性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

崩壊書評vol.13

何やかんやで時間を作るのも隙を見つけるのも下手くそになってしまってあんまり本も映画も手にとってなくて、などと言い訳した所で自分の欲が知識に向いてないんだなーと思い知る。
年末年始はゆっくりたくさん読みたいなー(とか先に期待していると全然読まずに終わるのでさっさと本屋さんに遊びにいこうと思います)
ハードカバー→文庫という刊行の流れ自体に異議を唱えるつもりは微塵もないし欲しくなった本を高いと思った事もないけど、もうちょっと軽いといいなーと思ってしまう。老いか。
崩壊書評でーす。

サンダードームの設定とバトル目茶苦茶笑った。
世界観の元突き進む中で、子供が多いのでまろやかな展開なのが凄かった。
カーチェイスの迫力よりもコミカルさ重視っぷり。
2のが好きだけど3の方がしっかり世紀末感が出てた。

思ったより軽くなく、思ったよりバンバン人が死ぬと聞いていたけど想像以上にそんな感じだった。
その重さにスカッとはしないけど、ヒットガールがカッコ良くて、2も観たいなーと。
あんな躯体の良いナードなイケメン実際にいる訳ねえだろファンタジーレベルで好き。

1から自然と地続きだけど1観なくても楽しめるのも良かった。
ヒットガール可愛過ぎてヤバイ。ハーマイオニーが許されるならこっちは3倍ドンだぜ!みたいな事を考えていたら頭の中をSOPHIAの黒いブーツを思い出した。
伝わる人にだけ伝わって欲しい。
ずっとコミカルだけどバンバン死ぬ。
熱くなるものもあって楽しかった。

かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学(小説)
マドレーヌ夫妻最高かよ。
言葉のリズム感が良くてとんとんとんと読めるし妙に笑ってしまうのが素敵でござった。かたじけない。
はなてふてふしたーい。

それまでのゆったりした展開が嘘みたいに伏線の回収パートが凄い速さで、自動巻き取りのメジャー限界まで伸ばして一気に巻き取った気分になった。
そのスピード感、主人公じゃなくヒロインを書きたいだけだったんだな、とギャルゲーにおける主人公の扱いと同じ憂いを味わう。

チキタ☆GUGU/TONO(漫画)
6巻完結の漫画。人を喰うという設定が流行ってる2015年において2007年完結でその重たいテーマをサラサラと可愛いタッチで、ただし手加減なく重たいままちゃんと描き切ってるこの作品が話題に上ってくるのは成る程!って感じだった。
人を喰べる妖怪と、その妖怪が食べるのに100年かかるがめっちゃ美味しくなるという人間がその時間を通してどう変化していくか、という話。
めちゃくちゃ面白かったし何か泣けた。
めちゃくちゃ面白かったし何か泣けた。
初めて読んだ漫画作品の中で今年ダントツで面白かった。

またー。