性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

12月お世話になった音楽。

以前T.M.Rについて振り返ったら案外楽しかった。
自分の中で落としどころが再認識できた様な感覚。
味をしめて続いてSHAZNAについて書いてみたものの、5000字費やして8cmシングルを褒めまくった辺りで何となくやめた。
かなりガッツリ好きでインディー盤にまで手を出していたけれど、驚くべき程僕の人生に影響を及ぼさなかった稀有なアーティストだけに書いてて嬉しかったけど完成させるのは違う気がした。
CDTVに3枚のシングルがランクインしていた頃は毎週ノートにランキングの推移を記録していたくらいのハマリっぷりだった事だけはここに記しておきたい。
何か無いかと考えた結果、IZAMが根底にある為か女の子と見分けがつかない女装には価値が見いだせない、という結論に至った。
そっとしておくべきだと思う。
IZAM氏は今でも度々僕の夢の中に登場し、何故か毎回イラっとする言葉を吐いてくる。
ただ彼らのメジャー1stアルバムは非常に良い作品なので是非聴いてみて欲しい。
ビジュアル系の姿勢を崩さぬままに如何にしてポップ層を組み込んで行くか、と言う野心的な挑戦が8cmシングル時代の彼らは凄まじく、中学生ながらワクワクしていた。

時はその頃からずずいと流れてフォロワーのツイートやマイミクが書いた日記には寛大なのにコミュニティ外になら何でも言える、という強者なのか弱者なのか解らないスネオ層に対する楽曲がチラホラ生まれた2013年が終わろうとしてる。
冷静になればなるほど混沌としてんなーもう。凄いや。
そんな訳で12月にお世話になった作品の感想をざざっと。
 
でんぱ組.inc/WORLD WIDE DEMPA
2013年と言えばその1が正に彼女達だったので、締めくくりとしてアルバムが出たのがとても嬉しい。
半分くらい持ってる曲なのに新鮮に感じる。曲ごとにダウンロード出来る時代でもアルバム買いがやめられないのはこういう事があるからかも。
コンプレックスや過去を全部エネルギーに転換する曲と底抜けに電波かつアイドルな曲がどちらも凄まじいテンションで頑張ろうと思う。
12/18に発売のDVDの大阪野音編が客席の前過ぎず後ろ過ぎない非常に良い場所でガッツリ観ていた為、どんな顔で観てるのか映っている可能性が大いにあり、購入予定ではあるけど怖くて観れない気がする。

大森靖子/絶対少女
2013年と言えばその2。こちらも新規から一年通してお世話になった大森さんの締めくくりアルバム。
もう言える事がないくらい繊細で強烈で愛おしいCD。
音楽は魔法ではない、と前作で大森さんは歌っていたけど、現実という現実を引っくるめて少女を全肯定したこの作品を聴いたら、やっぱり音楽は使い手によっては魔法だと思うんだよなぁ。
とやかく言えません。
買って下さい。後悔する暇なんてない。

 ゲスの極み乙女。/踊れないなら、ゲスになってしまえよ
キュウソネコカミかゲスの極み乙女。か、だと思う。2013年のベストファストフード音楽。
面白いフレーズがバンバンでノリも良いし世界観もしっかりしてるんだけどネタに走り切る姿勢がズバ抜けてる気がする。3年後、相変わらず聴き続けているかと言われると解らないけれど、リアルタイムの破壊力は素晴らしいなぁ、の一言。
またどこかでライブが観たいです。
 
本当は小説や漫画の感想も書きたいのだけれど、「本棚を見れば人が解る」を信じている為、ちょっと億劫になる。
一番恥ずかしいのはこのblogの存在なのだからこれ以上落ち様が無いのだけれど。
そう言えばシャンタラムという文庫の小説を一年の後半で二回読み返した。
面白いというか、面白いんだけど、未だに何小説と形容して良いのか解らない。
初めは普通のインド小説。旅をしてる様な感覚になる。でもそっから想像もしない方へ方へと進む。
詩的で情熱的で哲学的で、主人公と共に光から闇へ歩き渡る事が出来る作品だと思う。
三巻で洋書翻訳なので文庫と言えど割高だけれど、年末年始に是非どうぞ。紅白も初詣も忘れて没頭してしまう人がきっといるはず。
 
では、一度使ってみたかった台詞でお別れです。
「さよならまた今度ね(笑)」