性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

///20190616-20190808///

///抱けない想いに気付いて、抱かない言葉で築いた/今日の切り抜け方のパターンはまるで昨日の書き写し/皆が当然に怒るとか嗤うものの正体は/僕にだけ見えない様で幽霊みたい/むしろ僕のことかな/止まない雨は無いんだって、ずぶ濡れの今に言われたって/悲しいことを悲しいとさえ思っちゃいけないみたいだな/囚われて困った顔をしていれば解るのかな///

///どこにもない明日が当たり前にやって来ることが怖くない人の目を通して迎えてみたいと思った///

///磨り減った靴底から水が染み込んで足取りは重くなる/家は遠く/青い鳥が光って特に意味のないことをまた背負わせる/言葉は足らず/皆が少しずつ手放すことでお揃いになっていく/少しずつ諦めることで透き通ってしまった頃、その頬に触れる///

 

///へたったスポンジが水を吸って重たげに横たわるシンクの/縁に手を掛け、ビールを飲みながら動けずにシンクロ/信じたフリで、賢いつもりで/吸い込んできたいらないものを忘れられずにいる/まるで僕みたいだな///

 

///こんなことをする為に生きている訳ではない、わかってほしい、わかってほしいばかりの悲劇は有り余って/その中から自分が選ばれるだなんてどうして思えるんだろう/生きていく為にどんなこともする、その言葉の意味を知ってしまったら/僕なら言えない///

 

///HPが0でも夜は明けて/みっともない朝をひとりで帰る/思いつきで食べた嘘でお腹が痛む/賞味期限が切れた願いの歌の/サビすら思い出せず少しだけ眠る/夢をみる暇もないくらい/安心出来ない厄介な身体を/引きずるようにして、抱えるようにして、少しだけ眠る///

 

///夜の3時、ブルーライトに照らされて、感動することにすらエネルギーが必要なのだと思い知る///

 

///海の底、街の底、どんな底でもそこは底、「ようこそ」僕の声で聞こえた気がして、覗くのが怖い///

 

///友達が死んだ日、僕は昼過ぎに起きて/友達が死んだ日、僕はそれを知らずに楽に生きた/少しでもマシになればいいなと暮らすことに/そんな悲しいスタート地点ってあるかと笑った/友達が死んだ日/先に死んだ日///

 

またー。

オモチャの心の声にモヤモヤする感じの話。

レイトショーで「トイ・ストーリー4」を観た。非常に悶々とする内容であったので、ネタバレをしながら感想を書きたい。

普段は全くネタバレせずに無意味極まりない雑感を述べて文字数を稼ぎまくっているので、中身に触れる文章が書けるのか不安ではあるんだけれど、自身をスッキリさせる為に書きたい。

とは言え、ここから突然書き始めるとネタバレ絶対許さない勢の方に不快感を与えてしまうので、特に意味のない話を間に挟んでから感想を書き始めようと思う。

ブラウザバック、スクロール避けの配慮だと認識頂き、ネタバレを望まない方にはここでお別れを告げたい。わざわざ来て頂いてありがとうございました。何のお構いも出来ませんで申し訳なーい。

 

先日、終電を下車し、予約したチケット料金の払い込みをしようとコンビニに立ち寄ったんだけど、入り口から離れた喫煙スペースに男の人がグッタリと、足を投げ出して座り込んでいるのが目に入ってビビってしまった。

時間は1時前、周囲に誰もおらず(店員さんは中にいるけど)、具合が悪かったらどうしようと思いながらも絡まれがちな人種なのでトラブルに発展したら怖いしで躊躇っていたんだけど、思い切って「大丈夫ですか?具合悪いんですか?」と声を掛けた。

そしたら大学生っぽくて、酔い潰れている風で呻いていて、とりあえずいざとなったらダッシュで逃げ切れそうだなと判断して「もう電車ないですけど家帰れます?」って聞いたら「歩いて帰れます…」って返事が返ってきて、それは良かったんだけどそもそも歩けなさそうだったのでちょっと面白くなってしまった。

「買い物いくけど水いります?」と聞くと欲しいと言うので「ちゃんとお金払ってくださいね」と言って、チケットの払い込みをしたついでに水を買って戻ったら、その間に準備していたのか震える手で100円玉を差し出してきて笑ってしまった。

受け取りが済んだから帰ろうと思ったら、急に「あ、消費税…消費税を…」と律儀なことを言いながら震える手で財布を引っ張り出すので声を出して笑ってしまって申し訳なかった。

もういいから飲んで休憩してちゃんと帰るように告げて別れたんだけど、彼はちゃんと帰れたんだろうか。

とりあえず悪い人じゃなさそうだったので良かった。何にも覚えてないだろうけど、その人の良さを失わないで欲しいなーとボンヤリ思った。

そして僕は払って貰った100円をポケットに入れたつもりが落としてしまった様で、ただ見知らぬ酔っ払いに100円課金しただけの男に成り下がってしまって詰めが甘いな…という感じであった。オチとしては弱いけれど現実世界、こんなもんよな。

 

さて、これだけ無意味な話を間に挟めば読みたくない方の目に内容が触れることもないだろうから思いついた順でざざーっと書いていきたい。以下、トイ・ストーリーの雑感。

 

【ウッディの心の声について】

これが一番キツかったんだけど、ウッディがボニーの元を離れて自由に生きるという選択をしたのが納得いくところと出来ない所が混在してて滅茶苦茶しんどかった。

アンディの元で野球でいうと4番でエース投手として存在してきたウッディは、ボニーへ引き継がれても暫く4番でエースとして活躍し、皆の中心にいた。

それが徐々に序列が落ちて今では週に3回の登板という状態になった事への困惑と、そんな自分でも周囲を纏めなければという正義感の板挟みで滅茶苦茶悩み苦しんでいる。

周りで彼を慰めるオモチャたちはウッディの様にエース格を経験していない為に彼の心情を正しく理解することは出来ない。

子供の側にいて支え励ますことが存在意義と言っていたはずのウッディは最終的にボニーの元を去るという決断を下す。

ボー・ピープが言う自由な世界を見たいという方に心惹かれるという描写が若干弱いので、どちらかと言うと「またアンディやボニーの様に自分を絶対的に必要としてくれる支え甲斐のある相手を探死に行こう」という感じなのかなと個人的には感じている。

