性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

T.M.Revolutionの好きポイントを書き残しておきたい曲ランキング(後編)

タイトルのやつの後編です。

T.M.Revolutionの好きポイントを書き残しておきたい曲ランキング(前編) - 性格の悪そうなBLOG

↑ちなみに前編はコチラ。

コナンの前後編ってとりあえず人が死ぬまでが前編って感じだけど、このエントリーに関しては前編読んでくれた人全員が死んでしまって後編に辿り着かない可能性もあるなーと思ってるんですけど、まあ死んでてもゾンビ化して来てくれるかも知れないし聖水片手に張り切って書こうと思います。

ランキング後編、スタートです。

 

【第9〜4位】

第9位/Fate & Faith(CLOUD NINE収録)

この曲の好きポイントは無機質シンセがズンズンとした打ち込みっぽいベースと淡々と刻まれるドラムに乗っている中、ウィスパーボイスにブレス強めのコーラスが乗るという全作品見渡しても中々珍しい構成にあるんですが、熱血のビブラートが代名詞と言えるサビが多いT.M.Revolutionでが、この曲はサビでも艶っぽい熱さでもって歌い上げてくれておりエッッッロいんですね。好き…ってなる。

楽曲自体はかなりシンプルなトラックという印象なんですけど、リピートを重ねることで高揚感を煽ってくるのがこれまたエロくて良いと思います。

※動画は見つからなかったので、気になる方は是非アルバム「CLOUD NINE」をチェックしてみてください。僕の特にオススメしたいアルバム3傑の中の1枚です!

 

第8位/HEART OF SWORD〜夜明け前〜ESPECIAL"MATT"MIX (restoration LEVEL→3収録)

T.M.Revolutionのシングル曲はアルバムになるとイントロがクソカッコよく50秒から1分近くまで引き延ばされる事が稀にあるんですが、このHEART OF SWORDのアルバムMIXはこの曲のカッコイイ部分をインストばりに1分程度で鳴らしまくってから歌が始まるので気持ちの昂りが半端なくてとても好きです。

ボーカル自体もカセットテープ的な、一枚壁隔てた様なエフェクトが掛かっており原曲と随分違う雰囲気を味わえてお得な気分になれます。

僕がこのイントロ引き伸ばしで双璧を成すくらい好きなのがアルバム「MAKES RAVOLUTION」に収録されている「独裁-monopolize-ESPECIAL D-Miz」ですのでインストやサントラが好きなタイプの方がいらしたら是非に。

T.M.Revolution 『HEART OF SWORD ~夜明け前~』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第7位/Wasteland Lost(CLOUD NINE収録)

第7位/Zips(UNDER:COVER収録)

第7位/Pearl in the shell(CLOUD NINE収録)

ラッキー7だし、3曲あっても大丈夫だと思うので3曲ランクインさせました。別にいいですよね?

「Wasteland Lost」はビリビリしたトラックに深みのある単音でアクセントを加えているFFボス戦っぽさのある曲で、非常に短いけれど自然かつ強めにビブラートがかまされている所がたまらなく格好良くて大好きな曲です。

「Zips」は重厚なロックから頭のおかしいベースフレーズでイントロ(音が楽曲の重厚さと全くミスマッチで非常に印象的で、それがとんでもなく重たい本編を連れてくるのが面白い)の、非常にUNDER:COVERというシリーズらしい楽曲に仕上がっています。(オリジナルは「SEVENTH HEAVEN」に収録)

ヘヴィーロックかよというAメロBメロに対してサビが底抜けに明るいのが素晴らしく楽しい曲です。ライブではサビを合唱しがちで、割と長いフレーズを当然の様に西川くんから求められるので嬉々として大声を出しています。

「Pearl in the shell」はこれまたビブラートのぶっ込み方が異常なタイミングかつ異常な完成度なのがとにかく気持ち良く、正直歌詞はあまり好きではないんですが、それを補って余りある曲の良さなのであります。BPMの早いトラックに対してギターと鍵盤が単音でボーカルに沿い、シリアスな楽曲なのにクラップ音が効果的に入っているなどスピード感に加えて奥行きが凄くてその上前述した通りボーカルもエゲツない展開なので聴くのも目まぐるしく楽しい曲です。

