性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

///20180616-20180711///

///湿気が喉につかえて/言葉にならない感情も/自分にしか価値が解らないのなら/苦しい思いをして吐き出さずとも/大切にお腹をさすって眠る、と出口調査///

 

///感触のない平日をスーツケースに詰めて/海へ捨てにいくだけの休日を繰り返して/もう見分けがつかなくなってしまった皆で決めた普通/真っ赤に熟れたタルトを/本当はあったはずの理想を掴み損ねたこの手で掴んで/美しかった記憶ごと、だらしのないカロリーにする///

 

///偉そうに泣いている人たちが同じ方を向いて暮らしている/微かな違和感が積み重なるといつの間にかズレて見えなくなる様に他人は誤差に埋もれてしまう/ホームで拾った飲みかけの紅茶を流した時に誰かの匂いがしても/俯いて打った正しい言葉が黒い雲になって悲しみを洗い流してしまう/偉そうに泣いている人たちは次々忘れることで永らえている/誰がいなくなったか解らないままで///

 

///エビデンスの取れた川が不自然な均等さで腐りかけた助動詞が浮かぶ海へ流れ込む///

 

またー。

バナナを焼いてビールを奢って貰おう!

日曜日にファーム戦を観に行った事によりブーストでバーストしてしまった推しチームへの気持ちが仕事のストレスとあいまって、そこにトドメの一押しとしてドアラが来阪するという情報を得た結果、阪神タイガース中日ドラゴンズの試合を水曜日に観にいった。

果たしてドアラが来てくれるならど平日の試合だけど行こうとなった阪神ファンの成人男性がどれ程いるだろうかと言う話だけれど、少なくとも僕はそうだったのであと600人くらいはそんなノリだったんじゃないでしょうか。ガバガバ大嘘統計学

仕事は忙しかったのだけれど定時になった瞬間にバタバタと片付け、あっという間に甲子園行きの電車に飛び乗っていた。体幹を意識すると身体がブレないから早く歩けるよね。

ドアラが直前に肉離れを起こしたという情報があり来阪危機かと心配したのだけれど、無事に出て来てくれた。野球選手と同じようにマスコットも故障による登録抹消があったら二軍から入れ替わりで別のマスコットが登録されたりするのだろうか。シビアな世界なのでそこまでして頂かなくとも結構です。

コンディションが整わない状態での帯同ということもあったのか動きは鈍く、また映画ジュラシックワールドの共催ナイターということでよく解らない質感と動きを見せるUSJのパレードから引き抜いて来た感満載の恐竜に隠れてしまい、一塁側からはあまり見えなかったのが悔やまれる。

USJから来た踊れる恐竜は復権を果たしたDA PUMPの様なノリで踊っており、DA PUMPも恐竜も夢があるなと思ったけれど僕はドアラが見たかった訳で恐竜が見たかったのではないという気持ちがどうにも拭い去れなかった。

しかしながら、後にレフト側でドラゴンズファンを鼓舞する旗振りドアラを見られたので良かった。ドアラ可愛い。肉離れを早く治して太々しい態度に戻って欲しい。つば九郎の方が好きとか言ってごめんな。

試合は藤浪投手のハラハラするピッチングがあったりして緊迫した展開で、その中で梅野捕手がホームランを打ってくれたりと滅茶苦茶ドラマチックな内容だった。藤浪投手を鼓舞する梅野捕手。泣ける。

その中でもファーム戦まで観たくて追っかけてしまった大山選手が久々に一軍スタメンに登録されており、打席に立つ度に「二軍での成果を見せてくれ!」「塁出て!」とかなんか色々おっきい声出して1人で騒いでいたら、チームを逆転に導くヒットを放ってくれてたまらなかった。もう私信だろこれ。いや、違うけど。

ハッキリ言うと打球は完全にただのライトフライだったんだけど、野手のまずい守備に助けられてヒットになった。運も実力のうちである。

綺麗なヒットではないけれど、一打は一打である。打点も記録されて、何よりそれがチームを逆転させたので本当にもう何を言っていたかも覚えてないんだけれど大山選手を延々褒めまくっていた気がする。

