性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.08.16 昆虫キッズなど観てきました(@京都METRO)

Googleで「昆虫キッズ 音痴」で検索した人、今なら怒らないから出て来なさい。何て言うかめちゃくちゃ笑った。
初めて昆虫キッズを、昆虫キッズの為に大阪から新宿まで観み行ったら、クリスマス仕様のライブでこの世で一番酷いジョンレノン聴かされたのを思い出した。
それでも良い。音痴なのか味なのか恋に堕ちた身としてはどうでも良く、ここまでグズグズのライブそう観れねえよと思いつつも心底満たされた自分がいた。他に観れた彼らのライブは素敵なのもちゃんとあった事を念の為に記しておく。

そんな昆虫キッズと出会って4年くらいだろうか。来年解散するとの事で、そのラストツアーに行ってきた。

2014.08.16 HOMESICK20 @京都METRO

非常に性格の悪そうな、ビーチローファイからヘロヘロサイケなどなど素晴らしい客入れDJで快適な空間だった。
盛り上げ目的ではない心地良いDJ。ごく一部の私だけはアンタの良さ解ってっから的な妙に強気の女性にモテそうな選曲で京都にいながらにしてさながらライフセーバーが帰った後の夕暮れの海岸の様な少しセンチメンタルな空気感でキュンキュンする。ぬるいビール飲みながら目を細めて夕日を見送りたいぜ!でもここは鴨川沿いだからなー残念。

my ex
京都オルタナ界隈で僕が知っている中で一番ポップで放課後感と温かみがあるバンド。
久々に観れてパワフルなドラムとセンチメンタルな歌のバランスが楽しかった。

hi,how are you?
初見。
最小編成のドリーミングでどことなくハイソなほっこりポップでまったり観れた。

柴田聡子
名前をよく見かけていたけどライブは初めて。
小さな幸せだったり怒りだったりを短編小説みたいにサラッと歌う微妙な生活感の無さが何となくジブリの女の子みたいで不思議で魅力的だった。

昆虫キッズ
結論から言うとワンマンばりのロングセットで前半はBLUE GHOSTの世界観バリバリの最高セトリ、後半は大好きなあの曲この曲てんこ盛りの最高セトリで要するに最高最高最高セトリだった。
好きでいて良かった。
「Metropolis」や「Alain Delon」の疾走感からアルバム全体に横たわる焦燥感と幸福感のような相反するものがジンジンくる前半。
のもとさんがあまり前に出てこないアルバムにおいて存在感抜群の「変だ、変だ、変だ」だったり、穏やかで切なげな「COMA」が染みる。
冥王星」の未来への漠然とした不安、シリアスな「Night Blow」などなど、BLUE GHOSTだけでセトリ埋まるんだろうな、凄く昆虫キッズらしくて良いなーと思っていたら、ここからまさかの怒涛昆虫キッズ最強セトリ祭りに突入。
「サマータイマー」の歌い出しでまたちょっと泣けて、「ASTRA」「主人公」と攻めの昆虫キッズが続く。
「GOOD LUCK」が演奏されて完璧だ、完璧に最高のレコ発だとちょっと泣いていた。GOOD LUCKの深い愛おしさで胸がキュンキュンして余韻に浸るかと思っていたら、まだまだこれからと「いつだって」でガン泣き。昆虫キッズにどハマりするキッカケの曲を最後のツアーで聴けるなんて思っていなかった。
アンコールは4曲、「シンデレラ」「27歳」「恋人たち」そして「裸足の兵隊」
大好きな曲ばかりでちょっとこれは僕の妄想なんじゃないかと未だに確証が持てないでいる。チューニングの段階で最後が「裸足の兵隊」だと解ったので、もうそこから泣くの我慢するの大変だった。
昆虫キッズで一番好きな曲なので最後の最後に演奏してくれてとても幸せだった。
高橋さんの現実の厳しさまでもそのまま突っ込んだ純粋な世界観をこんなに沢山聴かせて貰えるなんて思ってもみなかったのでこの企画には感謝するしかない。転換DJまで含めて最高だった。
今日の泣きは解散が悲しいとかじゃなく、単純に嬉しくて泣けてくるというか、凄く自分に正直でウケるくらいに幸せだった。
関西はまだ大阪公演が残っているものの、東京まで最後遊びにいこうかなーと思っている。どうしよう。
昆虫キッズは僕の中でタイトルが最高に似合っているバンドで、「My Final Fantasy」も「text」もそうだけど特に「こおったゆめをとかすように」と「BLUE GHOST」というタイトルが好きで、そのこおったゆめをとかすような、メランコリックでセンチメンタルでどこか突き放した様にサバサバしたギターだったり歌詞だったりが大好きだった。名は体を表す、というか。
まだまだ終わらないし、終わるというか何かはきっと続いていくんだろうと思うし、何か全然悲しくないわって帰りの電車の中で半ば自分に呆れている。
ありがとう昆虫キッズ。(まだ観るけど)

昼は昼で、でんぱ組.incの武道館公演DVDを観ながら泣いていた。えいたその微妙な猫背歌唱法と元気キャラの生み出す謎の存在感が涙腺を刺激するぜ。基本的に根っこに横たわるものが明るくない中で、立ち位置が違う存在感を放つ彼女のエネルギーが好きだ。(詳しくないので勝手に言ってろくらいに思って欲しい)
涙が多い日だこと。忍び寄る老いを目視した気分だわ。なんたることか。

それにしても京阪電車は高級感があって良い。座席の質感とか、自宅なら電気代的に躊躇するわくらいにロックと形容して差し支えないレベルで冷房が容赦無く掛かってて極寒な所とか、何か間違った方向の思い込みを含めてリッチで好きだ。
乗ってて快適なのは20分くらいだな、くらいの冷房を特急で50分とか乗りながらそんな事を考えてながらこのクソ長い文章を書いている。あっという間に大阪。文字を書けば寒さも忘れる。健康法にならないものか。

またー。