性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2015.04.16 大森靖子さんを観てきました(@梅田AKASO)

有休。
最近有休を取得する度に保険のおばさんと会話するパターンで何なんだろう。
暇だったのとナナちゃんになれるマフラーが欲しくて先行物販に90分並ぶ。
前に1人女の子がいて、2番。
開始の直前でも20人いなくてこんなに並ばなくても良かったかもなーと思うものの、欲しいものを手に入れる上にリハの音がバンバン聴こえていて楽しかった。
リハはバンドの音がよく聴こえるからお得感がある。明らかに特徴的なタム、ハット。これは最早ピエール中野氏としか言いようが無いというドラムがワクワクを誘う。あっという間に買えた。

テンション上がってヒトカラで大森さんを1時間熱唱した挙句残り30分シャウト系連発で声完全に枯らした。
自分の完全騒音ドリーマー無駄デシベルっぷりの大森さんカラオケからの、素晴らしい大森靖子さんのライブを観るというカウンター半端ないマジクリティカルワンヒットキルいえー。

カラオケ店のトイレのハンドソープが何故か完全にスイカの匂いでお婆ちゃんを思い出した。別にスイカ切って貰った記憶とかないんだけどな。

2015.04.16@梅田AKASO


物販が中に設営出来ないくらいの、ソールドアウト。
後ろの方で埋まって行く前方を眺めて凄いな、凄いなと思った。整列時で背の高い男の人が多いことを把握、AKASOの段差は低い、音が良い場所で聴きたいとなって後ろ。
始まると前に押し寄せて後ろが空き気味で、お客さんの待っていた度が凄かった。そうだ、関西無かったんだよな...。
人口密度が凄い感じで、ディッキーズ履いてない人達が集うライブでこんな事になるなんてと胸がギュっとした。大阪の事が少し好きになった。
絶対絶望絶好調から始まったライブは、1サビ終わる頃にリハで聴いて感じていた曲の速度に反して余裕のある演奏っぷりで、抜いた投球で150キロ出ちゃうピッチャーみたいな感じで、かと言って緩いかと言われれば微塵もそんな事なくて、CDに寄せたアレンジではなくて、ロックに寄せて寄せてのカッコイイアレンジの連発でどの形態で出演しても大森さんは新しいから凄過ぎると泣けた。
きゅるきゅるの軽やかと熱量が正比例した反則っぷりを聴いていて、ピエール中野のドラムが大学時代から観てきた彼そのもので爆笑していた。ていうかどの曲もピエール中野の叩き方で、このドラムが土台にあるポップさが妙に鋭くて面白かった。
手数を掛けて間を作る叩き方、ハット多い、そこバスの数多くないですか?みたいな、ピエール中野の好きな所が時雨でもないのに凝縮されていて幸せだった。
だって昔好きだったドラマーが今好きなアーティストの背後でドラム叩いてるんですよ?
直枝さんのギターは完璧でコメント出来ないし、畠山さんのギターは何なんだろう。畠山さんって何者なんだろう。おかしくない?H MOUNTAINSのミニマルさとダイナミックさの融合っぷりがまず謎だったんだけど何でも出来るんだなと改めて驚いた。絶対少女バンドでも観てたハズなんだけど、あのバンドはCDに近いアプローチで凄みを炸裂させていたバンドだったから、ここまで畠山さん目立たなかった気がしていて今回の衝撃は凄かった。
大森さんはハンドマイクで行ったり来たり、強靭でキラキラしたイミテーションガールからノスタルジックJ-POPという流れ、あまいの甘い微睡で泣けた。アウトロの豪雨っぷりがまたそれに追い打ちだった。
エンドレスダンスをバンドアレンジで聴けると思ってなくて、こんな感じになるのかと面白かった。
このツアーで聴きたくて聴きたくて待ちわびていた子供じゃないもん'17とオマケ〜スーパーフリーポップ〜が揃い踏みでテンションが最高潮に。
子供じゃないもんの生「大好き...傷付いてよ」が聴けたのが最高でした。気持ち悪いなこの感想。
オマケのアウトロはそこまでするかと言うくらいにジャキジャキでブレイクポイントが多い、インストバンドかよってくらい混みに混んだ鋭いアレンジで素敵だった。大森さんの曲だし大森さんの歌だけどバンドがしっかり単体で動いてる辺りに凄い集団なんだなーと実感。
弾き語りのPINKでそこまでのバンドの面白さから一転、大森さんと一対一の熱量に息を飲む感じが鳥肌通り越して泣けた。
hayatochiriが弾き語りなのが勝手に色々感じてしまった。どうしてもピントカのイメージがあって、このバンドならどうなるんだろう、みたいな気持ちもあったのだけど、弾き語りで凄く安心した自分がいたのが何だろよく解らないけど。
少女3号はシャンソンというよりも随分アーバンで夕方っぽいアレンジになっていてこれまで色んな形態で聴いてきたのとは違うグッとくる具合で素敵だった。
春の公園(調布にて)はピアノの静かな入り方、大森さんが弾いてるのとはまた違う緊張感があった。それにしても素晴らしい歌詞だし物凄く切なくなる。泣ける。
そこから焼肉デートにあまりに上手く繋がったのがある意味一番度肝抜かれた。どういう組合せというか切り替え方だと曲名並べると思うんだけど、これがめちゃくちゃ良い流れで切なさ吹っ飛ぶくらい笑ってしまった。
ミッドナイト清純異性交遊で上がる処女膜再生ステッキのピンクの数が壮観で、その上に身を乗り出す大森さんはカッコよかった。新宿も音楽を捨てよ、そして音楽へは両方共煌びやかというよりやっぱり都市的で、ピエール氏の手数の多い土台っぷりがシステマチックな都市っぽさがあってカッコイイなーと思った。ギターもファンクっぽかったりと本当にどれもこれもここまで新しく見せてくれるのって贅沢過ぎるだろと感動しました。
音楽を捨てよ、そして音楽へのアウトロで大森さんのエネルギー突き抜けっぷりで観てただけなのに気持ち良い達成感。
アンコールはアカペラのさようなら。
最後の最後でやっぱり大森さんをガツンと見せつけて貰えて素敵だな、素敵だなと思った。

自分の大森さんのツアーが終わったんだなーと帰りの電車でぼんやり思った。
中野もピントカラストでもなく、地元で終わらせてみたかった。
そのツアーの最後に面白いライブが観れて本当に幸せ。
ピントカも凄いライブをするのだろうな。死ぬまで後悔するくらいのライブで有って欲しいです。

ナナちゃんになれるマフラー巻いて写真撮ったら、こ、これがワタシ!?みたいな可愛さで勢い余って自撮りをしてあろうことかインスタグラムにアップしてしまった。マジで可愛い(ナナちゃんが)のでこの欲求の満たし方はヤバイ、おっさんが手を出して良い領域ではない、と封印を決定。
何と恐ろしい文化よ。。。

まーそんな事はどうでもいいし、次のライブまで適当に休みながら頑張るぞー。

またー。