実は僕本人の体調があまり良くなく、ビール1杯半で普段は到達しないテンションに達してしまっており、その辺りで自分が何を口走っていたか記憶にないんである。

所謂、"ゾーン"に入っていたんである。もう完全に入ってた。周りのこと全然気にならなかったし、本当に覚えてない。こっわ。我に返ったら周りに死体の山とかじゃなくて良かった。

その回が終わった頃、隣で黙々と観戦していたおじさんが「兄ちゃん大山好きか?」と聞いて来たので中々一軍に戻ってこないので二軍まで観に行ったことやスイングが良かったことなどをオタク特有の早口でバーっと説明していたら、その大山選手が今日ラッキーと言えど打ったんだなと反芻が起こり半泣きになってしまった。そんな僕を見かねてかおじさんがビールを奢ってくれてビックリした。

若い女でもなきゃノリの良い兄ちゃんでもない、ただのサラリーマンである。自分の感情任せの熱弁がおじさんの財布から700円を引き出させたという事実で胸が熱くなった。550円のチューハイじゃない所に冷静に自身の評価を見出すなど性格の困難さが顔を出す向きもあったのだけれど、とても嬉しくて大事に飲んだ。大事に飲んだんだけれど、1杯半でゾーンに突入する程体調が悪かったので最終的に半分残しトイレに流してしまった。

本当に申し訳ない。でも本当に心から感謝している。あの日、僕を喜ばせてくれたのは大山選手だったけど、僕の心を救ってくれたのは大山選手じゃなくておじさんだったと思う。

その後はドリス投手のヒヤヒヤする力投もありつつ逆転勝ちでタイガースが勝利、ヒーローインタビューのタイミングで降り出した雨、梅野捕手やナバーロ選手、大山選手のインタビューを聞いて胸いっぱいで帰った。

今年はあと何試合観に行けるのか解らないけれど、勝っても負けても(いや勝って欲しいけど)楽しく観たいなと思う。

 

エルヴィス・バーガーという、エルヴィス・サンドのハンバーガーバージョンを人生で初めて食べた。ベーコンとピーナッツバター、焼きバナナというエルヴィス・サンドにハンバーグを加えた超エルヴィス・サンドでカロリー的に元ネタを超越した高カロリーさに「サンドが死神ならガンダムWガンダムデスサイズ、バーガーはガンダムデスサイズヘルだな、オラオラ死神様のお通りだ!(関俊彦氏の声真似)」と思うなどした。

感想としてはエルヴィス・プレスリーの好物だったと言われてもバナナは別々に食った方が美味しいんじゃないかなーというもので、ただそれを息子のために作っていたと言うエルヴィス・プレスリーのお母さんとは焼いたバナナって確かに美味しいですよねって話をしたい気分になった。

 

最近結婚した広島の友人が何故か大阪から沖縄に飛ぶとの情報を得て、搭乗前にお祝いを渡しに空港へ会いにいった。

随分と随分な天候に振り回されるなどして大阪に辿り着いたという話を聞いたりしつつ、でも会えて嬉しかったし、お祝いを喜んでくれて、この人たちが幸せでいてくれたら世の中のこと満更でもねーなと思える気がする、などよく解らないことを思いながら帰った。

 

雨やまないかなー。

 

またー。

揺れるファーム戦。

先日の地震震源が実家の真下と言っても過言でないエリアだった。

離れて暮らす自分でさえも交通網が麻痺してしまい出社を諦めたので大変なことになってやしないかと連絡したら「地震?大丈夫。あんたからこんな早く連絡きたことにビックリした」的な事を言われて息子とか親子の絆みたいな世の中的に標準装備してますよって顔した関係性が成り立ってない気がする。いや、成り立ってはいるんだろうけど、皆が持ってるのと違う。確かにハーモニカと名はついているが皆が鍵盤ハーモニカで僕は普通のハーモニカで音楽の授業に挑むみたいな気持ちになった。

