性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

perfect piano lessonを聴いて欲しいし観て欲しい人の日記。

perfect piano lessonというバンドが6年振りにアルバムをリリースするかと思えばレコ発ワンマンをもって活動休止するとの事で、冷静にその言葉の意味を考えると泣いちゃうのでこうして文字に変換している。
僕は21歳で彼らに出会って、彼らは20代半ばの社会人バンドだったので、次元が捻れてなければ彼らは現在30代半ば。マジか。30代半ばとかアレだぜ?氷結ストロングは身体に悪いってこれまで安酒有難がってた癖に急に言い出す頃だしクラフトビールだの何だドヤ顔キメ出す頃だろう(脳内グラフで免疫力が低下し、財力が上昇し高い位置で安定するのがこの辺りなのだと推測)、仕事はバリバリ中間管理職(もっと上の役職かも知れない)、そんな多忙ながらも順風満帆な私生活を送っているであろう彼等がわざわざレコーディングしてアルバムを売ろうとしているんだからまずこれがどんだけ奇跡的な事かって話から始めないといけない気がする。
解散じゃなくて活動休止なのだって、そう考えれば希望が湧いてくる。スゲーよ。継続するっていうのは。
だけど辛いんだよ。何故か解るか?お、お前の事が、す、す、す、好きだからだよ!!!(少女漫画と言うより少年漫画のラブコメ風)
折角なので彼等のどこが好きなのか思いついたポイントを列挙していこうと思いますので、皆さんにおきましては暇なら流し読みでもどうぞ流し目でも可。(キュン)

perfect piano lesson、通称PPLは東京を拠点に、ほぼ東京で完結する活動を細々続ける社会人バンド。残響レコードの初期メンにて現役。要するに残響系と言われた流れの始祖とも呼べる、通称「お父さん」。
3Pバンドとしてかなりやり過ぎの域で細やかに刻みまくるギター、そして強靭で正確極まりないドラム、プリプリかつブリブリのベース。これが4Pバンドだったら五月蝿えテクニックゴリ押しの暑苦しいバンドだったかも知れない。
1本のギターかつ細くて硬質、シンプルな音に纏めているのでこんだけ乾いた音で刻みまくっても音の隙間がキラキラしてるんじゃないかと思う。
そしてボーカルがウィスパー。
こんだけのスピード感でウィスパーボイスかましてくるボーカルは普段聴いている音楽にはいないのだけど、これがまた硬くてタイトな楽曲にあうから気持ち良い。
音的にはインディーっぽいしオルタナっぽいんだけどやってる事は滅茶苦茶解りやすいし、大人しそうに聴こえてギターとドラムが全力疾走でマラソンを走ってる様な感覚なので、優雅に見える水面下で白鳥が足バタバタしてる的な現象が起こっている。
発表曲の半分くらいでこの現象が起こっているので、生で観ると正確無比な演奏と小動物がそこら中を駆け回っている様な騒々しさが味わえてインパクトが凄い。さながら町田リス園。行ったことはない。
インパクトとしてはトリプルファイヤーやネハンベースを初めて観た感覚に近い(編成、世界観は違っても何となく言いたい事が伝わるのではと期待)ものがある。
このMV何回観ても笑う。
そんな感じなのでライブをやれば30分セットでもボーカルはグロッキー。
鍛え抜かれた無尽蔵のスタミナで、となると「あぁ、何だ長友か」と安心出来るのだけれど彼はバリバリのサラリーマンかつ既婚者。鍛える時間など(多分)十分にある訳もなく、30歳になるかならぬかで迎えた6年前のワンマンで観てて「あ、この人死ぬかも」と2度思ったくらいに壮絶なステージだった事を踏まえると、マジで今回のワンマンは死ぬんじゃないかと気が気でない。
冗談めかしてここまで書いたけれど、本当に本気で心配している。
本当に本気を重ねる頭の悪さがマジ凄くてショッキングなのでここら辺で終わろうと思うのだけれど、冒頭に書いた様にこのバンドが活動休止を発表している訳ですね。
5/14(土)に東京は渋谷O-nestでワンマンがあって、要するに次はいつ観られるか全く判らないので、こう声を大にして観てくれと言いたいんですよ。ART-SCHOOLが活動休止して復活するまで特に表立った活動が無かったレベルのバンドなのでこれまでも活動休止に片足突っ込んでる様なものなんだけど、公式に発表されると本当に、確実に活動は休止するんですよ当たり前だけど。
だから、気になった人は観て欲しいんですよ。
↑詳しくはコチラ。

ちなみに気になる新譜の発売日は4/27(水)で、タイトルは「Zvezda」、読み方が判らない人は公式サイトからブログにアクセス。
ちなみに僕は読めなかった。

またー。