性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

THE NOVEMBERSと少女漫画と食べ物。

いくつかトピックがあるのでダダダっと書いてみる。
 
<NOVEMBERSのzeitgeistを聴いた>
何故か配信しか無いと思い込んでおりiTunesで安いなぁと思いながら購入。
完全に失敗した。調べたらいろんなスタイルで手に入る模様。あああ。
場所は刻々と無くなっていくのだけれど、それでも盤で欲しいアーティストが減らない。
今後は配信で良いかって思える様になるアーティストとそうならないアーティストどちらがより好きって訳じゃないけど、単純に自分の中で似合うと思うかどうか。
スチャダラパーとか中田ヤスタカとかなら配信でも良い、みたいな。
ノベンバの新譜は、自らのレーベルを立て上げての一発目と言う事でかなり気合が入ってる気がする。
プロデューサーの役割とか影響なんて素人だから解らないけれど、ここまで直接的にガツンとした音になるのは既存のメンバー以外が居ないと成し得ない気がする。
膜を隔てた様な優しさや霧の向こうで怪しく光る要塞みたいな作品が続いていて、初期のザラザラしたチクリとした痛みが懐かしいなぁと思っていたら前作Fourth Wallで壁ドン状態の衝撃があって。
今度は完全に軍を編成して壁越えてこちらに攻め込んでくるかの様な鋭い作品。
相手は訓練されたプロだぜ的な、派手さは無いけど着々と任務を遂行するかの様な静かな迫力に満ちた音。
最終的には優しさに繋がっていく1枚ではあると思うのだけれど、圧倒的な圧力をこの作品からは感じる。
圧倒的な映画感。見落としが無いか、と言うよりは何度も観たい映画の様な感覚。
NOVEMBERSの作品はいつも問いと答えを繰り返していて、答えについては甘やかす余地もなく「出せるでしょ」と言われている気になる。
人としての観方よりも神様視点...上手く言えないけども超然とした視点から問われている気がする。
今回はどんな答えが出せるだろうか。
 
正解しかありません
解決はありません
問題がないのだから
 
僕はどうしましょうね?
と言うかいつもの事なんだけど、音を音として感想を伝える事が本当に苦手でレビューなるものなど一生書けない気がする。
皆本当にすごい。的確に教えてくれる人たちを尊敬している。
 
<少女マンガが好きだ。>
とは言っても過去の名作に強い訳でも最新作ガンガン読んでる訳でも無い。
単純に興味が湧いたものは何でも読むと言うスタンスではあるのだけれど、好きだ。
元々中学生の頃に観た「彼氏彼女の事情」をきっかけに少女漫画を買う様になった。
妹は花とゆめコミックスが異様に好きな時期があり、貸し借りをしたりして読んだ。
個人的には津田雅美彼氏彼女の事情」や高屋奈月フルーツバスケット」など終盤は指針を見失ったかのようにブレにブレる様にドキドキした。
単純に好きで読んでいたのに、打ち切りでも無いのに話がどんどん歪に膨らんで一体どうするつもりなんだろうとハラハラし、忘れられない作品になった。
思うに少女漫画の方が思いつきを投入しがちな気がする。そういう所も含めて好き。
槙ようこの「愛してるぜベイベ」もかなり好きで(そもそも「赤ちゃんと僕」など子供の成長物が好きと言うのもあって)かなりハマった。
きらの「まっすぐにいこう」や羽海野チカの「ハチミツとクローバー」の2作品がバイブル的な存在として君臨する非常にサブカル臭のする脳内本棚ではあるが、少女漫画が好きだ。
そんな僕の最近のお気に入り少女漫画についてサラっと。
 