優秀さを求められたことはないけれど、善良であるようにとは常に期待されていたのが振り返ってみると印象的である。だから何だって話だけどふと思っただけ。

ともかく親も自分も無事で良かったのだけれど、自分のよくわからないポイントでのドライさは親が授けたものな気がして仕方がなかった。

暑い中を30分歩いて家に帰りながら、もっと長いこと電車に閉じ込められたりして、そこからもっと長い時間を掛けて大変な思いをしながら帰った人、出社した人、その人たちを守ろうと必死に動いてくれた駅員さんを筆頭とする沢山の人たちのことを考えた。偽善でも何でもなく、そんな人たちの今日が自分よりちょっと幸せだったらいいのになと思った。

急にどうしたんだよって感じだけど思ったんだからしゃーないよなー。

 

さて、休日出勤のストレス発散に公式戦のチケットを3試合分購入してしまうくらいには生活に浸透してきている阪神タイガースなのだけれど、多忙さから独りでボンヤリしたいという気持ちもあって甲子園開催の二軍の試合を観に行った。

お気に入りの選手が軒並み二軍にいるという諸事情もあり、中々テレビの野球中継で見掛けないという選抜入りを逃したアイドルが推しのファンの様な気持ちでヤキモキしていたので行った。

甲子園開催のファーム戦(二軍戦)は入場料1000円で試合が観られるという事前知識で行ったのだけれど、普段売り切れてたり高いから手を出さないバックネット裏の良い席に1000円で座れる素敵な環境で驚いた。

僕が座ったのは普段年間シートとして販売されている席で、恐らく20〜30万円はするであろう代物である。観やすいし座りやすいし肘掛けにテーブルまでついている。普段の外野指定席が子供用か若しくは椅子として開発されたものではない何かを充てがわれているのではないかという気持ちになる。普通にこのエリアの年間シートが欲しくなったけれど、残念ながらそこまでの経済的余裕と、それ以上に阪神さえいれば他は何もいらないという状態にまで高いステージにいる訳でもないので外野の年間シートが関の山である。まあ外野指定席は外野指定席で楽しいのだけれど、椅子だけ比べた話である。

そんなこんなで推しの選手さえいれば最高としか言いようがない。少ないながらも売店も営業してくれているし、ビールの売り子さんもいて完璧である。

強いて問題点を挙げるとすれば鳴り物の応援がないので応援がマイペースになり、ついつい時間を持て余してアルコール摂取量が増えることと、選手のアベレージや前打席の成績などが表示されないことだろうか。

前者は自制心の無さが浮き彫りとなる普段の倍の飲酒量で完全に一軍の公式戦に来た時よりも散財しまくる結果となった。

これまで見落としていた選手は球団のホームページなどで確認しながらの観戦となった。まだまだファンとは言えない知識量だなーと思い知る。

夕方から一軍の試合があったせいか客席は良い具合に空いていて、普段は来れないだろうなーという小さな子供を連れた家族だったり、一心不乱にスコアをつけているお爺さんだったり、試合そっちのけでパンチが効いた近況報告をするギャルママコンビなど、一体感が無いかわりに各々がのんびりと過ごしながら野球を楽しんでいてとても良い雰囲気だった。

今後の甲子園開催のファーム戦の日程をスケジュール帳にメモる程度には気に入ったので予定が無ければ、というか予定を入れずにまた行きたいと思った。

 

またー。

6月に聴いた音楽のまとめ。

6月に聴いて良かったやつですーです。

 

Fun./Aim And lgnite

若者が多い農村はスマホ普及率が高いしZINEを発行する。

 

yotsuashi/worst e.p.