自身に搭載されていたボイスボックスを譲ったギャビー・ギャビーが迷子を励まし、貰われていったのを目の当たりにしており、そっちへ振り切れたのでは、と。

ボニーにとって自分が必要ないとはウッディ自身、勿論思っていないと思うんだけれど、自身の待遇というかポジションに耐えかねたのもあると思う。週の半分は出番があるのに。大半のオモチャからすると贅沢な悩みかも知れない。

いつかのアンディやボニーの様に、ギャビー・ギャビーの様に必要とされる誰かと出会うまで自由な世界を見ながらオモチャたちを子供達の元へ解放して回ろう、というオチなのかな、と思う。これまでの3作品を経て、持ち主である子供をどんな困難に直面しても最優先にしてきたウッディが自分を最優先に据えたこの4が蛇足だったとは思わないけれど、受け手とは身勝手なもので、最後までアンディが想いを込めて自身を託したボニーを支えて欲しかったなという悶々が凄まじかった。

滅茶苦茶会社に馴染んでる営業職のエースが出先でランチを食べている時に「転職するかどうか悩んでるんだよね」と話し始めるのと同じ驚きと切なさがある作品だった。オモチャの優しい世界に対して随分な例えである自覚はあるけれど、それくらいの違和感と「本人にしか解らないもんなー」という納得したい気持ちが入り混じって悶々としてしまう作品だったと思う。

 

【フォーキーの自分がゴミという認識について】

今回のキーとなるキャラクターであるフォーキーはゴミ箱に捨てられていたゴミから誕生したオモチャであるので、自身の「僕はゴミである」という認識は正しく、何の悲壮感もないのだけれど、オモチャ達からするとそれが自虐かの様に思えてしまう序盤の温度差がちょっとだけしんどかった。(3で跡形もなくゴミになりかけた主軸メンバーたちなので余計に。)

オモチャ達の場合、自身の悲しい末路としてのゴミ(役に立たないもの、必要とされないもの)という価値観もある訳で、フォーキーの言う存在としてそもそもゴミというものとは同音、同名でありながら意味が異なる。生まれ持っていないはずの役割を果たさねばならないというは中々の大仕事。

結局、望まれた役割を存在意義として受け入れてくれたフォーキー。心の優しく素直な子で良かった。

フォーキーとトイ・ストーリー1で登場したシドに手術を受けてこの世に爆誕したベビーフェイスの差はどこにあるんだろうとボンヤリ考えた。どちらもある種手作りオモチャである訳で、フォーキーがオモチャたちと普通にコミュニケーションがとれるのに対してベビーフェイスは上手くコミュニケーションが取れていなかった様に思う。これは作り手の気持ちが込められているかどうかみたいな所に起因するのかも知れないな、と思った。支えが欲しいと生み出されたフォーキーと、手術という遊び方自体が主目的で生み出されたベビーフェイスの差というか。

オモチャたちも自分たちとコミュニケーションが取れる対象をオモチャだと認識するだろうし、そう考えるとシドが生み出したミュータント・トイたちのオモチャ社会での位置付けが滅茶苦茶辛いものに思えて泣けてくる。全然今作に関係ないけど。

あと子供にプレゼントしたらオモチャよりも包装紙とかラッピングのリボンの方を気に入ってしまって嬉しいんだけど少し複雑な気分になるのを思い出しながら観ていた。

 

【悪役がいない優しい映画】

本作の悪役ポジションはギャビー・ギャビーだったと思うんだけれど、あんなに意地らしく優しく気弱な彼女は悪役とは言えないな…というシリーズで一番悪役がいない優しい作品になったのではと思うと、この4があって良かったなーと思う。

ギャビー・ギャビーの「理想の、100%の自分になれたら大好きなあの子に必要として貰えるはず」という必死さは大人になればなるほど理解出来ると思うし、それが叶わない可能性を同時に考えてしまうので観ながら彼女がどうか傷つかないで欲しいという気持ちで一杯になってしまった。

最終的には新たな出会いが彼女を救って、彼女もまた貰い手を救うという素敵な展開となったけれど、これが無かったら本当に4なんかいらんかったんや派になっていたかも知れない。

対してわざわざ分ける程のボリュームでもないのでついでに書きたいのだけれど、ボー・ピープの自由至上主義な変身具合はそれはそれでショックだった。身なりも随分変わったし、腕も負傷してるし、逞しく武闘派になっているし、オモチャであること(ボー・ピープはそもそもランプ人形なのでオモチャとも言い切れないかも知れない)をやめた存在がトイ・ストーリーのヒロインなのは凄いことだなと思った。現実世界のオモチャの将来は割と仄暗い(実際、ボニーのオモチャたちにも今作登場しなかったキャラクターがいるのはそう言う事なのだろう)訳で、そこからヒロインが飛び出したというのは実に夢があるし、ヒロインがヒーローを連れて自由な世界へというのは滅茶苦茶アメリカっぽいし、そういったオモチャの将来を考えさせない良い展開だったのかも知れない(個人的には前述の通りあまり納得のいくものではないのだけれど)

ギャビー・ギャビーとボー・ピープの対比は物凄くメッセージ性が強いと勝手に受け取っている。

 

とりあえずこんな所で、あとはボニーのお父さんの生々しいまでに微妙な配慮が足らない具合とか、幼稚園の先生の子供のなだめ方がゲロ吐くくらい見覚えあるとか、バズの「心の声」は割と自身のアイデンティティーに基付いている事とかあるんだけど、特に印象的だったのが上記の感じなのでこれくらいにしとこうと思う。