天狗と人の間に生まれた女の子の話。
ちょっと怪力なだけで普通の女の子が天狗になるか人間になるかの葛藤と、学校生活を通した青春の淡さが両方サラっとした流れで描かれている。
淡々と描かれているもののキャラクターが地味にメチャクチャ個性的で良い。
特に主人公の友達は、その性格がほぼ本編に影響を及ぼさないのに個性豊かで妙に笑える。
僕はミドリちゃんと言う主人公の親友が一番好きで好きでたまらない。ミドリちゃんは俺の嫁状態。
現在、物語は完全にクライマックスなのだけれど、物凄い加速度に半ばついていけない。
(掲載誌では完結した模様。単行本が待たれる)
・日々蝶々/森下suu
何が凄いって主人公が学校のマドンナである所。しかも先に述べたカレカノ主人公の様な努力型ではなく、完全天然モノのマドンナ。
しかも全然喋らない。首を縦か横に振るだけで会話を成り立たせる主人公としてはかなりの飛び道具っぷり。
少女漫画のラブコメの重要な要素として感情移入があると思うんだけれど、移入できる余地があるのか見当がつかない超人っぷり。
暴力的に片づけてしまえば手に入れようと思えば何でも手に入る美貌の女の子が「言いたい事が言えなくてモジモジしているだけ」の漫画なのだけれど、そこがきっと良いんだと思う。
何となく応援したい気持ちになって、主人公を見守っている。
そこまでの美貌を持ちながらもソレ故に男性恐怖症になってしまい、それを乗り越えて男の子に恋をする、と言う流れ。
「男性恐怖症を乗り越えて男の子に恋をする」と言う部分で大人しい女の子たちのハートを掴んでいるのかも知れない。
物語は単行本4冊を費やしてようやく意中の男子と付き合う様になる訳で、喋らないのに「君に届け」を超える速度で事態が展開している気がしてそこにも驚きがある。
・honey/目黒あむ
主人公の女の子が、不良に見えるが本当はとても優しい男の子に告白されて付き合う話。
テンプレとも言える設定なのだけれど、二人ともビックリするほど鈍感なので新鮮。
非常に思いやりに溢れているのにお互い遠慮しまくりで話が中々進まない様子にやきもきするのがこの漫画の醍醐味。
絶対ここでまた滞るだろうな→やっぱり滞った!の繰り返しなのだけれど、何となく飽きない不思議。何か応援したくなる。
この漫画の飛び道具は主人公の女の子が巨乳であること。
描写そのものなら別に珍しいものでは無いかも知れないけれど、ホンワカした恋愛を描く本作において、他のキャラから巨乳指摘が飛び出すのは実に珍しい気がする。
 
他にも沢山「これどうなんだろうね」みたいな話がしたいのだけれど年齢と性別を考慮して本日はここまでに留める。

<美味しいものを食べたよ>
ベースボールベアーで歌う所のスタンドバイミー「完璧な少女に逢えたから」が如く完璧なフィナンシェ及びマドレーヌに逢えたから。
ビスキュイテ・ブルトンヌという店なんだけど、そもそもフィナンシェにそこまで期待してなかったんだけど、予想どころか概念覆す完璧さ。美味い。
正統派ではないが、美味いかと聞かれるとアホ程美味いので、認めてくれないなら新ジャンルとして認可頂きたい。
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他にもクリスマスケーキとしてはケ・モンテベロ。ここ三年クリスマスケーキはここと決めており、兎に角濃厚で破壊力抜群のチョコレートがたまらない。今年は濃厚でありながら不安になる程爽やかなムースに次ぐムース。調子こいて半ホール食べたら胃がもたれ死んだ。それでも構わない程の満足感。
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パンはそのお隣のル・シュクレクールとこれまた三年決まっておりますの。モンテベロの親元というか兄弟。ハード系のパンの芳醇さマジおかしい。スタバで硬いパン食べてるサブカル女子に食わせたい(スタバの食べ物も好きだけど)特にパンオセレアルがね、ゴマの旨味とか香りとかね、ほんとにね、ね!
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ちなみにここのフリーペーパーがオタク臭凄まじく大変笑えるのでコンプリート目指したい。
道案内にその片鱗が感じられるので是非ご覧下さい。

またー。