最近、クッション代わりにムーミンのぬいぐるみを抱いてソファで寛いでいるんだけど、そうしてる時間はリラックスタイムであると同時に「31歳のサラリーマンなのに」という現実がひっきりなしに打ち寄せるちょっとした海岸。寄せっぱなしの歳の波との静かなる格闘。
で、まーどんな感じで抱いてるかと言うとこんな感じですね。
首に完全にキマッてるんだけど、この身体と顎の隙間が丁度心地良い圧迫感ですいませんねって思いながらいつも突っ込んでる。
サイズ的にも全長60センチくらいあるから膝上での収まりも良い。酔っ払った勢いで買ったのにかなり有能。
このままゴロゴロしていると次第に顎を摩るようになり、気分がノッてくるとこうなる。
顎を揉みだす。
お値段5000円程度のぬいぐるみなのだけど、容赦なくパンパンのミチミチに中身が詰まっており、弾力があるので手持ち無沙汰になるとやってる印象がある。手遊びと無縁の子供だった筈がこの歳でこうなるとは親も思ってないだろう。申し訳ない。
尚、ここから性癖を導き出そうと試みるのは自由だけど本人は知りたくないので教えないで下さい。教えたら最低でも孫の代まで祟るからな。ていうかお前の代で終わる様に呪うからな。こちとら小野不由美読んでんだぞ。不可能ではない。
ともあれ、あまりに酷使し過ぎてボロボロにはしたくないので早めにクッションなどを購入したい。本音を言うと、このままではムーミンのぬいぐるみに心を許し過ぎて話しかけるようになりそうで31歳サラリーマンとしてかなりキツいものがある。そういう危機感もあり、弾力とサイズ感を満たすクッションを婚活サイトくらい気合い入れて探す必要がある。
以上、ストレス社会が生み出したほんのりとした闇のコーナーでした。
あとライブいってきました。
2016.10.23@京都VOXhall
何かしら楽団
初めて観た。
飄々とツインボーカル(というよりボーカルとメインコーラスを2人で曲ごとにパートチェンジ)する、何とも緩いカントリーとポップとロックの隙間を流れる様なバンドだった。
カエルの歌だったり学校のチャイムのメロディーを決して目立たないけれど面白いタイミングでぶち込んで来るニヤニヤしてしまう展開で楽しかった。
涙腺にくる様なセンチメンタルな曲で突然ベースのフレーズが迂回を始めてビビッてたら何事もない様な感じでサビに帰ってきて笑ってしまったり、何とも京都で観るとどうしてもくるりが過るんだけど、どっちかっていうとチューリップ的な和やかさと妙な鋭さを併せ持つ存在感でとても面白かった。
音源買った。のんびり聴きたい。
QLIP
VOXhallのQLIPが一番カッコ良い。
先週のライブが試運転だったのではと言うくらいキレまくっているギター玉岡くんの鳴りっぷりがギターヒーローのソレで、ゲームボーイにしろヘイ!!にしろギャン鳴りで最高に良かった。
ドラムも吉田さんの圧倒的な安定感とストイックさがたまんなく懐かしくて、抜けた時よりズドンとした音が出てて続編パワーアップという体で笑ってしまった。
僕は神の鍵盤がクラシカルで曲の淡々とした不穏さを流暢に煽ってた。
アンコールは新曲で、大人になったことを切々と歌って終演。
新曲で終わる事がQLIPのしぶとさというか図太さというか、楽しみに次を待てしまう要因だと思う。
バンドとしての活動が止まってから、自分自身の環境が変わって目まぐるしく、バタバタして中々観に行けなくて、生活とか立場が変わることの有意義さの揺れ戻しみたいな気分になったりした事もあって疲れたりもして、それでもここまで観に来れる自分でいられて良かったなと思った。
このバンドがマイペースでも続いてくれたら、と願う。楽しかった。
昼に別のライブをやっていたみたいでライブが始まるのが遅く、その分チケットも割安な設定だった。遠方から来るとどうしても帰りが夜遅くなりしんどいんだけど、お得感があるのは良いし、イベント自体がコンパクトでスムーズなのは魅力的だなと思いながら帰った。
またー。