性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

お正月の勝手が判らない'17

正月の過ごし方が未だにしっくり来ないので不安定になってしまう。

実家は僕や妹が宿泊も出来ない小さなマンションに引っ越してしまい、年末の忘年会という名の食事会のみで解散。正月に寄り付くアテを全く用意されておらず、親がどの様に正月を過ごしているのか知らないまま4年が経とうとしている。実家に下着の一枚も置いて貰えないという現実はそこそこライトに勘当されている可能性もある。気に食わない事があるなら言ってくれ。(連絡を寄越せとは言ってくるのでただ食事の用意が面倒なだけという可能性はある。血は争えない。スゲー解るよその気持ち。)

そんな訳で、結婚してからというもの正月は奥さんの実家にお世話になっている、というか厄介になっている。

心苦しいし、美味しいものを沢山食べさせてくれるので腹も苦しい。神・様っ(RADWIMPSの有心論の歌い方で)

奥さんの実家は非常に文学的というか知性を感じさせる家庭で、自分の実家のやれコブクロだやれ福山雅治だで盛り上がっている様とはえらく勝手が異なり、時々場違いなところに来てしまったと恐縮するも、かと言って実家のコブクロだの福山雅治だのにも僕は全くついていけずにボンヤリしているので、どうせならちょっとした知識になりそうな奥さんの実家の方が断然有益だと思って満喫させて貰っている。

今年は仏教から新興宗教が派生する経緯の話などを一言も発さずに心にメモし(でも既に全然覚えてない)、知的な表情を浮かべで場に参加している体を装った。南無三っ。

 

今年の滞在中のハイライトとしては義兄の流行がかなりメジャーに振り切れていたことが挙げられる。

落ち着いて大人しい義兄はどちらかというとナード寄りの性格をしていて物腰も柔らかいのだけれど、何か拾い食いしたのか頭でも打ったか完全にピコ太郎に魂を売り渡しており、好きあらば例のネタをぶち込んでくるという悪魔憑きの様な有様だった。

そもそも義兄が50 Centの様な風貌でヒップをポップしがちな、最悪SUM41の様な高校生のまま歳喰ったDQN的な出で立ちであればその流れを汲むのは理解出来るし、色々潔く諦めて営業的なリアクションに終始したいが、穏やかな風貌に穏やかな性格、穏やかな酔い方と何もかもが穏やかであるが為に、その義兄が良く分からないタイミングでピコ太郎のモノマネをブチ込んでくる現実に精神的に追い込まれ、愛想笑いのレベルが超進化するに至る。一体義兄の身に何が起こったんだろう。仕事でとんでもない悩みを抱えているのか、もしくは自称占い師に洗脳でもされていないかと一家騒然。最終的に穏やかの域を突き抜けてお酒が過ぎた義兄はドグラ・マグラを延々暗唱しながら眠りについた。笑う。

僕はと言えば最終的に結構展開を面白がって眺めていたし、ようやくこのイベントの参加を経て家族の輪に入れたんじゃないかとまんざらでもないが、義兄の2017年がせめて幸多きものとなります様にと祈らずにはいられない。

 

あとはアントマン、オデッセイとハリウッド映画を立て続けに観た。普段、好んで観る類の映画ではないが、何となく付けっぱなしになっているWOWOWで最初を観てしまうと最後まで観てしまうもので、尚且つ自分で選択していないので何の前情報も無しに観れて面白かった。

今は月額幾らで好きな作品が観れる時代ではあるのだけれど、そんな時代になろうが意外と映画を選ぶという時点で頓挫してそのまま観ないで過ごす様な人も多いのではないかと思う。

WOWOWの様に誰かが選択した映画を観ると興味の外側から新しい世界がやってくるのでたまには良いなと思ったし、1000円とかで日割りやってくんないかなーとボンヤリ考えながら観た。(月額500円とかであるのは知ってるが選んで欲しいので手間賃を上乗せしている)

marvelシリーズはマッチョなキャラや世界観が多いけど、作ってる側が極端にナードでギークなせいかオタク心を擽るポイントが沢山ある。全然観たことが無いのだけれど、また機会があれば観たい。

 

正月休み中の最大のトラブルと言えば、年賀状問題について記しておかねばなるまい。

喪中、喪中、面倒で出さずという3年を過ごしてきた4年目の今回、元同期が送ってくれるというので印刷済みの年賀状を購入した。

まず選択としてミスをしたのだけれど、購入した年賀状は1/4程度のスペースが空白となっており、そこそこ広大なメッセージ執筆スペースが設けられていた。

そこに一言だけコメントするとかなりスカスカであると飲み会の席で漏らした所「それは埋めなきゃ駄目だよ!書いてあげなよ!マナーだよ!」と言われ、酔って素直に感心した僕は「もう何年も出してないから知らなかった!ありがとう!」みたいな返事をし、実際結構みっちりとメッセージを書いた。(大した枚数じゃないけど)先輩には父の日の手紙レベルで日頃の感謝を、後輩には担任の先生かよというくらい温かいメッセージを書いた。

そして帰省から戻りポストを開けて愕然。メッセージは一言、もしくは無しが主流で僕が投函したメッセージ満載の年賀状が存在として滅茶苦茶重たいものに成り果てていた。

勿論、メッセージは書けるのならば多い方が好ましいという気もするけれど、単純に騙されてしまったことが酷くショックで新年早々人間不信に陥りそうになっている。

性格的にパーンと明るい訳でもないので、文字数の分だけ存在感が重い方向で作用する可能性が大きく、出社拒否及び訴訟を視野に入れて対策を練りたい。

僕は本当に怒っていますよ。

 

結果的にその怒りをライトオンのセール価格となったパーカーを購入する事で紛らわせるに至る。

バーガンディー色の温かそうなパーカー。バーガンディー好きなんですよね。何か響きがインドの神様みたいな名前だし。

 

今年もよろしくお願いしますね。

 

またー。