性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.05.04 LOSTAGEとuri gagarnを観てきました。(@十三ファンダンゴ)

ゴールデンウィークのスタートダッシュに特撮ソンが歌いたくて仕方なくなり、一人でカラオケに行った。翌日もカラオケに行く事となり、一気にカラオケ好きみたいになっていた。

隣室の男性はワンピースの主題歌「ウィーアー!」を繰り返し延々と歌っており、そのポストハードコアとも言える仕上がりと姿勢に感銘を受け、大森靖子さんの「ミッドナイト清純異性交遊」のリピートで迎撃。こちらはオルタナパンクといった所か。

いや、どっちも全然詳しくないのだけれど。

気分が乗ってくるとSHAZNAの「LOVE IS ALIVE」「すみれSeptember Love」を歌うとんだLOVE野郎なのだけれど、ダムのPVは完全に一緒のものが流れてカオスだった。そもそもこの2曲を同一人物に歌われる事を想定していない気もする。

カラオケのPVの構成として若くも無い男が一人遊びしているという気が狂いそうな作品が多く見受けられる。ある種の挑戦状として受け取る他、処理しようが無い。

そして恋愛モノPVにドスンと鎮座する90年代後半~00年代初頭くらいの謎の企画モノAV感の正体は何だろう、などと延々考えてしまい歌に集中出来ないけど、そういうのマジ楽しいし最高。カラオケ好きになった。

 

ゴールデンウィークだと言うのに数年ぶりに友達から連絡があり、お茶に出かけたら4日前に失恋した、職場恋愛だったので連休明け気まずいみたいな話に終始しており、僕はそんな話を聞きながらビスコッティーを硬いまま齧っている友人に「それコーヒーに漬けるヤツだよ」と教えてあげるタイミングを狙っていたけれど、熱弁振るわれ過ぎて言う隙無く完食。あわわ。

人の失恋話は同調と同情、あとは少しの教訓を見出す必要がある大変な作業で、忍耐の上に成り立っているのだなと実感。女の子がそういう話凄い好きなのが凄いなと感心してしまう。それを糧に出来るという意味で尊敬に値する。

こちとら30前の男二人、何てことはない。只々虚しさ残った。

最終的に「幸せになろうぜ」みたいな励ましに終始してしまった。友達が気持ちよく連休を過ごせていれば良いのだけれど。

 

そんな内容的に行楽地で思い出を積み重ねる人と対比すると目も当てられないゴールデンウィークではあるものの、ライブにもしっかり行って来た。

会場最寄りの十三駅は「しょんべん横町」という、飲食店街にあるまじき名前がついている通りが火災により焼失しており、その募金活動を行っていた。十三の食べ物は大体美味いし、活気あるあの雰囲気が失われたのは悲しい。非常にキャッチーな酔っ払いを多く輩出するスポットの完全復活の為に募金した。近いうちにまた行くので、小銭があれば全部ブチ込むくらいの応援は出来たら良いな、と思う。

 

2014.05.04 @十三ファンダンゴ

uri gagarn

不穏に地を這いずり回るベースに飄々とリズミカルに叩きまくるドラムとボヤキ一転シャウトを放つボーカルとそれに呼応するジャキジャキノイジーなギター。

2年ぶりくらいに観れてうふふ。

ジャンル的にはもう見当つかないというか、オルタナなのだろうか、パンクなのか。

原始的な3ピースの衝動を極めたって感じでザラザラしてて気持ち良い。

「the count」だったり「korobbokuru」を筆頭に初期曲も多めで嬉しくなってしまう。「resistor」の気持ちよさは異常。


uri gagarn / Resistor - YouTube

1stと2ndでメンバーがガラリと違うし、今のメンバーになってからしかライブを観た事が無いのだけれど、1stの現メンバーでの演奏がとても好きだ。表情がとても豊かに思う。

