性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2016.04.09 SuiseiNoboAz、Amia Calvaを観てきました。(@京都nano)

最初に書いてしまうと、オリコンにランクインするタイプのヒップホップの様な精神状態の一日であった。
年度末は地獄を極め、2・3回は死(転職)が頭を過る激務っぷりであった。
それが完全にでは無いんだけど、まあまあ片付いて迎えた土曜日だった為にそんな精神状態になったのだと思う。
朝からしまじろうを鑑賞し、みみりんのトマトビクスというマジ半端なくシュールかつ運動としての強度が無駄に高い強靭なリズムに爆笑し、其の後にトマトに見たてて劇中に登場していたボールを使って知育番組らしく数を数えていたんだけど、1〜10とかじゃなく10個単位で100まで数え、そこから100単位で1000まで数え、最終的にはその1000個のボールの海から満面の笑みをたたえたマッチョのお兄さんが飛び出してくるという何を言ってるのか読んでて解らないだろうなでもありのまま書いてるんだよ的な、子供全員を置き去りにしたとんでもないセンスを披露していて制作サイドは何を考えているんだろうと思いつつ、何て楽しいんだと感謝しながら観た。
しまじろうに登場するリズム遊びの楽曲は異常に振り付けが覚えにくい気がして、何故だろうと悶々としつつ図書館に行って本を返却し、別の本を借りた。
図書館で本を借りる事を「レンタル」と言っているカッコイイ幼児がいて、こいつクラスでモテそうだなと感心した。借りているのは絵本だったけども。僕は君の事スゲー好きだぜ、どうか健やかに暮らせよな。
その足で髪を切りにいつもの美容室へ。
何言ってんだと思うかも知れないのだけれどカットが上手いなぁと感謝したし、ヘッドスパをしたらコリが霧散してって身体が本当に軽くなり、動きが軽やか過ぎてコントロールが上手く利かないという事態に陥ってどんだけ凝り固まっていたんだと恐怖した。釘打てたんじゃないだろうか。ほぐしてくれたお姉さんに感謝した。
そこから京都に行って桜を見る為にブラブラ。桜は素面で見るのがやっぱ最高だと思う。
京都の立派な桜を二週続けて見ていると、ソメイヨシノは桜界のウェイ、ユナイテッドアローズビームスって感じだなと比較してしまう。ごめん。ソメイヨシノも綺麗なのは間違いない。ただ同じ桜でも完全にジャンルが違う気がする。日舞ブレイクダンス、あーもう何を書いても蛇足。旧京都府庁の中庭のでっかい枝垂桜のデカイのに上品極まりないソレが素敵だった。日本の四季と京都の歴史に感謝した。
そんな日中を過ごしてライブに行った。

2016.04.09@京都nano

京都nanoは音が最高だし雰囲気も好きだしドリンクも美味しいからとても好きで、久しぶりに来れて良かった。

関西ではLOSTAGE以外でなかなか出会わない(僕の行動半径がめちゃくちゃ狭いせいで)重戦車系オルタナをぶちかますオープニングアクトを観ながら、オープニングアクトでこの楽しさはヤバイなと思った。

Amia Calva
nanoのAmia Calvaは本当に素晴らしい。
新曲(リリースしてないものをそう呼ぶならば)が多くなってきて、それがこれまでの楽曲より一回り外側にある開かれ方で、前のが古代魚飼ってる深夜ボワっと光る水槽だとしたら、今回は夜のお掘りみたいな感じで、何か外にあって、境界線がより曖昧なのに確実に何か潜んでそうで良い。夕暮れ感のあるどこか切ない文学的な歌詞がやっぱりとても好きで、伸びやかなギターとしっかり刻むリズム隊のコントラストも好きで、最近はそこに力強さが加わっていてあー今日も来て良かったという気持ちになった。

チプルソ
ムーディーなトラックに深々したギターで韻を踏んでいて格好良かった。
ラップは洋楽も邦楽もメジャーなものしか聴いてこなかったし、普段わざわざ触れに行かないのもあってとても新鮮だったのだけれど、ラップの韻を踏んで連想しながら次々展開していく様は短歌みたいだなと思って面白かった。(枡野浩一さんの本をたまたま移動中に読んでいたから尚更そんな風に感じたのだろうけど)

どこが大文字でどこが小文字なのかようやく覚えられた気がする。(これで間違ってたら笑う)
ultraからズドンと馬鹿デカくて最高だった。音も、石原さんの仁王立ちもデカくて山の様な、大仏の様なバンドだなと思うと何かもう途中から拝みたい気持ちになったし実際ちょっと拝んでた。
マジ生きてて良かったな、ありがたやみたいな、まだまだ人生これからだ的なこうやって今振り返りながら書いてて我ながら不安になるテンションだった。
T.D.B.B PIRATES LANGUAGEはスカッと豪快にカッコイイのど真ん中を突き抜けてて爆笑した。
shogazer、my discoと特別好きな曲が続いてたまんなかった。my discoは泣ける。高野さんのギターが容赦なく、ボアズで一番内向的な葛藤にリンクしてズルイくらい涙腺を直撃する。まただ!だめだ!ちがうんだ!ですよ。歌詞。これに高野さんのギター乗っかるの良過ぎだろふざけんなよ。3人の頃を引き合いに出すのは無粋なのかなとも思うんだけど、全く別のmy discoで、全く別だからどっちも混じり気なく好きと断言出来るのはとても幸せな事だと思った。好き。
ubikのでっかいスケールの音でもって新たな一歩を誘うロックンロールっぷりに浸って、アンコールは熱狂のE.O.W。
気持ち良かった。

何度も何度も浄化された気がして、何度も何度も感謝してHOME MADE 家族ファンキーモンキーベイビーズみたいな1日だった。はー2016年の土曜日で今の所ぶっちぎり1位の満足っぷり。寝よ。

※参考動画ですご確認下さい。

またー。