泣きながらショートケーキを食べる。

 

THE ORAL CIGARETTES/Kisses and Kills

イケメンの中学生がイオンモールで黒い服を買う。

 

T.M.Revolution/ROUND HOUSE CUTBACK

理想の男性像30000人分を煮込んで凝縮したサプリメント

 

H MOUNTAINS/GOLD MEDAL PARTY

コント、シリアルキラーの休日。

 

またー。

 

 

2018.06.15 大森靖子さんを観てきました。(@京都磔磔)

長いことお世話になっている美容室がタブレット端末で提携雑誌読み放題みたいなサービスを契約した様で自分に充てがわれる雑誌の束というものが無くなった。

資源的にも経費的にもおそらく歓迎されるべき事態である一方、自分という人間を他者が観察した上で選択される雑誌というのは己の評価を映す鏡の様、とまではいかないまでも「こういう性格の人だろう」という他者からの評価に違いなく、グルメ雑誌と経済誌とデイリーポータルZの書籍ばかりが積まれる僕からすると「いつか最初のうちは出されてたヘアカタログやファッション誌が復活するくらい洗練されたいし頑張ろう」というモチベーションが削がれる由々しき事態である。まあこんな事になるまで努力を怠った訳なのでそんな志があるかの様な物言いをするのもダサい為、言いかけて飲み込む。どうせ今後も努力しないだろうから。

そのタブレット端末に美容室で使用されているシャンプーの香りやヘアケアに関するアンケートアプリがインストールされていて、シャンプー前に利用することとなった。

髪質が世間的にみて柔らかいのか硬いのかなどそこまで興味を持って考えたことがなかったので大体の設問を自分のことなのに担当美容師に投げてカンニングする始末。そりゃヘアカタログを出して貰えない訳である。美容への意識が低過ぎて自分でも感じ取れない。チャドの霊圧より弱い。消えっぱなし。

そのアンケートの設問のひとつに「髪にダメージはありますか?」というものがあった。

僕も30を過ぎた大人の男性である。そこそこのダメージが蓄積されているだろうと思いつつも担当美容師に「ダメージどうですかね?ありますかね?」と一応ね、これまでの流れ上マジで全部聞いて回答してたから聞いとくかって感じで尋ねた。解ってる、ダメージあるけどね、コミュニケーションとしてさ、くらいの感じで問うたら凄い元気よく「ダメージ?ないっスね!!!」と言われてしまった。

言われてしまった、ってどう考えても良い事なのは頭で理解出来ているのだけれど、日々ストレスに晒されている成人男性としての疲れに対するプライドが物凄い傷付けられた気がして心底悔しくなってしまい、思わず「いや、ちょっとはあるでしょ!!?大人だよ!!?」って本当に一言一句違わず大きめの声で異議申立ててしまった。

「えっ逆に…?そんなこと生まれて初めて言われた…でもないし…」と困惑する美容師を鏡越しに見つめながら自分の「人並みに弱ってたい」という器の小さい願望を自覚させられ、大変情けない気持ちになったことをここに自戒の念も込めて記しておきたい。

因みに僕にピッタリのシャンプーはラベンダーの香りがするものであり、それを採用すると言われながら「まぁ残念ながらダメージはないので効用あんまり関係ないんですけれども」と半笑いで説明を受けるという屈辱的な仕打ちを受けたことも忘れない為に書いておくこととする。面白がってんじゃねえぞ客やぞいつもお世話になっております!!!

大人への道が果てしなく遠くて辛い。

 

それはそうと映画「孤狼の血」を鑑賞したけぇ感想を聞いて欲しいんじゃよ。

わしゃ任侠映画をこれまで観たことがなかったんじゃが、役所広司松坂桃李っつー組み合わせが「日本のいちばん長い日」でもあったなぁと思うて興味が湧いたんで観にいったんよ。

任侠映画つったらアレよ、緊迫した声でのナレーションで組同士の相関図とか説明するとかモノクロ写真バーン、夜の街の強気な女性、あとは国家権力とのいがみ合いと癒着ってイメージね。あるね。「孤狼の血」は全部やっちょった。

