性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

マンション買えたよ日記(02)

4回分書いていたのに投稿するのを忘れていたせいでその間にマンションが買えてしまい、タイトル変更してお送りします!破棄するの勿体無いから!の第2回です。こんな高い買い物がそんなさっさと許されるものだと思ってなかった。大丈夫なのか世の中。流れが早すぎてついていけないよ。ライフジャケットをポチるからちょっと待って。

加筆も修正も面倒だから書いた当時そのままいくぞ!無修正ロマンチック。

 

〜前回までのあらすじ〜

何か色々あって家買う事にしたんだけど何からどうすればいいか解らなくて困ってたら奥さんが家を買うにあたっての相談会を予約してくれたよ!

〜あらすじここまで〜

 

スーモカウンターの相談会へ行った。
内容としては新築と中古のメリットとデメリットを説明してくれる無料の講座で所要時間30分。こういうサラっとしたヤツが取っ掛かりとしてはいいなと気軽に予約したのだけど、結果的に2時間半みっちり講義を受けた上に希望の条件を聞かれ、最終的に新築マンションの内覧を4件も決められてしまった。とんでもねえ。何だその行動力。とんでもねえよ。
過剰なまでのサービス精神である。
服が欲しいから買に行きたいと親に言ったらイオンでbad boyの服を買ってこられた感覚に近い。僕はpikoの服が欲しかったのに。今どっちもどっちなんて心無い言葉を吐いた奴はどんな事にも否定的な節があるからせめて合コンだけはブレストばりに肯定的に努めろよな。そして神が課した試練ばりに地雷引き当ててヤケ酒あおりながらpiko様に泣いて詫びろ。
と、まあそれにしてもスーモカウンターの希望を叶えている様で全く叶えていない破格の仕事っぷりよ。

希望の沿線聞いた上で「神戸方面の線もありですかね?」と一言も言及していない地域までぶち込まれそうになって焦ったわ。やめろよ神戸なんか。御洒落になっちまうだろ。キャラ変わってまうわ。

ていうか中古と新築のメリットとデメリットというタイトルだったのに露骨に新築推し。確かに修繕費の高騰だったり人気の地区は値崩れしない市場の傾向だったり、言いたい事は解るし、そんななら確かに新築の方が魅力的だ。それは完全に同意しよう。それは解るんだけど、中古のメリットも平等に説明してくれないと説明会の主旨が成り立ってないから、と中古のポジティブな話に方向転換を試みるもその都度グギっと新築の方を向かされる一方的な展開。新築無呼吸連打。漢、はなやま、、かお、る!


まあ終わってみると盛り沢山で、無料なのに働き過ぎだろうと思ったけど、マンション側から金貰ってるのだとようやく思い至る。これが「お代はもう頂戴しておりますので」というやつか。芸能人にでもなった気分だぜ。
これがプロの世界かと愕然とした。

と、紹介するだけがお仕事のスーモカウンターのスタッフにさえこんな調子でいとも簡単に手玉に取られてしまった。
もっと強く、上手くならなければならない。まるで少年漫画の弱小サッカー部が強豪校との対戦に敗れた事により覚醒を迎える段階みたいな心境。「球際でデュエルすることが大事」ってハリル監督も遊戯王みたいなこと言ってたしな。
そんな焦燥感に駆られた僕は、新庄耕さんの「狭小邸宅」という小説を読み返した。
この小説は不動産販売会社に勤める主人公が強烈な、だけどその側面は確実にある業界をサバイブする様が描かれたもの。
この本を手に入れた時は、家を買うというのはこういう人種を相手にする事になるのかと震えながらもエンタメ消費えへへ〜くらいの感覚で読んでいた。まさかそれが目の前に迫って来て読み返すとは思わなかった。
読み返して得たものは「金を払うのは自分なので、気持ちだけは強く持とう」と言う認識だけだった。あと東京の住宅の価格帯ヤバい。関西と比べるとどこでも高級住宅地だよ。地方住み万歳。後味悪いようでそうでもない小説だった。
こんなことをしている暇があれば、幾らの物件なら30年でどれくらいのローンが組めるかなど試算出来るサイトを活用して自分の収入で無理のない価格帯を把握したり、ローンそのものの種類などについて調べた方が良かった気がする。
後は自分が希望しているエリアは実際どんな街(治安や財政)なのか調べるとか、色々あったのではと思う。

実際行く前に考えていたことと言えば、講座のあとで服買いに行こうっと☆という一点に尽きた。(想定外の長丁場だった為に断念)

こんなんで大丈夫かな、と思ったのは言うまでもないんだけど、それを受けても尚普通に家が欲しかったので一時の気の迷いではないとハッキリして良かった気もする。微かなポジティブの積み重ねでそこそこ楽しく生きていけるもんだな。糸井重里が10代で気付いてそうな事に気付けて人として一歩前進した気分だよ。


次回のマンション買えたよ日記は「モデルルームの見学に行く」の巻。ニンニン!

 

またー。