野球をする夢を観た。フライ捕球からのホーム返球の練習を延々としながら、その順番待ちの列に何故か混ざっていた叔父さんと最近どうなのみたいな話をした。会うのは冠婚葬祭くらいで良いよ。
起きたら筋肉痛かと思う様な痛みがあり妙にリアル。寝違えただけだと思うんだけど、気怠い痛みに暫く身動きが取れなかった。
毎日少しずつ、だけど順調に引っ越しの準備をこなす。スゲー順調だけどとりあえず毎日疲れて気絶するみたいに寝てる。
インターネットのプロバイダの解約が無性に苦手で、いつも謎の背徳感を伴う。他は別にそうでもないのに不思議だ。インターネットに弱い人なのだろうか。Wi-Fiとかテザリングとかにも弱いから、そういうの晒してる気になってしまうんだろうか。
引っ越してしまうと、よく行く焼き鳥屋にそうそう行く機会も無くなるのだと思って、まるで自分の料理の様に美味しいだろうとドヤ顔で人に食べさせていたメニューも食べられなくなるのだなと思い至ってようやく実感が伴う。別に滅茶苦茶馴染んでたとかじゃないんだけど、名前も知らないけど互いを見知ってる人がいなくなる事が妙に寂しい。
前に住んでいたマンションの名前もすぐには思い出せなくなってしまったし、部屋の番号だって忘れてしまった。自分は忘れたのだから向こうも忘れただろう。そんなモンだよなーと思いながらも、なかなか慣れない。そういうのもまたジワジワと疲れるんだろうなと思う。もう暫くはこういう日が続く。
ライブいってきました。
2016.09.19 @北堀江club vijon
soratobiwo
随分久しぶりで、ようやく行けたのがワンマンだった。
行けなかったライブの話はしても仕方がないんだけど、GOING UNDER GROUNDが好きで遂には対バンを叶えたバンドで、僕もボーカルと同い年でゴーイングに励まされてなんやかんやしてきたのでそれが行けなかった癖に嬉しかったし、それを叶えたバンドのワンマンを観たいと思って行った。
SEがゴーイングの「かよわきエナジー」に収録されている「ある日、忘れものをとりに」で(普段もそうなのか覚えてない程に久しぶりだったので)ちょっと切なくなった。
リードギターのキャプテンOGさんの演奏はどんな早い曲でも1音1音がクリアで歌ばりに耳に入ってくるのが好きで、(僕の聴いてきた音楽の中では)新種のギターヒーローだった。熱いんだけど柔らけえ!上ハラミ定食みてえ!
そんな感じでギターがガツンとしている曲でもキーボードがゆったり深みのあるトーンで弾いたりして絶妙なバランスのバンドだなと思った。何か呼び起こされて泣けてくるタイプの演奏をするバンド。
アーバン(と言いつつ思い浮かぶは住宅地なのだけど)に若干ブラックなリズムの曲も、染み入る様な切ない曲も、踊れる様なリズムの曲も、展開がダイナミックな曲も全部どことなく切なくて、四つ打ちの曲も切なくて不思議なバンドだった。
「うつせみ」「スナメリ」「アンセム」「シーラカンス」「swi(m)me」「遊覧船」などなど。
聴きたい曲は「ユニコーン」以外全部聴けた。こんな贅沢は普段のブッキングライブじゃ当然ないし、ワンマンに来て良かった。沢山曲が聴けて嬉しい。
内向的に、自問自答する様に、あくまで自分に語りかける事を通して誰かに届けようとする歌詞が多くて、手を差し伸べてガッツリ掴んで引き上げるみたいな有無を言わせない様な姿勢じゃなくて、ずっと呼びかけ続けて、でもあんまり目は合わせてくれない、というか。
正に弱虫による弱虫の為のライブ。
そんな歌の中で「プール」が持つ勢いが際立っていた。夜のプールに飛び込め!というフレーズの力強さとループするギターのフレーズが兎に角好きで励まされるし、iPodが壊れるまではよく仕事帰りに「あー今日は飛び込めたわ。明日も頑張ろ」みたいに聴いてたんだけど、壊れてからは随分ご無沙汰で、そのブランク分ガッツリ鼓舞された気がする。
TwitterはまだしもブログにMCの内容を書きまくるのはもうダサ過ぎて無理、と思ってしまう歪んだ性格をしているので(何故ならばmixi時代の自分の日記がマジそんな感じで救いがなく、こんなん意味不明でも自分の感覚で書いた方がマシだろみたいな出来なのが多く、自分の日記を読み返せなくなる一因になっている為)出来るだけ書かずに感想を述べたいのだけれど、今日は無理。
とにかくボーカルの森本さんの話がクソ長い。で、なんの関係も無ければ曲薄まっちゃうよつまんねー時間だなで済むんだけど、全部無駄な言葉ではなくて、全部ワンマンに至るまでの彼の道程というか、そういうので。
初見から森本さんの理解されにくさみたいなものがヒシヒシとあって、素直じゃなさそうだし、不器用そうだし、正しい事を正しいまんま言いそうだしで面倒な人なのかなと感じていて、どことなく遠くない世界の人だな、だからあんまり近寄りたくなかったっけとか思い出しながら話を聞いてて(※全て全然深く知らない邪推)、そんな人が繰り返し繰り返し、何とか伝われと話し続ける言葉が曲と完全にリンクしててただの客なんだけど何か羨ましいというか何故かいっそ悔しかった。
最後、アンコール演奏前に森本さんが言い放った「皆音楽が好きですか?俺の方が好きやけどな!」に全部詰まってると思った。自分が理解出来るとは思ってないけど誤解多そうな人だなと改めて笑った。
「さよなら、さらば」で終演。
「さらば」という言葉を選ぶとこもまた。
それにしても素敵なライブだった。必ずまた観る。
またー。