T.M.Revolution 『Zips』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第6位/Out Of Orbit〜Triple Zerf〜Phase shift mix〜(coordinate収録)

この曲は「乗り込んでいこう 駆け出す運命へ 握り締めてきた夢だけが その瞬間に輝く」という歌詞がまず滅茶苦茶好きなんですね。

「運命に飛び込め」と「駆け出す運命に乗り込もう」って似て非なるものだと思っていて、覚悟の地に足ついた感じというか、「握り締めてきた夢」ということはずっと追い求めてた訳で、ずっと狙ってたんですよね。だから飛び込むんじゃなくて、乗り込むんだと思うんです。心の準備は出来てるから、慌てて飛び込むなんて後先考えないフレーズじゃなくて今だ!乗り込むぞ!であって、そうやって握り締めてきた夢だから、その瞬間にちゃんと輝くんだという解釈をしています。独自解釈なので正誤は不明ですが、そこがとても好きなポイントです。

楽曲としては、シングル曲としてリリースされたバージョンは非常にロック色が強く、それはそれは、それはそれで大変カッコイイ、例えるならば「HIGH PRESSURE」の正当後継者とも呼べるくらいに爽快感のある楽曲なんですが、今回オススメしたいのはアルバム収録版です。

こちらはクラブアレンジっぽく音がバツっと短く切られているので曲の持つテンポ感が伝わるのと、楽曲がシンプルに仕上がっている分だけ西川くんのボーカルが伸びやかに聴こえるという新種の魔球の様なMixとなっています。当社比2割増しと言ったところでしょうか。

爽快感があって、スピード感もあるんだけど、ボーカルが凄く伸びやかに聴こえるテイクとなっているので大変にオススメです。

T.M.Revolution 『Out Of Orbit ~Triple ZERO~』 - YouTube

※動画は原曲PVです。

 

第5位/ Private Storm(progress収録)

この曲の好きポイントはまず、初聴きで「曲の展開が予想外」だと思うんですね。電子音でピコピコ始まったかと思いきや速攻でぶっといUSロックに流れ込んで、サビは遊園地のBGMばりに明るく愉快なテンポに持っていく面白さ。

歌詞にしても井上秋緒先生が描く気の強い女性がちょっと情けない男性を大いに振り回しておりたまらなく可愛らしいんですよね。理不尽なまでにギタギタにされてるんだけど、それでも男性が本当にこの女性が好きなんだなーと「一緒なんだから 機嫌直そう」とか「多少のピンチ プロセスだけど 余裕かましてる 場合じゃなかろう」とか焦っている割に言葉選びにおちゃらけ含める辺りから感じるんですね。勝手に。それすら楽しいみたいな。ドMかよー。好きー。それに「多少のピンチ プロセスだけど」で彼女の難攻不落っぷりに慣れてる感が出てる気がするので良いコンビなんだろうな、微笑ましくなれるのがまた好きなポイントです。

T.M.Revolutionの初期シングル曲の歌詞に登場する男女の傾向を以前独断と偏見でまとめた事があるんですけど、この曲も間違いなくその流れに沿っていると思います。全然違う曲なのに「もーまたかよーご馳走様!」とニヤニヤしてしまえるのもまた、井上秋緒さんによる歌詞の魅力だと僕は思っています。

トライ!夏の自由研究、T.M.Revolutionが歌う僕と君の恋愛考察 - 性格の悪そうなBLOG

何かまとめたやつです。率直に申し上げて禍々しいです。

 

第4位/Naked arms(CLOUD NINE収録)

もうとりあえず格好良すぎて好き。まずコレ観て欲しい。

TMR - Naked arms - YouTube

あーもうカッコイイ。衣装いつも意味分かんないけどカッコイイ。はー。

この曲は戦国BASARA期の最高傑作だと個人的には思っていて、それは歌詞の漢字の多様及び振られた読み仮名の圧倒的厨二感で戦国感を出しながらも楽曲自体は全く和の要素を含まず、ド級のスケールかつ太さで突き進んでいく展開に寄る所かなと。

西川くんの歌も笑ってしまうくらいの熱量。突き進みながらも希望を捨てたり、ネガティヴな事を考えたりしがちな繊細さを備えているのがT.M.Revolution仕様の熱血漢ですが、この曲は断トツで希望しか抱いていないのでその歌の熱量がシンクロしているというか、テンションが限界突破している風でたまんないですね。

 

はー長い。何人脱落しましたかね。感覚としてはハンター試験みたいになってきましたね。

閑話休題、世の中に絶対ってあると思います?

