性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2015.03.04 オワリカラ、SuiseiNoboAz、スーパーノアを観てきました。(@京都nano)

無事30代に突入致しまして、無事っていうかそもそも大した危機もなくのうのうと生きてきた訳で何の躓きもなくヌルヌルっとさよなら20代でした。
30歳になる頃には理由もなく札束の風呂に入っていると小学生の頃は思っていたし、毎晩小料理屋でチビチビと日本酒でも舐めてるもんだと思っていたけど、全然成り上がってないっていうか、そもそもその頃はお金ってもっと簡単に稼げると思ってた。苦労を知らなかった。親に感謝しないとなーと妙に淋しい気持ちになったりならなかったり。
聞いた話によると日本の成人男性は35歳あたりで人生に絶望しがちみたいなので、ジェットコースターわくわくわく坂を緩やかに登っていきたいですね!ジェットコースター死ぬほど苦手なんだけど私たちいつか死ぬのよ夜を越えても。年金貰えるその日まで楽しもうね!

そんな感じでライブ行ってきました。

2015.03.04@京都nano

文豪と対峙したみたいな、畏敬の念っていうか。石原さんの豪胆さ、音は頭で歪ませると言わんばかりに何でも頭でゴツンゴツンやるのが渋くて、菅原文太のトラック野郎を眺めてカッケーな!みたいなある種のファンタジーとして成り立つ存在感からして本当にボアズは素晴らしい。
懐の深い轟音、吐き捨てる様でいて優しげな言葉。E.O.W聴きながら天井知らずにブチあがるテンション、僕のギターヒーロースーパーファミコンギタリスト高野さんとギターを介してイチャつくキュートさもおまけにつけての圧巻のライブでした。
未だにギターが2本いるボアズに対して慣れない部分もあるんだけど、どのバンドとも違う高野さんのギターはどのバンドよりも中性的な気がする。
新曲かっこ良かったな。。。

スーパーノア
ポップとオルタナの狭間に根を張って全部が全部良い曲!!っていうのを鳴らしてくる性格の悪そうな感じ最高だしフロントマンの顔つきも最高に好み。
大阪で良い曲ばっかり平然と鳴らしてくるのがボールズだとすれば京都では間違いなくスーパーノア。
確信犯的に突き抜けない、熱量を抑える事でいちいち良い所をプレゼンされてる気分が最高に楽しいです。
ギターも全然盛ってこない、適切な分量が最高の効果を発揮する的な姿勢でもって惚れ惚れする。
素晴らし過ぎないですか、この間合い。

nanoのオワリカラは日本一です。間違いなく日本一。異論はご自由にどうぞ、でも僕の中では譲れません。
nanoのキャパと設備に対して音のクオリティーの凄まじさはオワリカラでこそ発揮される感があって毎度一曲目から涙腺にくる。
あまりに良過ぎてずっと半泣きの半狂乱で全然セトリ覚えてない。
ここ一年以上、後ろでまったり観てるのにnanoで観ると汗と涙でグシャグシャ。sign sign sign signの色気、新曲群に共通するダークサイドな艶っぽさと衝動の共存っぷりも卍解しまくってて楽しかった。
夜戦ちゃんで絶叫、アンコールのマーキュリーはキラキラと希望に満ちてて何かもう言葉もなかった。昨日も良かったハズなのにスッコーン!と、上手く感想も述べられない程にかっこ良かった。
また一つ、ドアをバーンと開けられた気分。さっさと売れろ。


企画に遊びに来てくれていた方が穴あなをとても褒めてくれて、走り出したいくらい嬉しかった。
自分が凄いなーと思っている人に自分が誰かに観て欲しかったバンドを褒めて貰えて、ただ来て貰っただけなのに凄く誇らしく、また嬉しかった。
長らく会ってなかった岡山の女の子も元気そうで、nanoのお酒は美味しく、帰って食べたサーモンを麺つゆとごま油で漬けたものは非常に米泥棒でさながら一揆の様でしたとさ。
わーすっげえ良い日!

またー。