌詞を書いてくれたらいいのにと思ってしまった。

どんな映画か気になる人は予告よりもこの主題歌を聴けば良いくらい映画のイメージを伝えてくれる作品ではあるので、それは本当に凄いと思う。僕が好きじゃないだけなので、好きな人がいたら申し訳ないし、気にしないで無視して欲しい。

 

今年はよく映画をみる年だなー。

 

またー。

お弁当屋さんの仁義なき闘いに巻き込まれる感じのなんか。

平日のランチは基本的に土日に作り置きしたおかずを詰めて持って行くのだけれど、木曜になると作り置きが心許なくなり、金曜には自分の作ったものを食べるの自体が嫌になるのでお弁当を買いに行く様に習慣付いている。

毎回ではないけれど、午前中を取引先との打ち合わせに費やした場合などに通り掛かる交差点に同じ暖簾を掲げながら全く違う方向性を維持したお弁当屋さんがあり、度々そこを利用している。

交差点を挟んで向かい合う両雄の大きな違いはいくつかあるが、まずは店舗型と路上販売型という異なる販売スタイルにある。

今後、店舗型を表千家、路上販売型を裏千家と呼ぶこととする。どう考えても今後書かれる文章を理解するにあたって変換作業が一つ増えるという手間でしかない行為であるが、何かそっちの方がカッコいいのでそうしたい。

ひと手間って大人の余裕って感じでカッコいいだろうが!すまない、急に語気を強めてしまって…。

表千家裏千家共に、営業時間はお昼前からオフィス街の休み時間が終わるまでである。

ここにまず互いを同じ土俵で競おうという心意気を感じている。互いに言い訳を許さないという厳しさとも取れる。交差点を挟みバチバチと目に見えぬ火花が散っている様に思われる。

お弁当はどちらもボリューミーではあるが、そのボリュームの出し方にそれぞれの拘りを感じる。

表千家は兎に角「揚げ物と米」である。価格は最高420円。オススメは唐揚げがどっかん8つ入った弁当と米がパンパンに詰まったパックがセットとなる。焼き物は基本的にハンバーグしかなく、あとは日替わりに何かしらの大きな肉(揚げるか焼くかしたもの)がつく。野菜は申し訳程度のキャベツ。そのキャベツの三倍ほどの重量のマヨネーズが乗せられており、その他はケチャップを絡めたパスタが下敷きになっているのみである。これら全てが何の仕切りもカップもなく盛られて提供される。初めて目の当たりにした際、学食でももう少し控えめだろと驚愕した。

肝心の味は、ジャンキーさが強いけれどもとても旨い。中毒性が高く、どうしても食べたい日もあるけれど不定休なので泣く泣く諦めることもある。

一方、裏千家もボリュームという意味では負けておらずお腹いっぱいになる。しかし表千家と異なり、ひじきの煮物やサラダと認識出来るそれがカップに仕切られ入っている。パスタは表千家と異なりマヨネーズで和えたパスタサラダで、品数が多い分、メインディッシュは若干少なめである。それでもメインディッシュのボリュームは一般のお弁当屋さんより多いと思われる。表千家と同じく米がパンパンに詰まったパックがついて、お値段はやはり420円である。

こちらはジャンキー感がないのでお腹いっぱいお弁当を食べるという楽しみがあり良い。また平日は無休で店を出しているので安心して訪れることが出来る。

気分により両店を使い分けているが、表千家を利用することが多い。

お弁当を買って食べるたびに考えるのは、同じ店名なのに売っているものが違うのは何故なんだろうか、ということである。

僕の予想では、元々このお弁当屋さんは表千家しか存在していなかった。学食ノリのボリュームと中毒性で人気を博していたが、もっと彩りとバランスに富んだお弁当を提供したいと思ったスタッフが店主とぶつかり、ならば己の主張が正しいと証明してみせろと交差点を挟んで向かいに店を出させ、長きに渡り売り上げを競い、現在では認め合いライバルとして互いをリスペクトしている、というものだ。アツい展開、アツい関係性である。

我ながら結構良い線をいっていると思うのだけれど、どちらも別に常連ではないので聞くに聞けないでいる。

果たして真相を知る日は来るのだろうか。

まあぶっちゃけ答え自体はどうでも良いのだけれど、どちらも末長く在り続けてくれたら良いなとは思っている。

以上、金曜に弁当を買うって話でした。

 

またー。

///20180308-20180413///

///ねぇ、君にとっての僕の毎日が永遠に続くだなんて思わないでくれ/画素数が粗い情報を鵜呑みにして詰まらせてしまう生き物だから/ねぇ、僕にとっての毎日が世界で一番幸せだと言われても困るよ/誰にどう思われていても腹の足しにはならないんだから/ずっと満たされたいと願ってきて/ちゃんとコップには底があった/でも何をどれだけ飲んでも渇いてしまう/悲しくなるよ/何を注げばいいのか解らないから/もう///