勿論、公式設定で否定されてたりするところもあるんだろうけど何も調べず感じたことを書いただけなので不快に思った方がいたら申し訳ない。

何となく、もう一度観て消化したい気持ちもあるんだけど「うわーもっかい観たい!!」となれなかったので次は素直に「アルキメデスの大戦」を観ようと思っている。

菅田将暉さんはドラマ「dele」で可愛さがバーストしまくっていて、有り難みに拝みながら観た経験があるのでとても楽しみにしている。

 

またー。

スニーカーを買いに行くスニーカーがないので裸足で行くしかない。

ボーナスで何を買ったかをダラダラと書いて、この度の散財を自戒を込めて記録しておきたい。日記っぽい。

 

まずはスニーカーを購入した。

このスニーカーを買うという行為が僕にとって物凄い大仕事なんである。ハードルが高過ぎる。富士山くらい高い。半年くらいスニーカーが欲しいと言い続け、その癖に店に立ち寄っても全然決められずに帰ってくる。富士山の5合目くらいまでいって引き返すのを繰り返しまう。

スニーカー選びにおいて僕を特に苦しめたのは何と言っても商品名である。気に入ったスニーカーの商品名が自分に似合わないので敬遠してしまい、そのうちに旬が過ぎて市場から欲しい色が無くなるというのが一番多いパターンなのである。

何を言っているのか全然解らないと思うので実例を挙げると、僕はそれこそ高校生の頃からコンバースのオールスターに対する憧れが強く、それなのに「オールスターなんて響きのスニーカーを自分の様な人間が履いていいのだろうか」という葛藤がそれ以上に強く履けないまま今日に至っているというのがある。

あんなにお求めやすい価格であり、ポピュラーな商品にそんな理由で手を(足を)出せないのはマジでどうかしてる様で、この話を飲み会ですると普通に引かれてしまう。

友人が「オールスターと言っても野球のオールスターとかU.S.AフォーアフリカのWe are the Worldを想像するからいけないんだ、TBSのオールスター感謝祭の面子くらいだと思うべきだよ。スターって肩書きってこんなに安売りなんだなって思うぜ?」とアドバイスをくれた事があったのだけれど、オールスター感謝祭に対する知識が皆無なのでそれが的確なアドバイスなのかどうかすら判断出来ず参考にならなかった。

スニーカーは靴の癖に名前がやたらと強い。少年漫画の技の名前くらい強さを前面に押し出してくる。落ち着けよ、所詮靴だぜ?(自分への皮肉を含む)と言ってやりたい。

この半年くらいにおいてはナイキのインターナショナリストが欲しいと思っていたのだけれど、自分の様なインターナショナル度がゼロの人間がそんな世界飛び回ってそうな名前のスニーカーを履くなんて烏滸がましくて笑ってしまうという葛藤が強く、買えないまま靴屋に通い続けていた。

靴屋へ通う歩数だけで一足履き潰せてしまうんじゃなかろうかと思うと「服を買いに行く服がない」は他人事ではなく、靴を買いに行く靴が無くなってしまうのではという危機感は現実味帯び、目の前に確かな脅威としてチラつくくらいになってしまった。

その危険な状況から脱する為に「商品名を見ないでスニーカーを選んで買う」という苦肉の策を講じてこの度のスニーカーを購入するに至った。お値段、5500円。ボーナスをアテにする額では全くないのだけれど、何かもうスニーカーを選び切ったこと自体がボーナスみたいな所もあるのでボーナスで買ったという事にしておきたい。達成感で何を言っているのか自分でも解らないけど気にしないで欲しい。

 

次にパナソニックのボディートリマーを購入した。

これはムダ毛を短く切り揃える事が出来る商品で、「ジム通いでモジャモジャしてるのも嫌だし、でも脱毛するお金もないし、除毛はすぐにチクチクするからなぁ」と思っていた所でたまたま存在を知り、短く刈ってしまえば良いのか!と超納得して即購入を決意した商品である。

全然知らないのだけれど、この6月か7月に新型が発売され、それが充電時間が大幅に短縮された上に長さの調整とか凄いしやすい!みたいな感じらしく、旧型を愛用していた人の「新型は買いです!」みたいな口コミを読んで「いやそんな頻繁に買い換える器具じゃなくね?」と思いながらもそこまで言わせるのも凄いなーと思って気持ちの良いスピード感で手に入れた。スニーカー購入にもこれくらいの勢いが出ないものかな。

そんなに体毛が濃い訳ではないのでまだ使う機会を迎えていないんだけど、早く使ってみたいからワカメとか沢山食べようかなと思っている。

 

そこに先日の日記に書いた、緊張から変な汗をかきながら採寸してもらったオーダーメイドのシャツを加えて物部門の購入はフィニッシュとなった。

 

あとは旅行代金と保険料金の支払いに充てることになった。

まずゴールデンウィークという超繁忙期にカンボジアという絶妙な国へ行った(超楽しかった)旅費の補填にボーナスを充ててお小遣い財政を健全化する必要があった為、その額が右から左へ流れていった。儚い。

街は汚く、食べ物も飲み物も安い、居酒屋だったらtwitterで滅茶苦茶人気になり、その一方でInstagramでは華麗にスルーされそうな印象の国だったのを思い出す。

スケールが圧倒的で、色彩もこれまた圧倒的に茶色い遺跡を一生分観て回れる素晴らしい観光地だった。海外旅行に何の憧れも無いのだけれど、いざ行くと日本と違う空の色や空気の匂い、秩序や文化が直に伝わってくるので楽しかった。その代金と思えば素晴らしい買い物だったと思う。

 