スプリットに収録されている楽曲も相変わらず不穏キャッチーでとっても良い。カウパーズやらブッチャーズなんかに上手く接点が持てずに来た身としては、そういう流れの上にいる質感だと思うので徐々にこの流れを遡っていけたら楽しいだろうな、なんて邪推しながら観てた。cpさん相変わらずキュートかつクール。


uri gagarn / Doom - YouTube

 

 

LOSTAGE

ファンダンゴで数えきれない程観てきたLOSTAGEも実は久々。

久々だったせいで音圧に完全に圧倒されて飲まれてしまった。全パート凄まじい化物が爆音ファンダンゴにいるっていう事実だけでお腹いっぱいでも食べちゃう。

「BROWN SUGAR」の勢いで蹂躙の後、「僕の忘れた言葉たち」で爽やかかつ重厚感。そのあとの「SURRENDER」がヤバ過ぎて泣いた。大好きな曲なので久々に観たライブで演奏された事が嬉し過ぎた。


lostage2009.03.25発売3rd Album "GO"より「SURRENDER ...

↑これは4人時代のやつだけど。

僕の人生二人目くらいのギターヒーロー(勿論現役で)五味拓人さんのギターの凄まじさ。タイプ的にはアリーナ級のぶっとくて鋭いギター。久々に観ると涙出てくるカッコ良さで発狂寸前だった。

新曲はちょっとひんやりした、ゴッチが好きそうな界隈の曲(LOSTAGE好きな人にはこれで大体伝わる気もするけれど、込めてもいない悪意まで感じられたら困る諸刃の表現。悪意は無いです)で色気もあって素敵だった。

順調にいけば夏にアルバム発売とMCがあったので楽しみにしたい。スプリットはレコードという事もあってか500枚しか作っていない、という話をしてた。

こんな凄いバンドが500枚のレコードを売り切るのに半年かかるらしい。何となく釈然としない現実だけれど、本当に良いバンドでえげつない曲ばかりなんだよ、と人に伝える事で本当に本当に微力ながら役に立てたらいいな、と思った。

「BLUE」の疾走感から「DOWN」の溜めて溜めて大爆発というアルバム通りのダイナミズム。最近の作品の中ではDOWNが一番好きなので鳥肌立ちっぱなし。物凄いスケールと重厚感。その迫力には震えるしかない。

ファンダンゴLOSTAGEのライブがある日はメガネの緩んでるネジ締め直さないと揺れるくらいの音圧があったのを久々に思い出させる素晴らしいライブだった。

アンコールは「夜に月」。最早言う事無いレベルでカッコイイ。


LOSTAGE - DOWN - YouTube

 

家にレコードが増えてきたからレコードプレーヤーを早く買いたい。

パソコンに接続出来るやつって今じゃ当たり前なんだろうか。レコードストアデイに関しては試み自体は素晴らしいけれど、地方の人に対しての購入格差だったり運営のお客さんに対する配慮など運営のtwitterでの言動を静観していると熱量が先行してるばかりで良い印象があまりないのだけれど、何でも最初はそうなんだと思う。通販の検討もしてくれてるし、解消に向かうんじゃないだろうか。

軌道に乗るまで、一つのスタイルとして完全に浸透するまで何度も続けてくれたらと応援している。僕自身は別にレコードでもCDでも何でも良い。好きな感性の店とアーティストが楽しく活動を継続させていって貰えたらそれだけで良くて、その手段がレコードストアデイなのであれば応援するだけです。

後は好きなジャケットが大きくなって我が家に、みたいなのが良いなと。完全に大森靖子さんの受け売りだけど。

 

連休の後半は本読んで映画観てライブ行ってで過ごしたい。

久々に「ムーミンパパ海へ行く」読んだら序盤30ページ初っ端からムーミンパパの凄まじい個性が炸裂していて再読なのに気押されている。凄いや。

3000文字近いこのブログをここまで読んでしまった皆さんにもゴールデンな何か、何か良い事があれば良いな、とせめて軽くお祈り申し上げております。

 

またー。