性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

エキシビションのテーマが日本誕生。

アマゾンプライムのプライムビデオで延々ユーリ!!!on ICEを観ていた話はウンザリされる程書いてきたのだが、遂に円盤を買ってしまった。(円盤とはオタク用語でDVDやBlu-rayのことを指します。僕は使い慣れてないのでオタクの中でも最弱)

理由としては単純明快、6巻の特典映像として我が推しユーリ・プリセツキーのエキシビションが収録されているからである。

15歳のロシアの妖精(兼ヤンキー)の2〜3分の映像の為に6000円近い金額を投じてしまう自分が怖い。愛が重い。肝心のエキシビションはゲラゲラ笑いながら観た。ユリオが一生懸命「好き」を凝縮した結果っぽさが凄まじく、15歳の美学が炸裂していて爆笑であった。

しかし、それを抜きにしても特典映像やオーディオコメンタリーなどが非常に面白く、中でもキャラクターのプログラムを振付師の先生が滑っている撮影風景がド級の面白さで、これが全巻に収録されているのならば全巻買うしかないと思うくらいのストライクっぷりであった。

どんな人気作でもYouTubeを筆頭にアマゾンプライムなどの配信もあり、そう簡単にヒットが売り上げに繋がらない御時世において特典映像は進化を遂げているのかも知れないし、単純な久保ミツロウ先生がオタク気質拗らせた結果サービス過剰になっているだけなのかも知れない。とにかく僕がアニメを普通に観ていた頃は配信なんてメジャーじゃなかったし、DVDの特典映像はノンテロップOPとEDでフィニッシュみたいなモノだった。

売り手の方には大変な時代かも知れないけれど、放送地域じゃないという苦しみからも解放され、特典映像の進化も、多少のお金さえ払えば楽しめてしまうという意味で視聴者としては最高の時代なのかも知れないなと思いながら観た。

 

夢小説の生みの親、少年ジャンプ最後(僕の中では)の生粋爽やかスポ根「ホイッスル!」の続編「ホイッスル!W」が遂に単行本になったということで購入した。

購入したのだけれど、集英社から小学館に鞍替えされており、この移籍の仕方は何なんだろうと暫く悶々とした。

確かにホイッスル!は今の集英社のスポーツ漫画らしくはない。だからと言って手放していいタイトルでは無かったのではないか。しかし出版社を替えても続編が出るという事実を素直に喜びたい、などとウダウダ考えてしまった。

本編はもう、相変わらず環境と性格に難のある男の子が軸になっていて笑う。何にしてもスポーツ漫画の苦しい所は最初の試合にたどり着くまでにある程度の話数が必要になることで、打ち切り路線に入ってしまうと殆ど試合を描けないで終わってしまう。実際1巻はサッカーらしいサッカーを一度もしていない。

ホイッスル!の続編と言えどそれは変わらないと思うので、樋口大輔先生には是非とも序盤を乗り越え、環境と性格に難のある男の子の量産体制に入って頂きたい。

前作の杉原多紀を、郭英士を超える推しキャラと出逢える事を僕は読者として期待している。

そんな邪教の様な派閥であると自負しているので胸を張ってファンですと言えない。

 

何となく「ドラえもん 新のび太の日本誕生」を観たらとんでもなく気分が沈んでしまった。

新があるという事は旧にされてしまったバージョンが存在するということで、「あぁ、思い出が旧にされてしまった」と思いつつも綺麗に蘇ったソレで思い出を再マスタリング出来るのではと期待して観たら、そんな問題じゃなくてとにかくのび太くんに腹が立ってしまい「ドラえもんはもう僕が観てどうこう述べてはいけない作品なのだ」とショックを受けるに至る。

トーリーとかそう言う問題じゃなくて、のび太くんがどうにも許せなくなってしまった自分が悲しかった。

他にもジャイアンの家庭環境のヤバさにおいてジャイアンがすくすく成長している事に感動してしまったり、スネオとしずかちゃんが親の期待に押しつぶされそうになっている様など、いちいちライトに素通りすべきポイントにばかり感情移入してしまった。

なので、もう、僕が観て良い作品ではないのだと思う。

断っておきたいのは、のび太くんをクソだと言いたい訳ではなく、僕は昔大好きだったのび太くんと大人になった今仲良く出来ないと言っているだけであり、そしてそれがショックである、と言いたいのだ。

僕の知る範囲で一番美しい心を持った同い年の男性バンドマンがドラえもんの映画がとても好きで、僕はそんな彼が本当に本当に本当に好きだから、それもちょっと切なくなってしまう理由なのかも知れない。

 

またー。