厳密に言うと任侠映画やなくてマル暴モノなんじゃがそんな細かいこと言うても意味ないけぇ気にせんとってつかぁさい。

あとねぇ、松坂桃李の演技が本当に凄かったんよ。皆観たらええと思うよ。めっちゃ血と豚の糞を見ることになるけぇそれらが苦手な人はやめといた方がええけど、松坂桃李の演技観るだけでもオススメしたいとわしゃ思うのぉ。

 

あと観たかったライブも見てきたけぇ報告するでな。

 

2018.06.15 大森靖子@京都磔磔

バンド編成のコンセプトショートツアーのファイナル公演。

平日の18:30スタートという「社会人はたまには有給取ったらいいじゃん」という優しさを前に有給を取得していたハズが社会の厳しさから取り消しになって30分ほど遅れて到着。

めっちゃ盛り上がっていた。

滅茶苦茶にライブバンドと化していて、どんどんと個に強いアプローチを掛けてくる鋭めのアレンジでテンションを上に上に引っ張られた。

新曲のリリースツアーではなく発表曲をライブのコンセプトに合わせて並べ方、弾き方、伝え方を変えることでこんなに「観たことねえ」と思えるライブになってしまうのかと感動した。

これまで聴いているはずなのに初めて観たバンド、くらいにビックリする曲もあった。

寄り添うと言うよりは「お前はいい顔してるんだよマジで」とグイグイ引っ張って鏡越しにざまーみろって笑われるようなライブだった。

個々の感想は割愛。楽しかった。

 

またー。

///20180519-20180615///

///誰も知らないで良かった痛みにひとつずつ色をつける、残酷な豚の仕事に100イイネ!///

 

///好みのAV女優を探す作業に癒される君が、ここでだけは選ぶ側に回れるからと笑った時に/こんな世界滅べばいいのにと思った///

 

///日射しが強くなって影が濃くなる季節/その重さのお陰で浮かずに済んでる/読み漁った空気は中身がないのに終わりがないな/強い風に細めた目が見失ったものの数ばかり増えていく///

 

///ただ暑かった一日の終わりに不意に伝う涙の冷たさを/まるで聖なるものの様に有難がって意味を据えても/感じられない体温にあたたかいと嘘をつく様なもので/まるで実態のない、まるで実感がない/ペダルを漕ぎながら気付く矛盾、下り坂の息苦しさ/まるで真理の様に有難がって意味を据えても/すがる事と信じる事の差にただ苦しんで残念ながら馬鹿みたいだ/まるで実態のない、まるで実感がない、まるで実態のない、まるで実感がない、話///

 

///この毎日の違和感を認めて浮腫んだ指が破裂してしまえば、くだらない言い訳を探さなくて済むのに/誤差の範囲で呆気なく死ねたら/不幸と幸せが僅差で終われたら///

 

またー。

オープンカラーシャツが似合わない人割引で最大80%オフ。

ジムにメタリカのジェイムズ・ヘットフィールド氏に激似のマッチョがいて見掛ける度に頭の中をSt. Angerが流れておっさんズラブ。

Metallica - St. Anger [Amended] (Video) - YouTube

憧れとまではいかないけど滅茶苦茶カッコイイ。豪快にバーベキューとかじゃなくて逆に手羽先チマチマ食って欲しい。

 

なんて言うんですかね、あの胸元がちょっと空いたシャツが流行ってるじゃないですか。

着た人が自主的にボタンをあけるという主張を拒否するかの様に「どや?楽じゃろ?」みたいな顔してるシャツが苦手。「手間省いときましたわ!」みたいなね、甘栗むいちゃいましたと同じテンションで来るけど甘栗程助かると思ってんのかというその勢いが苦手。

まあ苦手っていうか正直言うとね、似合わない。そう、似合わない。苦手っていうか、似合わない。うん、八つ当たりです。

厳密に言うと似合い方がお洒落じゃない。

向井秀徳みたいになるし、慰安旅行で真夏にバナナワニ園行くみたいなアレになる。グアムとは言わないからせめて沖縄連れてってくれみたいになるんですけど、お手頃価格の服屋さんで良いなーと思う柄が今年はことごとくその形のシャツで本当に辛い。父親が慰安旅行でバナナワニ園行って何故か苺買ってきたのも思い出すと微妙に辛い。何で苺買ってきたの?本当に解らない。

