読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

Psysalia Psysalis Psycheが好きでしたという話。

バンドマンは本当にラーメンが好きなんだろうかとかまるで意味のない事を悶々と考えてしまうことってありませんか。
バンドマンはラーメンばっか食べてるイメージがあって、でも本当にラーメンが好きでラーメン食べてるんでしょうか。半分くらいは値段もそこそこで晩御飯になるし酒飲まなくて済むし長居出来ないからすぐ解散して帰れるという理由でラーメンが好きなんじゃないかなと思っているんですがどうなんでしょうか。
近い様で遠い社会なので妄想しちゃうんだけど真実は別に知りたくもない不思議よ。バンドマンと言えば異常に好きなバンドマンがいたんですけど、そのバンドマンがやってたバンドが解散したので勝手に過去形にして終わった事にしてたんだけど全然最前線でバリバリ活動してるって最近知って泣けたのでちゃんと終わらせてそっちに行きたいから、そのバンドの感想をつらつら書いて自己満足したい。暇ならお付き合い下さい。

そのバンドの名前はPsysalia Psysalis Psyche。長いので以下「サイサリ」と表記します。
サイサリはライブハウスに通う前から僕が思い描いていた「センスが良くて暑苦しくなく、ヴィジュアル系という訳でもなく、クールで不良っぽく死ぬ程カッコイイ」という理想を全て満たしたバンドでした。
実際ライブハウスに通ってみて気付いたんですが、大阪には全然そんなバンドがいなくてそれはそれで楽しかったけど、言うなればNANAに出てくるバンドマンみたいなのより、BECKみたなバンドが多くてちょっとガッカリしていました。(何度も言うけど、そういうBECK寄りのバンドも大好きだけど、単純にNANA的なバンドとも普通に出会えるモンだと思っていたという話)
The MirrazがVeni Vidi Viciousとスプリットシングルを出してツアーをしていたのをたまたまThe Mirrazのドラム(前任の女の人でした)とマイミクだった縁で観に行って東京にはこういったシーンがあるんだと初めて気付かされたのがキッカケで探りを入れる様になり、Lillies and Remainsなどを経由して辿り着いたのがサイサリでした。

サイサリを初めて聴いた時、観た時、追い求めて来た道程(そんな長くも険しくもなかったけど)が報われた事が嬉しくて嬉しくて震えて鳥肌が治まらなかったのを今でも生々しく覚えています。
彼らの音楽は例えばhideだったりcali≠gariだったりの刺々しくも艶っぽく新しい劇薬っぷりと、リバティーンズや壊れかけのテープレコーダーズの様な王道なのにインディーズっぽい佇まいがガッツリ混ざった感覚のバンドでセンスの塊。それがサイサリでした。

気怠げでどんなにシャウトしても鋭さの中に余裕のある内田紫隠(vo&g)と人懐っこい不良の様な飄々とした所がある松本亨(vo&g)のツインボーカルの声の絡みが描くインテリ感すら漂う文学的な歌詞の説明出来ない痺れ。
楽曲に関しては、荒廃としたノイズを叩きつける曲もあれば瞬発力をもって突き進む曲もあるし、物悲しく儚い曲もあったり、砂漠の夜のカーニバル的な妖しげな明るさがある曲もあるし、シンプルなガレージっぽい曲もあって、だけどいつもアーバンで、かつアンダーグラウンド。それら全てのどこを切り取ってもサイサリだ!!と納得してしまえる多彩さでした。
もうサイサリという美学で成り立ってるとしか素人には思えないバランスなのでした。
視覚的にも非常に意欲的でサイトのデザインや衣装、クリエイターとのコラボ、VJの導入や舞台装飾など、あらゆる手段で自分たちの世界観を受け手に見せ付けてくれて常にワクワクさせてくれました。

ある大阪のライブのMCで紫隠さんが「スローガンは脱茶番」と吐き捨てる様に言っていたのを聞いた事があるのだけれど、正しくどこかで満足することなく貪欲であると同時に常にクールな存在、そんなサイサリが大好きでした。
だから大傑作の2ndフルアルバム「#7」をリリースしてあっさり解散してしまった時、まだまだこちらの想像を超える世界を見せてくれると思っていただけに非常にショックで、だけどあっさり終わってしまう格好良さもたまらなく似合っていて聴き手としてどう処理していいのか解らなくて燃え尽きてしまいました。

だけど自分で聞く耳をもってみれば紫隠さんもチラホラ動向が聞こえてきたり消えたりしているし、松本さんに関しては非常に勢力的に活動されているしで、さっさと自分も追っかけないと損だよなーと今更思い至りましたとさ。
完全な蛇足だけど、彼らを好きになったお陰でPILLS EMPIREなどにも出逢えたのでそこまで含めてもとても感謝しています。何だかんだ一番教訓になったのは自分の探究心が大した事ないだけで何処かに自分の理想のアーティストはいるのだと言う事かも知れません。
「こんなバンドが隠れていたなんて」「どこにいたんだと小一時間説教したい」的な戯言を述べる人が時折おりますが、そんな事ほざいてる暇あったら己の無知を恥じてもっと好きな音楽探せばいいじゃんと思います。
とか言いながら僕も全然何も知らない愚か者なのだけど。
ともかくPsysalia Psysalis Psyche、ありがとうございました。まだまだ聴き続ける。

またー。

追伸、松本さんのサイトが面白くて最近よく覗いております。


またー。