性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2016.09.16 オワリカラを観てきました。(@梅田シャングリラ)

ぼんやり眺めていたボロフェスタのサイトにインタビューのページがあって出演アーティストのかな?と思ってクリックしたらスタッフの人たちのインタビューで、ライブハウスの店長とか照明さんとかがボロフェスタの良い所みたいなのを語ってて、何度か遊びにいった身として頷きながら読んでいたんだけど、最後に今年の出演アーティストの中でオススメみたいなコーナーがあって、ライブハウスの現場で活躍している人たちのオススメ理由が「なんかいいから」という推し方が普通に使われていて、とても安心してしまった。

勿論、そういう人たちだからこういうジャンルで、こういう特徴があってという紹介は出来るんだろうけど、委ねて貰えるというのは各々の捉え方で良いんだとなって嬉しい。

インタビューだったりレビューだったり、ピンキリで溢れている中で、やっぱり成果物としてwebだったり誌面に出るというのは信用度が違うし、情報として認印を押した状態というか、ポッと聴いた自分の感覚よりも強い気がしてしまう。取捨選択すれば良いだけなんだけど、それはそれ、これはこれというか。

だから、やっぱり「なんかいい」っていう感想はなんかいいし、なんかいいのがなんかいい、それ以上明確にする必要がない良さみたいなのもあるんだなーと改めて、しみじみと感じた。

 

ライブがある日で、開場に間に合いそうな場合は定時後全てが塩対応になるので役所と呼ばれている。間に合わない場合は割り切ってのんびりビスコだのパイの実だの食べながら残業している。ちょっとした陰口だった筈が今や公に使われている。もう少し気を遣って欲しいし何なら畏れて欲しい。

こうなってくるとこっちも「今日役所の日なんですけど」って感情の乗らない目で積極的に訴える。需要と供給だ。

その点では新人的にも意欲の低い教育に悪い先輩であるが、こんなに平気で有給休暇を取得し、ライブの為とは言え積極的に定時退社をする先輩がいると新人も帰りやすくて良いのではと声を大にして言いたい。自分を正当化し、ついでにこの生活を末長く守りたい。ていうか周りに与える影響などどうでも良い。皆、大人なんだから帰るも帰らぬも好きにしたら良いと思う。文句言われない程度にやることやってれば良いと思う。僕だって基本的に用事無ければ必要な分だけ残業はしてる。残業は嫌いだけど、同僚は好きだし決まったお給料貰ってるしやる時はやる。

というスタンスなんだけど、先日自分を借りるのに1日いくらかかるのか聞いてからというもの、通常対応を定時+30分まで延長するようになった。自分のレンタル料がぶん殴りたくなるくらい高かったのだ。貴社マジでそんなに払ってんの状態。思わずタメ口で聞いてしまいそうになる。正気か。目を覚ませ。ていうかそんな高額ならもっと給料をくれ。大還元祭はよ。

 

ライブいってしました。

 

2016.09.16 @梅田Shangri-la

オワリカラ

レコ発ワンマンという事で、新譜の曲が多めなんだけど発売が5月とかで、そこから延々聴いていたので「新譜?出てたっけ?」くらいの気分だった。

ライブがとにかく超良くて、冗談抜きで2曲観た時点でチケット代の元を取った気分になった。

特にギターの安定感が倍くらいに増しており、暫く観ないうちに山にでも籠ったんだろうか。ただただカッコイイ。

シャングリラのステージは高く、フロアに立つ170cm台はバスドラムが丁度顔に来る。大きな音でドラムを叩く事に定評のあるカワノさんのドラムの振動が冗談抜きでマジで平手打ちしてくる。何だか久し振りな気がしてそれすら安心する。

「ついに秘密は暴かれた」にはキッズ受けしそうな曲は一曲もない。エゲツない程にポップでサイケで、本当特にベースとキーボードがとんでもない事になっているアルバムだと思うのだけれど、それをバーンと見せつけてくれるとんでもなく良いレコ発仕様のセットリストだった。

ここからはセトリネタバレになりかねないのでまだこれからという人は読まないで欲しいのだけれど、1曲目の「へんげの時間」の導入から派手さよりもどっしりした強さを貫いた印象だったし、特に止める・鳴らすのダイナミックさが色んな曲で強烈に出ていた。

「すごいコンサート」の超速鍵盤がまさかの人力だったのは凄過ぎて爆笑した。人力故にブレるんだけどそれがまた妙に熱っぽくてこれまたテンションがぶち上がった。

「ホモサピエンスは踊る」のしまじろうのわお!とびじゅチューンの濃い所だけを泥だんごに押し込めて投げつける様な異様な陽気さで自然と踊ってしまった。少数民族が儀式で目を爛々とさせて興奮状態にある、みたいなのってこういう感覚なんだろうか。

個人的なハイライトは「どうくつぐらしのススメ」で、とんでもなくカオティックな歌詞にとんでもなくダイナミックな演奏が乗っかって、しかもハンドマイクなのでギター無しで圧巻のボリューム。最後の最後でギターも重なるんだけど、もうギター無くても良いんじゃないかというくらいの迫力であと2時間くらい洞窟アピールポイントを聴いていたかった。

あとは普通にセットリストの中に「MANGA」が入っていたのがかなり久し振りな感じで楽しかったし、GOの曲がここまでないセットリストもまた新鮮だった。

などなど色々あるけど、とにかく良いライブだったのでライブハウスでライブを観るの最高だな、と普通の感想に落ち着いた。

 やっぱり、なんかいいバンドなんだよ、オワリカラは。すっごいなんかいいバンド。

そんな気持ちがより強くなる、すごいコンサートだったと思う。

 

カップヌードル謎肉祭が売れ過ぎて販売中止とのことで買えず、エースコックのガーリックバター浮かべるカップ麺を食べたら美味しかった。豚になって眠った。

 

またー。