それに加えて保険である。

半年払いの保険の支払いがある為にその分を残しておかねばならない。貯蓄を兼ねた商品にしているのでこれもまあまあ高い。

世の中を見るとiDeCoが激推しであるし、税金が控除されるのは有難いんだけど、足りない年金をiDeCoという投資信託(しかも原則解約出来ず、受け取りが60歳。この短期間で65歳まで需給が遅くなる可能性があると報道が出ている)という自己責任の年金でカバーする的な制度は自分の人生設計に合わないので躊躇いしかない。

目先の税金控除の為に自由に出来ないお金が増えるというのはどうなんだろう。税金が控除されたらその分遣えるじゃんとも思うんだけども腑に落ちない。腑に落ちなくてもやっときゃ良いのにとも思うけど、悶々としている。

まあ米のドカ食い、唐揚げは200gからしか買わない、コンビニの揚げ物とカップ麺が好きという不健康さに加え、甲子園の選手への野次がストレスになるくらい生きるという事自体がどちらかと言うと不向きな人間なので、そもそも60歳まで生きられる気がしていないのである。

とは言え、貯蓄型の保険は確かに微妙な商品ではあるので見直しして、積立てNISAと定期預金の併用に切り替えるくらいが向いている気がしている。

何の話だか解らなくなってきた。ボーナスの使い道だっけ。

 

あとは猛虎(というにはちょっと頼りない、荒れた猫ちゃんみたいな状況にある)阪神タイガースのファンクラブの更新をして夏のボーナスは終わり。

残りは普通に口座にほったらかしとなる予定である。

 

貰ってしまうともう次のボーナスを楽しみにしてしまうので、休み休みでもちゃんと働いてうまいこと成績残して冬を目指したいなぁ、と思う。

 

またー。

オーダーシャツのアニメのタイトルは「妹のシャツがオーダーメイドなんだが」

仕事用のシャツをオーダーメイドして貰おうと思って行ったら当たり前だけど採寸する必要があって変な汗が出た。

服屋の店員が変わらず苦手で、別に売りつけられるとかダサさを見透かされてるとかそんな事は全く思っていないんだけど苦手で、年齢が解決してくれるかと思いきや全然無理でもうそう言うものだから仕方ない、無差別に苦手意識を向けられた店員さんたちに常に申し訳なさを抱きながら、またその申し訳なさが更なる苦手意識を生成する地獄の無限連鎖の中で生きているので変な汗が出た。

オーダーのスーツを作った際は、いっそ採寸してくれるくらいの方が気楽だなーとか思っていた筈なのにとんだビギナーズラックだった様で滅茶苦茶緊張した。スーツの時は緊張する余裕も無かったのだな、そっからしたら成長は成長なのだろうとポジティブなのかよく分からない結論に行き着いた。

採寸したり各パーツの要望を取りまとめるだけなのに緊張されて店員さんには本当に申し訳ない。ありがてえ。何らか褒めて貰える度にどうしようもなく穴があったら入りたいという気持ちになってしまう。

形状記憶の化学繊維との合いの子ならオーダーしても6000円とかで一着仕上げてくれるのは凄いと思った。まぁ普段は3着、セールなら4着で10000円のシャツを着ている身としては超がつく高級品であるのは変わらず、この辺はオーダーのスーツに比べるとお得感が薄いのは確か(スーツはマジで差が殆どないのでお得感が凄い)なのだけれど、身体にピッタリ合う、余りのない及び窮屈でないシャツを探すのに疲れてしまったので必要経費だと割り切ることにした。

仕上がりは2週間後とからしく、思ったより早く着られるのが楽しみではあるけど、ジムに行って2時間みっちり運動するより疲れ、発散に米を2合食べてしまった。燃費の悪さが凄い。

バーバリーの財布に憧れがあるのでいつか買いたいと思っているのだけれど、バーバリー路面店に入った日には3合食べてしまいそうで怖い。

因みに米を食べた後は猫や犬の可愛い動画を観て過ごして最終的に寝落ちした。人間として弱過ぎて我ながら退く。

 

アニメの第1話がオープニングテーマなしで始まりエンディングで本来のオープニングテーマが流れるというパターンが多いのは、多分フェス向けに序盤に派手な展開を持ってくる、「まず30秒聴かせる」みたいな文化に近いものだと思っていて、オープニングテーマから受け手がイメージを膨らませられなくなっているからなのか、チェックしなければならない作品数が膨大だからそんなに待ってくれないからなのか、なんかそんな事を悶々と考えてしまう。

テーマ曲からガッツリ始まるアニメを随分観てない気がする。どっちが好きという話ではないけど体感としてそんな感じ。

今期のアニメを何作か観たのでサラッと感想を書いておきたい。

「ナカノヒトゲノム【実況中】」はゲーム配信してる人たちを集めて命懸けのゲームに挑戦させるという作品で、割とナードな世界と言える配信も遂に主役になったのだな、と外野特有の失礼な感覚で観たら各キャラの性格が渋滞しまくっていて滅茶苦茶しんどかった。盛れば盛る程に確かにキャラクターの個性は増強されるんだろうけど、盛り過ぎてどこを掴めば良いのか判らなくなってしまった。互いに噛み合うことなくこんな奴とこんな奴がいる!どっちもぶっ飛んでる!みたいな感じというか。物語って難しい。その辺をすっ飛ばせる人か、その辺を上手く折り込める頭の回転が速い人向けのアニメなのかも知れない。取捨選択の重要性を感じたのでアメリカで爆裂的に復活を遂げたこんまり先生を監修に呼んできて欲しいと思った。断捨離!ってアニメを作って欲しい。美少女4人くらいが断捨離して何か良い感じに人生切り拓いていくやつ。何かスピってる気もするけどそんなんじゃなくて。ていうか既にありそうだな。

