性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

東急ハンズLOFTに行くと糸井重里さんになった気分で振舞ってしまう経験はあるだろうか。
ほう、これはいいね!これも便利だ。グッドデザイン賞に推したいね!などと糸井重里さんが日頃どの様にかつどの様なお仕事をされているかも知らないまま勝手に糸井重里=便利で新しいものを沢山知っててそっち方面に異常に顔が利く人みたいな認識でもって糸井重里プレイに走っているのだけれど。
これ、結構ありがちだと思うんですが、じゃあ実際どれくらいの人が心に自分なりの糸井重里さんを飼ってるんだろうねって話ですよ。
決して僕だけではないハズだ。見せろよ、お前の糸井さんを。通信対戦しようぜ。
僕が小学生の頃の糸井さんは釣りゲームのプロデュースなどしていた記憶があり、大人になって存在を再認識した時に「釣りゲーム以外にも仕事してるんだ!」ととても驚いた記憶がある。逆に釣りゲームだけでそこまで有名だったらそれはそれで凄い気もするけど。
あ、でも別に糸井重里さんの話をしたかったんじゃないんだった。
そんなごっこに心の中で興じてしまうくらいLOFT東急ハンズが好きなのだけれど、そこに行くと己に冒険心が無いなと痛感する。
一点特化の大型の調理器具とか、その存在意義後付けじゃない?みたいな雑貨とかめちゃくちゃ欲しくなるんだけど衝動買いした事がない。
堅実なんて言葉で誤魔化して来たけど、単純に臆病者なんじゃないかと最近感じている。
いつもお弁当箱やシャンプーを買う事で騙し騙し生きてるくらいが僕にはお似合いなんだろうか。
このお盆、足繁く通って見極めたいと思う。何この尻すぼみっぷり。糸井さんに依存して引っ張れば良かった。

まぁ何にしてもお盆休みは最高ですね。
グラついていた日々の生活リズムを完全に立て直し、ずっとやってみたかった自由研究をし、読みたかった本をダラダラ読み、一週間でヒゲってどれくらい伸びるんだろうと実験中だし、毎日少しだけの筋トレでどれくらい効果があるのかも実行中だし、スーパーで1万円近くのフルーツグラノーラを買い込む死んだ目のおじさんを目撃し、都市部に買い物に出ては中学生くらいの女の子が「うちのパパ、連休になると浮ついてて嫌」などと不満を口にしており顔も知らないどこぞのパパとやらの細やかな幸せを祈り、服を買おうとしていたハズが目についたお麩を衝動買いした挙句服屋にすら立ち寄らず、目的だった本は見つからずに結局漫画を買い、ミスドで爆買いする中国人観光客3人組が大量のドーナツをどう消費するのか非常に気掛かりではあるもののさっさと家路につき、贔屓のチームが無いからこそ親戚の子供を甘やかす駄目な叔父の様に頑張れ頑張れとキラキラした目で高校野球を見る、という3日間を過ごしている。
なのでお盆休みは客観的に見ても最高。
実家は電車で片道300円そこらの距離にあるものの、特に予定も無い様でお呼びも掛からない。まったく薄情なこと。
近い故に割と頻繁に帰っているので、ここはダラダラさせて貰おうと触らぬ実家に祟りなし。そっとしておこうと思う。
そう言えば、お盆の思い出って何かあったかな、とぼんやり考えてみてもあまり思い出せない。旅行に連れていって貰ったりしていたハズなのに申し訳なく、物より思い出って当てはまらない人もいるんだなと我が身をもって知る事態。
一番最初に思い出されたのは箕面の滝に行った事だった。
社会人1年目のお盆に何故か家族で箕面の滝に行って、滝を見上げながら父が「この滝の水は何割かポンプの水を人工的に組み上げて流してかさ増ししてるんだよ。そのポンプ代に何千万か毎年お金がかかっている」と得意気に教えてくれた事で、目の前の滝が半サイボーグの滝だと教える為だけにこんなクソ暑い上に道路が混んでる中連れて来られたのかと怒る気力も湧かない程に落胆した思い出がある。
箕面の滝の善し悪しは箕面市民でも何でもないので特に言う事もないのだけれど、何を伝えたくて父がそこへ行ったのか未だに理解出来ない。
もしかして教訓めいたメッセージは一切無く、テレビで得た知識を披露したかっただけだったらどうしようと怖くて聞くに聞けない。
親が親なら子も子であると同時に子も子なら親も親だと思うので、自分と同レベルの人間だとは思うものの、そうあって欲しくないと感じている分、自分が自分で思っているより親が好きなのだなという結論に至って何だか照れ臭いや、と誤魔化し続けようと思う。

またー。