ていうかそのゆったりさたるやパジャマかよ。リアルタイムで調べたらアイツ、オープンカラーシャツって言うらしいですね。別称パジャマシャツだって。やっぱパジャマじゃん、忙しい現代人、これなら寝落ちしてもオッケーみたいなアレか。優しさか。

そんな訳で首までボタンがあるシャツが好きなんですけど、今年は流行のお陰もあってお値段と好みのバランスが上手く保てている品に出会えていない。流行に乗れないと自他共に認める形。平成最後の夏とか世の中言ってるけど踏み出す前に躓いてる身としてはワクワク感も全然湧かないですね。

幸いにも仕事はスーツなので私服を着る機会は土日祝しかないのが最早救い。

じゃあ自分の中での衣類のヒット商品は何だろうと思って最近買った服を思い返すんだけど、断トツでユニクロのドライカラークルーネックTでした。マジこれしかない。

パックに入ってたからインナーに丁度良いと思って買ったのがキッカケなんだけど、パックに入ってる癖に良く分からないグラフィックTシャツより着心地が良いしシルエットも綺麗だし乾きやすいし色も好みのものさえあれば(半分近くが何故その濃度及び彩度にしたのだ、というカラー展開が唯一の難点)バリバリ1枚で着れるし何より590円なのがいい。590円ですよ。スタバのフラペチーノ1杯でTシャツ買えるってスタバ的にもTシャツ的にも夢があって良いと思うんですよね。Tシャツ買えるくらい贅沢で美味しい飲み物と、フラペチーノ買えるくらいの値段でTシャツが買えるっていう意味で。

あとVネックもあるからVネックが好きな人にもオススメ、と言いたいところなんだけどVネックの方は形が微妙な気がしている。

でもVネックをニットですらほぼ着ない素人なのでVネック慣れした人にとってその角度や深さがいかがなものか聞いてみたい気がしている。

そんなね、590円の、三枚まとめ買いで1500円のTシャツをゴリゴリに推してる人に絡まれてオープンカラーシャツも可哀想ですよ。僕以外の人類は是非オープンカラーシャツの肩を持ってあげてですね、お洒落に着こなしてくれたらちょっとは彼の、そして回り回って僕の気持ちも多少は晴れると思うんで何卒宜しくお願い致しますね。

あとドライカラークルーネックも無くなったら嫌なんで是非買ってください。

何故か僕の気に入った商品ってユニクロでもコンビニでも飲食店でも短命なんですよね。何故かって理由は一つしかないんですけども。

人気がないっていう、基本的にマジ何の擁護も出来ない理由に尽きるんですけども。

ただね、このドライカラークルーネックに関しては一つハンデだろと思う事があって、それがパック詰めしてまとめ買いを推奨してるって点なんですよ。

よーし、Tシャツ買うぞーってなってる人がパック詰めのTシャツを選択肢に入れますか?そうそう視界に入らないでしょ。ぶっ飛んだ企業コラボを笑いつつ、その近くにあるカッコイイやつとか、畳まれて棚にミチミチに重なっている無地のTシャツとかに落ち着くと思うんですよ。

こちとら何ならコーナーもそういうパック詰め商品ばかり集められた僻地に飛ばされちゃう訳で、それはフェアじゃない、中東の笛でさえもうちょい気を利かせるわと愛用している身からするとアウェーな空気を感じてしまうんですよ。勿論パック詰めでまとめ買いっていうのも利点っちゃ利点だと思うんですけれども、僕はユニクロの全Tシャツ相手にこのTシャツが良い勝負して覇権に食い込んでくると思ってるんでそう思ってしまうという、思ってた展開と全然違う方向でダラダラ書いてしまった日記でした。

本当はこの前久々に百貨店で服を買ったって話をしたかったんだけどこんだけ長いともうお腹いっぱいなのでこの辺りで。

 

またー。