「彼方のアストラ」は大変に期待していて、絶対面白いやんと思って楽しみにしていた。実際面白いんだけど、ギャグパートになると妙なリズムになってしまうのが不思議な作品だった。銀魂のエグいテンポと比較してしまうのかも知れない。ギャグは打撃力を下げるほどテンポよく見せるのが難しいのかも知れない。笑い飯の漫才に慣れた人が銀シャリの漫才を観ると物足りなく感じるのと同じ感覚なのかも知れない。この場合、銀魂笑い飯でアストラが銀シャリというか。どっちも面白いんだけどな。

「ヴィンセントサガ」は原作に手を出したいけど重厚で手を出さないでいた僕のような人たちには待望のアニメだろうと思う。面白い。でもこれ何話くらいかけて描いてくれるんだろう。「アルスラーン戦記」みたいにパートごとに間を空けてでもガッツリやってくれたら嬉しいなーと思いながら観た。

ダンベル何キロ持てる」は筋トレダイエットアニメという謎のコンセプト。公式から美少女の喘ぎ声(筋トレに伴う)を提供するというサービス精神。筋トレの内容は丁寧にきちんと説明してくれるのでトレーニングと鍛えられる部位を自然に覚えられそうで良い。何より筋トレがちゃんとしんどいものとして描かれているのが良い。テンポの軽さからちょっとやったら出来ちゃいました!みたいになるのかと思っていたので意外だった。唯一納得いかないのはジム通いする荷物の量じゃないところくらいだろうか。どこに入ってたんだそれ。ジム通いはウェアやシューズを持ち運ぶところから既に始まっているのである。

炎炎ノ消防隊」は滅茶苦茶面白い。今期一番面白いんじゃないかと個人的には思っている。割と会話をギャグもシリアスも同様にサラっと流し続けるのも好み(アストラがギャグを思い切り上げ気味に描くから対照的かも知れない)で楽しいし、アクションの派手さと滑らかさが好みだ。展開が楽しみ。

引き続き観ている作品では「鬼滅の刃」が面白い。度が過ぎた性格のキャラクターしかいないのに纏まってしまうのは不思議。推しのキャラクターが未だに見つからないんだけど、推しなどおらずとも面白いものは面白いんだなぁという感じである。いたらいたでより楽しめて幸せなんだろうけど。

過去の作品では「Free!」を観た。映画館で水着姿の立て看板と遭遇したのがそもそものキッカケだったのだけれど、スポーツ美少年アニメと言えばユーリ!!! on ICEな僕にとって劇場版が果てしなく遠くて渇望感もあり、間に何か挟もうと思って観た。まずモブ含めて全員が美男美女。この美男美女の世界でもスクールカーストあるんかな、そんなんおかしいやろ、こんだけ美で埋め尽くされた世界に生まれ落ちたら美しいなんて感性忘れてしまうんじゃないかと本編に全く関係ないところでハラハラした。何だかんだ美という感性は残酷なもので、ある種の対比、優劣がないと成り立たないと思うので気が狂うかと思った。

ライバル視がバチバチなのに優しくて和やかで爽やかで最高だった。こんな運動部ある?夢の国だよ本当。髪が撥水加工されてるのか水に浸かっても全然濡れないし髪のボリュームも全然変わらない美しさの権化。濡れた髪のエロさが不足するかも知れないけれど細マッチョのホームラン競争でカバーみたいな強引さもアニメ!!!って感じで良い。これは実写化出来ない。生身でやるとダサ過ぎて耐えられない。20代の窪塚洋介のガタイに佐藤健の顔が乗ってるみたいなのが最低ラインになってしまう。そんな神様みたいな存在を10人とか集めるのは不可能だ。アニメは凄い。アニメは最高。何の話だ。

競泳って個人種目かと思ってたけど、このチームの一体感みたいなのは世界水泳とかでも感じていて、フィギュアスケートのソレと似ている気もする。結局、Free!を観た流れでユーリ!!!を見返している。

 

映画は「ブリグズビーベア」がアマゾンプライムビデオでレンタル100円になっていたので観た。誘拐されてアラサーになるまで監禁されていた主人公が急に親だと思っていた人たちが逮捕されて現実世界に投げ出されるという話なんだけど、この作品の大切なところは投げ出された所じゃなくて育まれた価値観が世の中の普通にぶち当たる事の苦しさと、正しいとされるものの無遠慮さと上手く付き合うことが評価に繋がるみたいな所への異議申立てだと感じた。

同情と愛情の境目を超えた時にさり気なく接し方が変わり始めるのが素敵だったし、派手ではないけれど悪人がひとりもいない珍しいほど優しい映画だった。

あとは金曜ロードショーで「未来のミライ」を観た。時間軸の動かし方は新海監督よりも細田監督の方が好みなので(扱う時間が及ぶ対象が狭い方が好みというだけ)スケールは大きくはないんだけど色んな人の感情の移り変わりが丁寧に描かれる細田監督作品はどれも好きだ。

何も調べていないので解らないけど、この映画が一番売れなさそうだなと思った。家そのものや親の職業という謎のフック以外はあまりに自然というか、生活として生々しい問題(家事や育児の役割分担、子育ての難しさ、働き方)を美化するでもなく、劇的に改善される訳でもなく、余りにリアルに歩み寄る努力を少しずつ重ねるという異常なまでのそのまんま感で描いてしまっていてあれ?映画?映画観たくてテレビつけたんだけどな?となってしまった。

星野源麻生久美子の夫婦がプロ声優さんで出さない変な生々しさがあって、初めて宮崎駿監督が声優としては素人ばかりを当てるのか解った気がした。

 

何か最近そんな感じ。

あとはボーナスの所得税がエグ過ぎて涙出てきたくらいだろうか。

何で僕が頑張った(野球で言うとトリプルスリー達成くらいの成績を残した)事への報酬から国にもご褒美あげなきゃいけないんだよという気持ち。追跡されてる!!!って感じ。(クウチュウ戦の「追跡されてる」がカラオケの十八番です。気分が良いとポーズも決めます)

 