 

///春だからなんて空っぽな理由で着込んだ/大きめの希望が水を吸って重い/いつかどこかで身動きが取れなくなるだろうけど/張り付いて脱げない/最初からなかった呪いに掛かっていたかった/どうせなら最後まで/最初からなかった呪いに掛かっていたかった///

 

///淡々と宇宙を泳ぐ様に走る夜行バス/間延びした時速80キロが続く/窓の結露で濡れた毛先を呪いながら/頬を伝う水滴はいっそ涙として/オレンジの街灯を数えているうちに/何度目かも解らない浅い眠りに滑り落ちていく///

 

///乾いた泥に残った足跡を流し去る雨を傘も持たずにずっと待っている///

 

またー。

覇穹進研ゼミ勧誘漫画

新書のジャンルは人口減少モノと貧困モノが好きですっていうと何か人間として歪んで逸れてしまっている気もするんだけど実際好んで(というか読みたいなと思って)手に取る新書がかなりの確率でこのジャンルであるのであまり言い訳しない方が自分の為なんじゃないかと思う。

ただ知識を得るというよりは眼前に迫りつつある問題をホラーとして処理している向きが強い。心の準備というか、避難訓練的な意味合いで読んでいる気がしてならない。テストで「これ進研ゼミでやった問題だ!」となる進研ゼミ勧誘の漫画におけるキラーフレーズ的な気持ちになれるのが最も望ましい。

それにしても的確に学生時代のみを狙ってベネッセは絵柄を変えて同じストーリーを描き続ける伝統芸能スタイルの漫画を送りつけてきた訳でその情報網たるや恐ろしい、というより個人情報っていくらでも漏れてんだろうなという気になる。保護っていうかただ悪質な使われ方をされにくいだけっていう、な。

進研ゼミの漫画のキャラが時折二次創作的にバズるのは「狙ってない層に狙ってない部分で受け入れられる」という現象だと思うものの、晩婚化が進む日本において進研ゼミのキャラが大人にバズるというのはその大人が子供をもった際に塾通いなどの選択肢として刷り込みが行われている可能性を有している気がする。漫画大国日本だから。

それにしてもあの勧誘漫画は大人になると普通には読むことが叶わなくなるので余計に読みたい気持ちになる。子供の頃にも読みたいけど手を出さないタイプの漫画はあった訳で、結局各年代や性別でいつでもそういう存在があるんだろうなーと思う。

歴代勧誘漫画が読めるカフェとかあったら行きたい。学習システムの移り変わり、憧れの先輩のスペックの移り変わり、所属する部活の移り変わり、絵柄の移り変わりを堪能したい。根本が揺るがないので同じ曲を指揮者違い、オケ違い、会場違いなどで嗜むクラシックオタクの様に美学のある趣味に昇華出来るんではないだろうか知らんけどっていうかこんな話をしたかった訳ではないんだけどな。何だっけ…。

 

最早何をしてもdisられることで有名な覇穹封神演義。覇穹というより破窮というレビューが轟々と流れてくるのを眺めていて何とも切ない気持ちになる。

ここまで全てが裏目に出てしまうならいっそ褒めてあげられるポイントを探してあげたい気持ちにすらなるんだけど作画以外確かに上手く言えない。主題歌が聴き取れないというのも個人的には封神演義の造形感とマッチしていて好きであるが、もっと良い所をきっちり探して褒めたい。「俺だけが知ってるあの子の素敵なところ」という童貞臭い憧れがどうにも抜けきらないのは、思春期真っ只中で触れていた作品だからだろうか。

これまで封印していた個人情報ではあるが、思春期の頃に王天君の血液にて形成される紅水陣に対抗し、崑崙に精液にて形成される白濁陣なるものを使う仙人がいてはどうかと思いノートに事細かに設定を書いたことがある。我ながら気持ち悪すぎて破棄してしまったが、そのまま突っ走り編集部にお便りを出さなくて本当に良かった。

仙人を死に至らしめる強い酸性を誇る紅水陣は王天君の血液で出来ているが、血液の酸があまりに強いというのはどういう状態なのかが疑問だったので保健室の先生に質問に行ったら、先生は質問を宿題として持ち帰って、後日「腎臓が悪いと思われる。血液が酸性に偏り過ぎると脱力感を伴い、更に免疫力が下がり病気になりやすくなる」との回答をくれた。

王天君の気怠さは腎臓が悪いからじゃないだろうか。仙界大戦の前に医者にかかって欲しい。

優し過ぎだろ先生ありがとうございます厨二に付き合わせてごめんな、でも未だに覚えてるから許して欲しい。

誰かに許しを請うてばかりの人生な気がする。虚しくなってきたのでこの辺で。

封神演義にはなんとか持ち直してもらって良い感じで終わって欲しいと切に願っている。

 

またー。