性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

思いついた事を思いついた順に書く。

ハロウィンが日本ならではの亜種感で本格化してからというもの、パーティーピーポー通称パリピは四季を制したと評しても過言ではない。

春は花見、夏は海に花火大会、秋にハロウィン、冬はクリスマスとカウントダウンパーティーだ。

例年では花見や海まではキョロ充が大いに含まれるが、彼らは徐々に振り落とされ、クリスマスまでに生粋のパリピと叩き上げのパリピだけが残る。外野から見ていると真のパリピは狭き門で、選考から漏れたキョロ充はというとキョロ充のままその周囲でパーティー感の護衛に当たる。パリピは軍隊の様だと思う。

しかし、サッカーの世代別代表にとってU-20W杯の出場権を獲得出来るかどうかで経験値が雲泥の差である様に、ハロウィンが本格化するまではここまでの成長は見込まれなかった気がしてならない。夏から冬に至るまでの舞台の少なさがこれまでパリピの成長を妨げていたのではないかと分析するが、ハロウィンが都市部で定着し始めた今、最早全国にこの強化の波が波及することは疑いようもなく、国際的な強豪国となる日は近い。

読んだ事はないけれど、パリピの経済学なる新書にはそんな内容が書いてあるんじゃなかろうかと予想している。

ハッピーハロウィン!トリックオアトリート!オッケー!ウィーアー!ウィーアー!オンザクルーズ!ウィーアー!

何ていうかパリピに対して凄く敗北感を抱いている。恨みとかではなく、単純に羨ましくて抱いている。あと何故かパリピの話をし始めるとワンピースを持ち出してしまう。パリピ、ワンピ。似てる。経験値が無さすぎてね。

どこでどうやったらそのルートあったんですか、と自分の人生を振り返るとスゲーいっぱいあった気がするんだけど、まあそこを何となく避けて通ったうちにこの人格に落ち着いてしまった。これは怠慢なのかと問われると、こっちはこっちで茨の道ではあったので引け目は感じていないものの、どうしても何かいいなーパリピ、みたいな羨ましさは拭えない。

今の自分のままではパリピにはなれないと重々承知なのだけれど、パリピで溢れる街から誰もいない自宅への帰路で、街で耳に飛び込んで来たヒュー!とかフゥ〜!とかパリピっぽい声を反芻し、1人小声で練習しながら帰ったりして気を紛らわせている。

たまに離れた民家に暮らす犬が反応してスゲー吠える。苦情かも知れないが「俺のパリピ魂が犬の心を動かした!」と妙な満足感がある。凄い寂しい文章だなコレ大丈夫か。

そこまで来るともう拗らせ方のコントロールが効かず、自分は自分のままでパリピに近付いていく方向で妄想がスタートする。

何故か落ち込んでいるパリピを一生懸命励まし、パリピに元気を出させる妄想が16/17秋冬のトレンドなのだけれど、発想のダサさが凄いなとちょっと感心しながら書いている。

「パリピ、元気ないな」「うるせぇよ、ほっとけ」「ヒ、ヒュー!ヒュー!!」「な、何してんだよお前」「いや、いつもパリピに盛り上げて貰ってるからさ、たまには俺がと思ったんだけど、中々上手くいかないなぁ・・・ヒュー!」「へ、へったくそ!こうすんだよ!ヒュー!!」みたいな。

言葉がないよね。

大丈夫、自分でもそう思ってるよ。

それはそうと本当に直近、これを書いている2時間前くらいのエピソードなんですけど、電車にのって家に帰ろうとしていたら途中の駅でパリピがコスプレして乗って来たんですよ。

今日はハロウィンの当日なので、まあ繁華街に出て楽しむんだろうなーと思っていたんだけど、混み合う車内でパリピのうち1人がスゲーこっちに背中を預けてくる。電車の傾き方で預けたり離れたりするので別にわざと寄りかかっている訳ではないのだな、こういう格好してどこで集まって遊ぶんだろうな、などとボンヤリ考えていたら、仲間内で僕に背を預けているパリピのコスプレのクオリティーが頭一つ抜けた感じで高い様で褒められていたんですね。

「お前スゲーな」みたいな。車窓に映る背中越しのパリピはドラえもんのコスプレっぽくて、ドラえもんのコスプレでスゲーなという評価を引き出すってどんだけ本格派なんだよと凄い気になるも全然上手い事顔が見えなくて「こんなに支えているのに!!」という嫉妬みたいなものが込み上げてきてヤキモキした。

何で褒めるだけの奴らが見れて支え続けている僕が見れないんだ!と冷静にならんでも交友関係にない他人だからだろと解りそうな感情でもって彼を支え続け、挙句見えないまま彼は下車して行ってしまい、僕は彼を支えた反動か何故か足をつった。スゲー痛かった。

僕は心の底から遠く離れて行くパリピに向かって「いいか、何かしたら褒めてくれる奴は沢山いる。だけどどんな時も支え続けてくれる存在を蔑ろにしたら大切なものを失うぞ!!」と名声や浮気に溺れた人間を想定したコラムの様な事を考えてしまった。まあ負け惜しみだしズレてるんだけど、それはそれでそうな場面もあるんだろう今じゃないけどなと変に冷めた感じで家に帰りましたとさ。

来年はコスプレしようかな。憧れのロフト店員のコスプレ。ハンズでも可。同僚募集中。

ヒュー!

 

またー。