またー。

ゴジラは昭和も平成も令和も足音がでっかい。

最近の観たものを淡々と報告するだけの日記なので本当、無理に読まなくて大丈夫です。長いし。

 

映画「ゴジラ〜キング・オブ・モンスター〜」を鑑賞。

繊細というかあまり大きく動かない映画を直近に観たせいか派手願望が高まって計画的残業(時間潰しするなら浪費するより稼ぐかの精神。元気なときにしか出来ない、本来やるべきでない愚行)を経て観にいった。

ネットでいつでも予約が出来て、職場と最寄駅の間に映画館がある生活は本当に便利だと思う。それはそうと映画館のアルバイトの男性は何故かガリガリな人が多く、ご飯をきちんと食べていますか?皆さんが働いてくれるお陰でこんな遅い時間にも映画が楽しめるんですが、どうか遅いからと言って食事を疎かになさらないでくださいという謎目線の気持ちになる。映画館スタッフの健康が気になる。

ゴジラにはその反動か屈強な男が多く登場していた。胸板が厚い科学者たち。アメリカの健康管理もスペックのうちという姿を考えれば実際の科学者たちの胸板も厚いのかも知れない。歯の治療してなかったら採用して貰えない、みたいな話が出るくらいの世界なのだと思えば違和感も消えた。余計なことを考えながら冒頭を観た。

インタビューやら何やらで公式が述べているかも知れないけれど、子供の頃に親がレンタルして来てくれたゴジラの「怪獣総進撃」に似ている気がした。地球怪獣のコントロールと暴走、宇宙怪獣の異質な強さ。

後日、プライムビデオで観たんだけれどマジでその通りっぽくて自分の幼少期の記憶も侮れないなと思った。ただそっちは全然面白くなかった。いやいやいや。技術的とかそんな野暮な話ではなくて(それは浪漫の領域である)物語自体の間が本当にしんどかった。これを僕に付き合って観てくれた親に感謝したいと思った。

ただ、今回の「ゴジラ〜キング・オブ・モンスター〜」は本当に面白かった。そもそも「怪獣総進撃」を観ようと思ったのも今作があまりにも面白かったからで、「怪獣総進撃」に必要以上にガッカリしたのもまた今作があまりにも面白かったからに他ならない。

怪獣を殲滅することも怪獣との共存を図ろうというのも「人間主眼のコントロール」という視点で割と同じくらい傲慢である様な気がしたし、でも生きていく為には身勝手さを押し通すしかないんだよなという気持ちになりながら観た。滅茶苦茶逼迫した展開でもちょいちょい洒落の効いた台詞があって笑ってしまった。テンポが本当に良かったし、ラドンモスラに対する愛情の深さ(特にモスラに関しては小美人に対するオマージュの描き方が現代っぽい発想なのに浪漫があって良かった)し、伊福部昭先生の楽曲に対してもかなりリスペクトを持って徹底的にアレンジしてくれていたのではと僕は感じた。あー面白かった!という感じ。

最近プライムビデオ付いているので前もって前作を観ていたんだけど、それの10倍くらい面白かった。続編もあるだろうし、更に面白さを更新してくれたら幸せだなーと思う。帰りがけ、通路にアニメ映画「FREE!」の水着姿の美少年たちの立て看板が並んでいるゾーンがあって無性にテンションがアガったのも幸せというやつなのかも知れない。知らんけど何か満たされた気がした。

 

そんな訳でプライムビデオ付いているので最近色々観ている。映画は「セブン」「シャイニング」「グエムル」「マッドマックス怒りのデスロード」を観た。セブンは犯人の最終目的がどこまでだったのか、というのを後から悶々と考えたし、シャイニングはカットインする鮮烈なイメージの印象が凄まじくてそりゃg.u.でまでTシャツになりますわなというもので、あと人間の脆さというのは植え付けられるものじゃなくて持っていた悪い部分が進行することで表面化するから怖いんだなって感じだった。

グエムルはたまたまtwitterで「これくらいの大きさの怪獣ってリアリティーが滅茶苦茶怖い」というものを見掛けて「進撃の巨人」でいう小型巨人が異様に怖いみたいなもんかなーと思って観たら怪獣そのものよりガチガチの様でガバガバな社会に対する風刺が凄くってグエムルついでじゃね?韓国風社会風刺の煮込みグエムル添え、みたいな。同情してしまった。

マッドマックスはシリーズの中で確かに1番面白かった。1の世界観に2のネタ要素を全部採点して80点以上の項目だけをブッ込んだ様な感じだった。

アニメもよく観ていて、「どろろ」「さらざんまい」「氷菓」を観ている。どろろは後期がとても良かった。誰かを犠牲にして生きるということの重々しくあるべきことをしっかり重々しく表現してくれていた。あとOPとEDは前期も後期もとても良かった。

さらざんまいは回を重ねるごとにメンタルが不安的になるくらいにしんどい展開に突き進んでいったのが圧巻だった。誰も思ってもない角度とタイミングと深さで戸惑うこちらを他所に凄いスピードで深くまで潜っていく作品だった。完結した今も、正直まだ追い付けていない。

氷菓は違和感が凄まじくてゾワゾワしながらも続きが気になって観ている。ほのぼの日常ミステリー系と言うには全員に生活感がなく、イライラする程に含みを持たせ続ける。有り得ないけれど遊戯王で言えばカードを伏せまくってゲームが動かないのが何週間も続く、みたいな。そういうコミュニケーションを仲良しメインキャラたちが繰り広げていてしんどい。でも観てしまうんだから面白いのだと思う。自分の頭では正しく理解出来なさそうだな…と危惧しながら観ている。

