性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

卍普通日記卍

バタバタしていたのもあり、今年最後のチャンスではと大好きな猫カフェへ突撃しようと決めたのは午後1時前だった。

京都の晴明神社の近くにあるそのお店までは最短で片道2時間を要する。かなりの人気店なので忙しい日は辿り着く前に受付終了してしまう程である。到着するのは3時を過ぎてしまうので道中で受付終了の報を聞く可能性もありハラハラだったけれど、入れなかったら入れなかったで鴨川で八つ橋をお焚き上げして厄払いすれば良いと決めて家を出る。それはそうと八つ橋って揚げたら美味しそうじゃないですかね。俺のデブ細胞がそう言ってる。

路線バスに乗り換える為に烏丸で下車し、バス停を目指すも遠目に見てもそこそこの行列。全員が同じバスに乗る訳ではないけど二条城を通過する路線なので混雑は必至、停留所の数も多いのでこれは時間が掛かるぞと覚悟した直後、珍しくタクシーが停まっており殆ど本能的に乗り込む。乗ろっかなと考える前に身体が動いていて笑う。

初めてタクシーで乗りつけたけど片道1100円程度で思ったよりお得に快適さを買えて嬉しかった。それでもバスより5倍高いんだけど、自分の目的地まで停まらないし座って運んでくれるっていうのは最高だった。

猫カフェの受付に無事間に合い、ボンヤリと1時間程待合室で待ちながら、初めて来店した今年の冬を思い出すなどした。

2017年は個人的にかなり激動の一年で、例えば転職とかがそうなんだけど、ボンヤリしてたり穏やかに思われたりして、あとは優しくすることを暗黙で求められたりもしたし、まあ基本的に極端に人に優しく(している自覚はないが言われる一方で)自分を卑下しがちという自衛観点からすればダメそのものの性格もあって、しょっちゅうエネルギーが空っぽになってしまったんだけど、その度に駆け込んだのがこの猫カフェだったと思う。初めて行った時はもうボロボロにボロボロで、神様のお導きなんじゃないかって思ったくらい弱っていた。

なので存在がもう本当に有難い。お店のコンセプトとして非常に静かで、コーヒーも美味しくて、何より猫が可愛くて癒される。

金沢で推しの猫の刺繍バッジを落として本当にショックだったから作り手の方に良かったらまた作って下さいと伝えて欲しいと言ったら一つだけあった在庫を出してきてくれて泣きそうになるくらい嬉しかった。

幸運な信仰ってこういう事を言うんだろうかと思いながらお迎えして帰路についた。

来年はもっと単純にポジティブな気持ちで猫欲を溜めて来店したい。

 

友人が教えてくれたじびえのお店に行く。

月曜という普通に考えて無計画の極みな曜日だけれど、3人も心強い仲間がおり開催に至った。

じびえに関しては熊カレーくらいしか食べた事がなかったので大人しくお店がオススメするコースで牛を主体にたまに鹿という編成で頂いたのだけれど、本当に人生で一番美味しい肉で、肉の部位による味の違いなんかも人生で一番感じられ、もう部位という存在だったり単純に食べると言う事への感謝が凄まじくてテンションがブチ抜けてしまった。

肉だけでなくて野菜、挙句塩やオリーブオイルまで全く隙がなく美味しくて、こんなに美味しいものを食べていい人間なのだろうかという自問自答が湧き上がり、それを美味しさがお黙りなさいとサラリと華麗に薙ぎ払ってしまう無限ループであった。美味しさの格好良さに惚れた。年間というか人生ベストアクトの外食だった。もう既に再訪したい。

 

 猫カフェにしても外食(会社を除く)にしても、起きてから寝るまでずっと気を張ってるのをほぐすというか溶かしてくれる気がする。

それなのに周りからはマイペースでいいねとか言われるから僕は頑張ってないのかなという気持ちになる。どう考えてもそんな事ねえだろと思うんだけどな。そんな楽してる様に見えるんだろうか。お得感が全くないから嬉しくない。

当たり前は当たり前だけど当たり前を当たり前にしてしまうと生じる違和感とすれ違う度に肩ぶつけられる様な気分を味わうと、もっと色んなことを簡単に忘れられる様になりたいと思ってしまうな。

 

またー。