僕は無いと思ってるんですけど、それは例えば「西川貴教ですら離婚する」とか「西川貴教ですら破局する」とか「西川貴教ですら深酒する」という所から来てるんですね。冗談抜きで。

別に神格化してる訳じゃないんですけど、公式から供給される性格だったり人間性の穏やかさや経験値の豊富さをもってしても、結局そういう人間臭い部分がちゃんとあるんだなと思うと、本当に世の中に絶対なんてないんだなって安心します。

絶対があって欲しい気持ちもあるっちゃあるんですけど、絶対が無い方が救いになる気が僕はしています。

何かこのままだとスピリチュアルな話になっちゃいそうなのでここらで引っ込めて、さっさと残りを書きますね。残り3曲。

 

【第3〜1位】 

第3位/ とっておきのおはなし〜新説恋愛進化論(The Force収録)

曲の展開にストーリー性があり、歌詞とあいまって一本のドラマみたいに仕上がっている所が大好きな曲です。枠で言うと木10か、水10かな。

一貫した男女観を歌うT.M.Revolutionですが、詞を提供される方によってかなり毛色が変わるのがよくわかる楽曲です。

この曲の詞は僕の先生、井上秋緒さんではなく麻倉真琴さんなんですが、麻倉さんの描き方は非常にニュアンスでイメージを掻き立てる派で井上さんとまた違う魅力があります。

「King of clothless『素敵な衣装は 通販telでどうぞ!』勇気を試す覚悟なら○も×もチャンス」というフレーズが登場するんですが、麻倉さんは周囲の環境というか社会を皮肉っぽく描いてその中で主人公とヒロインがリアクションを取るという感覚で、井上さんは主人公とヒロインのやり取りがメインにあってその背景に社会があるという印象なんですね。たまたま読んでる人がいたら比べられても困ると思うんですけど、アニメの作画監督違いで同じキャラなのに全然タッチが違うみたいな感じだと思ってくれたら有難いですね。今回の蘭姉ちゃん角長えな、みたいな。

「とっておきのおはなし~新説恋愛進化論」(THE FORCE)-T.M.Revolution- with 浅倉大介 - YouTube

T.M.RevolutionのシングルA面は主に力強さが前面に出た曲が多いんですが、アルバム曲にはそんなに派手じゃないけどポップで凄く良い作品が沢山あると思います。

 

第2位/OH! MY GIRL , OH! MY GOD!(triple joker収録)

まずね、この曲歯磨きしながらの鼻歌で始まるんですよ。凄くないですか?僕は凄く好きなんですね。もうこれ西川くんと同棲してるって捉えても過言じゃないですよね。(※過言です)

加えて、この曲の女性が本当に好きなんですね。可愛過ぎか。漫画でもアニメでも映画でもなく歌詞の中に理想の女性がいるってヤバイですよ。

ただ、ビジュアルが提供されていないので髪型も顔も何にも想像つかないんですよね。理想の女性なんだけどそういうの何を当てはめてもしっくり来ないんですよ。

だから未だに理想の女性がコナンの犯人状態。シルエット状なんですね。当方、終わらない夏休みの宿題を課された気持ちでおります。何を言い始めたんでしょうね。いや、大分前から何を言い始めてるんだ状態でしょうけれども、これが平常運転なんですいませんね。諦めておくれ、ここはね、沼なんだよ、きっと。

しかも、なんていうか歌詞そのものというよりも「歌詞から連想される性格」が好きなんですね。いよいよパトカーと救急車どっちを呼ぼうかなと我ながら考えるんですけれども「時に呆れもするけど やっぱりその笑顔可愛い 僕がカナを振ってあげる 飽きない君といよう」から声が大きくて、良くも悪くも想像を超えてきて、マイペースそうな女性を連想しております。ただし外見はコナンの犯人。