その他では「ハイパーハードボイルドグルメリポート」と「千鳥の相席食堂」を観ている。

どちらも食べ物そのものというより食べている誰かについて取り上げる番組である、んだけど同じジャンルに放り込めないくらいの重さと軽さである。ハイパーハードボイルドグルメレリポートはギャングや元少年兵、難民や宗教の信者がどんなものを食べているか、どんな気持ちで生活しているのかを聞いてくれる番組で、千鳥の相席食堂は素人のテレビ映えしない間を良くも悪くも全部千鳥が拾ってツッコミを入れてくれるのでゲラゲラ笑えるという番組である。どちらも全く別の意味で面白いので好きだ。

そんな感じ。他にも色々観るぞーという感じ。

 

あとは何となく日記に書いたり書かなかったりするんだけど、割と頻繁に甲子園に阪神タイガースの公式戦を観に行っている。

昨年は多分20試合くらい行ってれば良い方(数えていつだったか書いた筈なんだけど思い出せない)だったのが今年はもうそれに迫る勢いである。シーズン折り返しを前にその頻度となるとキャリアハイの更新は確実。

一昨年初めて観戦に行って、その年は片手で足りるくらいしか行かなかったことを考えると随分ハマってしまったものだなと思うし、どハマりしたバンドの全国ツアーの1/3とか通いまくってたことを考えるとそれが野球にシフトしただけな気がする。大学生の頃から思考回路が変わっていない。

昨年からは縁あって知り合った年間シート保有者の方の都合が悪く観戦に行けない際に譲って下さるのもあり、自分がチケットを買ってあるのと合わせると沢山観戦出来ている。

年間シートを譲って頂いた際、その席のご近所さんに応援用のプラカードを持たせて貰ったり、野球に関する色々な話や見方などを聞けたりするのがとても楽しくてワクワクする。

そのシートの周りに座っているご近所さんたちは僕が苦手な野次がキツいタイプではなく、皆さん穏やかで、しっかりした御自身の野球観を持って観戦されていて心穏やかに試合を観ることが出来て本当に有難い。(野次がキツいタイプもそれはそれで野球観の行き着く先なのかも知れないけど、だとしたら意見の不一致なので相容れないのは仕方ない)

2019年、6月末現在の阪神タイガースは先発投手に勝ち星を中々つけてあげられない中でも中継ぎ、抑えを含めて投手陣が昨年に匹敵するくらいに頑張って耐えてくれていて、打線がチャンスにあと一本ヒットが出れば何試合勝てただろうという状態である。感覚的には去年と同じパターンながら去年より良い内容ではないかと思うんだけどデータ的には解らない。

僕の大好きな大山選手は「春の大山」という小学生が書いた素敵な詩でバズり、ホームランも既に二桁に乗せ、打点もチームトップという成績で何とか阪神の四番として成り立とうと必死に頑張ってくれている。それでも結局四番というのはチャンスに打ってこそ四番。逆転が掛かっているなどの緊迫した場面に全然結果が出せず、四番として認めて貰うに至らないのが正直なところである。

加えて、打撃の不調(数字ではチームで1、2を争うくらいのものは残しているけれど四番と考えた場合はこう言う他無い)の苦悩に比例する様に守備でのエラーが目立つ。チームどころかリーグワーストの失策数、これを書いているタイミングでは14個のエラーを記録している。生で観戦していて強く感じるのが「間に合うタイミングなのにわざわざ焦る」という症状が深刻だということで、大山選手の肩をもってすれば焦ることなくアウトに出来る打球に勝手に慌てて突っ込んだり兎に角早く投げようと崩れたまま送球に入るシーンがとても多く、そんなに急がないでも間に合うよ!という場面を落としてしまっている。(これはルーキーのショート木浪選手にも言えるけれど、それよりも木浪選手の場合は打球を見切るタイミングが早過ぎてるのが主原因なのではと生観戦でのエラーでは感じている)

好きな選手が苦しんでいるのを見ると応援に力が入る反面、選手以上に気落ちしてしまう自分がいる。観ている自分なんかより本人がどうにかしたいと強く思い、必死でプレーしているはずなのだから、もっと大らかに見守っていられたらいいなと我ながら思う。

シーズンも折り返し、期待しているし楽しく観られたらなと思う。

 

以上、報告おわり。

 

またー。

ビューティフル・ギャラドスのプライムビデオ日和。

アニメ「ベルサイユのばら」を観ながら筋トレすると全然捗らないのでオススメ出来ないことを発見したので報告しておこうと思う。

オープニングテーマの段階では曲が若干スポ根に通ずるドラマチックさがあるのでイケるのだけれど、本編が始まると穏やかだろうが激してようが上流階級の方々なので何だかんだずっと丁寧であまり気乗りしない。もっと野暮ったい作品の方が良いかも知れない。じゃりン子チエとか。

劇場版ドラえもんは各キャラクターが葛藤しながらも凄く頑張ってくれるので筋トレも割と捗るんだけど、筋トレで脳に酸素が足りなくなっているので感動シーンで滅茶苦茶泣けてしまってそこから先はもうトレーニングが続かないという罠が潜んでいるので注意が必要だ。

まあ筋トレは普通に音楽を聴きながらするのが一番だとは思う。身も蓋もないけれども。

 

5月末だか6月の頭に「名探偵ピカチュウ」を観に行ったんだけど、何か日々がクソ面倒になってしまってポケモンワールドへ2回目の駆け込み寺したよね。俺にとっての寂聴はね、フシギダネだよ。

前回をそのまま模写した様な、進研ゼミの漫画で言う「この問題、ゼミで出たやつだ!」的な感想を敢えて述べたいんだけど暮らしぶりが本当に良い。本当に良いんだけど凄く気になることがあって、やっぱり大型のポケモンと暮らせる人って食費やらスペースの兼ね合いで裕福な家庭に限られるのかなとか、牧場ならいざ知らず都会に暮らすポケモン達のトイレは僕たちの世界で言う犬や猫的なアレなのかポケモン専用の個室トイレがあるのかなど本当に現実を持ち込むとロクなことがないポイントばかりが気になった。気になったんだけどまずポケモンを実写化するという時点でまず作品が現実に寄って来ているので先に来たのは向こうだろうという難癖をつけられてしまう訳だけれど、そういう無粋な事を言うならばきちんと面白いことを言わなければいけないと思うし、僕はそれが出来やしないので仕方ない。謝っとこう。ごめんなさい。ポケモンめっちゃ可愛いです。ただベロリンガに舐められたら一日テンション落ちたまま過ごしそうだなと思った。

