酔って電車に乗った帰り道、自分が休日に好んで使っているのと同じリュックを背負ったサラリーマンがおり、無意識の内にそのあとをついて歩いていてゾッとした。家と真逆。間違った帰巣本能。万が一そのままノコノコついて帰っていたら知らぬ家族を通り越して警察のお世話になった可能性がある。そのリュック結構良いですよね、こう、砂みたいな色がね、ふふふ。
最悪のパターンとしては「同じリュックを持っていたから、などと供述しており(以下略」と地方紙に小さく載る可能性がある。平和な1日であれば、ではあるけれども。
それはそうとして、住宅街のファミレスは昼は奥さんがママ友とお茶しに来て夜は旦那さんが軽く一杯呑んで帰るみたいな使われ方をしているという話を聞いて凄いキュンとした。宝くじが当たったりしたら当選額によっては仕事を速攻辞めて住宅街のファミレスでアルバイトして生活したいと思った。
結果的に家族ぐるみでファミレスにお世話になっているし、休日には家族全員でファミレスに来る事もあるだろう。何となくファミレスという称号が完全に謳歌されてる気がして最高だかと勝手に盛り上がった。個人的にはガストとサイゼリヤが好き。あとバーミヤン。
バーミヤンのライトさは本当に良いものだと思う。餃子の王将に水をぶっ掛けてレースのハンカチで拭いたみたいなスタイリッシュさで居心地とガッツリ感が両立されている。
紅茶だと敷居高いけどスパークリングティーなら何かオシャレで取っつきやすいみたいなイメージだ。共感が音を立てて遠のいている気もするんだけど確認する手立てがないので笑って見送る。
中学生の頃から色気付いたのか反抗期なのかパジャマというものを着なくなって、全裸で寝る訳にもいかないので体操服から始まってジャージとバンドTシャツという組み合わせに落ち着いたのだけれど、この度、15年以上ぶりに着る事になり、そして人生初のパジャマ自腹購入をした。
ただ寝る為だけの布だけれど、その布をわざわざ買うというのは「代用品はいくらでもあるけど公式を買う」という感覚になり、その細やかな贅沢感から心のゆとりが生まれるに至る。
まあ買ったのは無印良品のセール品なんだけど、いつか1万円くらいするパジャマを手に入れて休日は丸一日寝て過ごしたい。
このまま布を上手いことまとめた物、通称服の話を続けたいと思うんだけど、スーツを買いに行った。
夏のボーナスで買おうと思ってお金を用意していたものを面倒がって行かなかった為、冬のボーナス(が支給されるのであれば)目前でのタイミングになった。
何が面倒ってスーツ屋さんの雰囲気が苦手で極力寄り付きたくないのだ。日記に何回も何回も同じことを書いているけれど、本当にそれに尽きる。
しかし長年この格闘を続けてきた結果、何も分からないで「凄いですね」「知らなかった」及び相手の話す言葉を復唱する事で相手を自分のフィールドに引きずり込み買い物をしやすくするという合コンテクに近い何かを習得しつつある。これにより随分と楽に買い物が出来る様になった気がする。
しかし未だに風習として残っているけれど、2着目が無料〜半額だの何だの言う店には寄り付かなくなってしまった。1着で良いのにもう1着選べなど軽い拷問だ。半額で1着売ってくれ。折り込み済みの価格設定でお得感を煽るな。僕は怒っているんですよ。
まあスーツが好きな人の気持ちも解るし、実際スーツを着ている人も好きなので、自分が着る為のスーツを買うという行為がキツいだけなのだと思う。
それ即ち、自身への過小評価が及ぼす影響に他ならないんだけど、まあそんなものね。どうでも良いですよ。
1着を定額で売るスタイルのお店が増えてくれたのが何より自分にとってプラスに作用している気がする。何の心配もせずに買えるのが良い。
今回の買い物で得た知識としては、今年はイタリアのマフィアが流行っていて、ニュージーランドの羊は希少価値があり、チラッとサスペンダーで色っぽいんですよ。どうだ凄いだろう、参考にしろ。
またー。