この歌詞ってよく言う「男は自分より馬鹿な異性が好き」みたいな話に繋がっちゃいそうであんまり人に好きって言いにくかったんですけど、そんな意図ないんだからまー書いてもいいかと。別にカナ振りたくないし、バカだなと思いたい訳でもない。感情表現がハッキリしてるのが魅力的だと言いたいだけです。性癖ですよね。

OH! MY GIRL,OH MY GOD! - YouTube

※片袖ないけど衣装です。

曲は90年代のJ-Popっぽいロックがベースで、「Private Storm」や「とっておきのおはなし〜」と近い質感だと思います。好きになりたての頃に「案外、接しやすいな」と思ったのはこの曲のお陰かも知れません。ドカ盛りスタミナメニューしかないと覚悟して入店したら普通のメニューもあるじゃん的な。

そう言う経験もあって好きポイントが滅茶苦茶高い一曲です。

 

第1位/AQUALOVERS〜DEEP into the night(THE FORCE収録)

好き度合いが全楽曲の中でぶっち切りNo.1の曲です。サブタイトルの「DEEP into the night」の通り、深みと妖艶さに満ちた「よく見るT.M.Revolutionと対極にあるT.M.Revolution」が詰まっていると思います。

お互いと、お互いの関係性に酔って深みに嵌っていく様が歌詞からも伝わってきます。ちょっと古臭い印象もあるんですけどご愛嬌。

「ROSY 紅い棘が また熱く腰を咬んで」の息遣いを筆頭にありとあらゆるフレーズとその歌い方がエロくて未だに刺激が強く、参っちゃうなーもうって感じです。

ヒルトンの夜景の見えるバーに一度だけ連れて行って貰った事があるんですけども、入った時に「AQUALOVERSの世界だ!!」って舞い上がってしまったことがあるんですが、それくらい縁のない夜っぽさで、だからこそ疑似体験というか、そういう世界に誘ってくれる気がして好きなのかもなとボンヤリ考えております。

その後、自力でホテルのバーに行くなどした事がないまま歳を重ねまくってるんですが、何故なのかはこの長文から察してくれって感じですね。

楽曲としては「廻る 近付く 気配を失う すべては闇に さらわれて」を表現する様にループするトラックとじっとり滞留する熱さ兼暑さをギターが這う様に沿っているシンプルなもので、サビ前やサビの言葉尻にシンセが宝飾品みたいにキラキラしててムード満点であります。

基本的に全パートがループしているんですけど、間奏とアウトロのギターソロが「君とどこまで」の先を引き継いでて想像を煽る親切設計。

T.M.Revolutionの好きなところに「コーラスもとことん西川貴教で贅沢かつ再現不能」というのがあるんですが、この曲はそれをしっかり堪能出来る上、相手あってのDEEP into the nightっていう感じの絡み方で素晴らしいなと思っています。妄想力が逞しいですね。でもこれはT.M.Revolutionに開発された部分だと思うので、まあ地産地消みたいなものです。見せつけちゃってごめんなさいね。

T.M.Revolution / AQUALOVERS ~ DEEP into the night - YouTube

※当時は振り付けがセットになっていましたが、個人的にはフリ無しの方が好きなので観るたびに笑ってしまいます。

 

 

如何でしたでしょうか?

聞かれても「特に言うことないぜ」な内容であることを自負しているんで、よくもまあここまで読んで下さりましたねって気持ちで一杯です。前後編であわせて1万字以上ですよ?同じ1万字、有意義な使い方もあったでしょうに、お付き合い頂き誠にありがとうございました。

僕はテレビで見るT.M.Revolutionの芸人枠なノリも、熱量豊富なシングル曲も大好きです。そこから遠くない、ていうか真横に地続きで色んなT.M.Revolutionが存在していて、それも好きなので、何らか自己満足でもまとめておきたいと思っていたので書けて大満足です。

冒頭でも述べました通り、押し付けにはしたくないと思っていますが、行き過ぎてそうなってる節がない事だけが気掛かりではあります。そういう意図は無いとだけ改めて断りを入れさせて頂きます。

何かとんでもなく長くなってしまった上に、もう上手い事納める気力もないんで投げっぱなしで終わらせて頂きます。

お疲れした。

 

またー。