2度目となると細かい所に目がいくので可愛さポイントにより気付けるのだけれど、一方で属性を活かすという本来のゲームの醍醐味が完全に無いものとされているのが少し気になってしまう(とは言え活かす程のバトル映画という訳でもない)ので、もっと属性を活かした働きっぷりをあの社会の中で観られたら良かったのになと贅沢なことを考えてしまった。

ゲーム公式タッチのキャラクター描写が格好良くてポケモンやりたいな!ハードとソフト買うか!となった。

 

別日、治安の悪い街へ「ビューティフル・ボーイ」を観に行った。

全国ロードショーも大体終わってしまっていて、小さなスクリーンで辛うじて放映しているのを見つけたので慌てて行って来た。

治安の悪い街は道行く人の目が何だかどんよりしていて、傘を避けようとしたら確実に狙ってこっちに振ってこられて顔がビショビショになるという非常に気落ちする世界だった。

ビューティフル・ボーイは実話を基にした薬物依存の闘病と人間関係の困難さを描いた作品で、基になっているとは言え良い感じで上手いこと感動に向かっていくんだろう、という甘い思い込みを完膚なきまでに叩き潰された。

家族からの過度な期待や微妙な人間関係のストレスから薬物依存に陥った息子をティモシー・シャラメが、過度な期待を押し付けて息子を壊してしまった後悔し、愛情から逃げる息子を追い掛け続ける父親をスティーブ・カレルが演じていて、視点的に主人公はどっちかと言うと父親目線で進んだ気がした。

薬物依存を断ち切れないこと、差し伸べられる手を何度も裏切ってしまうことでどんどん自信を失う心を穏やかな顔に絶望を滲ませるというエグい魅せ方をとんでもない美人(ティモシー)がやってしまうので本当に観ていて辛かったし、その影がどんどん濃くなるのでどんどん同情出来なくなっていった。

最初は父親の押し付けを批難めいた視点で観ていたのに、最後の方は父親に対して「もういいよ!お父さんはよく頑張ったよ!」という気持ちになってしまった。父親は理解者を失いながら、それでも息子を諦めずに追い掛け続ける姿がとても切なかった。

自分自身で感じたのは、結局世の中の大半の人は限界が来て見限ってしまうということで、そうしない本当に愛情深い人に苛立ちにも似た同情を抱いてしまうということだった。

劇中、2人を見限った人の気持ちがよくわかる自分が辛かった。

疑似体験して精神衛生上良くはないんだけど、この感覚を自分に降り掛かる現実でなくて映画で体感出来たのは有難いと思った。

とにかくしんどい映画だった。ポスター明る過ぎだろと思ったし、この作品を観て「ティモシー最高!」しか出て来ない人はきっと生涯健康で過ごせる気がした。

しかしスティーブ・カレル、「ミス・リトルサンシャイン」や「40歳の童貞男」とは違ってどっしりダンディーで滅茶苦茶格好良かった。

 

映画で未来や空想世界を疑似体験するのも好きなんだけど、誰かの人生を通して実生活で得られない複雑な感情を見せて貰うのもとても好きで、その割に全然言葉に出来ない悔しさもあるんだけれど、その悔しさ含めてちょっと伸びたなと思えるから映画が好きだ。

次は何を観ようかなー明るいやつがいいな。

 

またー。

///20181221-20190615///

///アトラクションみたいな気圧差が怠さと頭痛を連れてくる/生乾きのシャツを着ると掛かった呪いは強くなる/放り出された硬い言葉を抱えてしまって/足が冷えていつまでも眠れない/きっとすぐそこまで来ている/エンドロールに自分の名前がないことに僕はとっくに気付いているから///

 

///灯りのついたままソファで眠って妙に明るい悪夢をみる/フリクションの赤だけ消した手帳からは、大切なことばかり抜け落ちた/朝の悲しみなら嘘の悲しみだな/偽物のアラームと影の無いおはよう/冷たい色したLEDは10年平気で保つらしい/温かいつもりの僕の気持ちより明確に長持ちするから/もうそろそろ諦めたい/真っ赤な空を眺めていると転んだ覚えのない膝が痛くて泣いてしまうから/日が落ちるまで事務をする/可能な限り義務にする/踏まれたガムが乾いてもう悲しみとか忘れた頃に/雨は降って思い出させる/意地の悪い優しさは気味の悪い愛おしさだ/儚さに逃げ込んで言葉なんかすぐに尽きて/処方箋なんかなくても代わりは買えてしまうし/使い方も解らないポイントだって5倍でついた/効きがどうとかもう解らないし/ご自愛下さらなかった誰かが結局縋って捨てた/ストロングゼロの空き缶に残った涙を集めて出来た公園の深くて暗い池の水ぜんぶ抜くと/何の音もせずに引いていった水の痕がまるで/まるで地上絵の様で息を飲む/どうしようもなく、ここはグラウンド・ゼロ///

 

///使い古された空気が押し出されることで強引に髪を揺らす風になる地下鉄が慣れた言葉を予定通り話す自分と重なって笑う///

 

///真夜中、家事をするオバケは/小さな声で過去を歌う/名前も思い出せない歌手の代わりに/そうして今日も永らえた/流れる時間の中で、どうにか留まろうと/繰り返すことを、繰り返すことで/汚れた水がシンクを伝って真っ暗などこか遠くへ流れていく/まるで二月の溜息の様に微かに混じった「ごめんね」が聞こえる/言った覚えもない、僕の声で///

 

またー。