性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

羊の木はメガネかけてる登場人物が比較的少ない映画でした。(タイトルでネタバレしてごめん)

ドラッグストアでレジにいたら、幼児が足元に駆け寄ってきて「パパ?」と話しかけるので咄嗟に「違うんだよなぁ〜」と何故かノリノリで答えてしまい、幼児から困惑とお父様から笑いを頂戴する。何故ノリノリになるスイッチが入ったのか微塵も解らないのだけれど、ブレーキが利かずお父様がメガネをお召しなのを見て自然と「メガネで見分けてるのかなー?」というセリフが口から出ていた。

お父様が笑ってくれて何よりだったし幼児は可愛かったけど、急に陽キャへ転じた自分が後から果てし無く恥ずかしくなってきて憂鬱な気持ちになった。

レジの男性店員が品物を受け取ってレジに通してお金を預かってお釣りをくれて品物を差し出してくれるまでに4回も「かしこまりました」と言っていたんだけど、ドラッグストアの買い物でそんなに了解して貰う工程も無いだろうし、丁寧過ぎて申し訳ない気持ちになった。

住宅街だから変に厳しい暇な老人とか住んでるんだろうか。だとしたら彼に良いことがあるといいなと思う。

 

映画「羊の木」を鑑賞しに、ついでにそんなに混んでない中でウィンドーショッピングがしたいと思ってエキスポシティに行った。

狙い通りそんなに混み合っていないショッピングモールをウロウロし、特に欲しいものもなかったのでノースフェイスやらデサントやらリーボックやらカッコイイなーと思いながら通り過ぎ、ユニクロで790円に値下げされていたロンTの欲しい色の欲しいサイズだけが売り切れており結局本屋で3冊本を買っただけで終わった。

あとは無印良品の服を眺めて「意外と高いなゲーム」をした。例えばジャケットを眺め、値札を見ずに金額を予想してみると大体思ったよりちょっと高いので「うわー意外と高いなー!でも良品だからな!」となる遊びである。結構楽しいし、本当に何度やっても微妙に予想よりも少し高い(けど世間の相場からすると安いという絶妙なライン)ので病み付きになっている。そんなゲームをしていても普通に気に入って無印良品で買い物をよくするので本当に恐ろしい店だと思う。中学生の頃から一番お金を定期的に遣わされるお店で、全年齢の購買意欲を落ち着いた表情で違和感なく刺激するとんでもない店である。大好き。

普段は何も欲しいものがないと出歩かないんだけど、映画というキッカケがあってそこそこブラブラした気がする。

肝心のエキスポシティーの映画館は綺麗で大きく、そしてガラガラであった。公開2日目の話題作がこんなにガラガラってある?というくらいの空席っぷりで、20人いたかどうかというレベルであった。微妙に遠いからだろうか。アニメの限定上映などでは売り切れまくってる様なので、そういう企画やライブビューイングなんかの独自性を維持して是非とも残って欲しい。

長い映画を観る際にいつも売店のコーヒーやカフェラテがノンカフェインだと有難いのにな、と思う。温かい飲み物は基本的にカフェインが入ったものが多いので長い映画となるとトイレに行きたくなってしまう。飲まなきゃ良いんだけど、折角映画に来たのだから何か飲みたくなってしまう。スポーツ観戦でビール飲みたくなる気持ちと同じである。

肝心の映画「羊の木」は元々原作が興味深くって、でも絵が受け付けなくて1巻で頓挫していたものなので楽しみだった。

以下、ネタバレになる可能性があるので観る予定のある方はこの辺でお疲れ様でしたということにして欲しい。

スクロール見え防止の為、全く関係ない文章を挟んで感想に移りたい。

2018年のアニメについては「ポプテピピック」と「博多豚骨ラーメンズ」と「宇宙よりも遠い場所」を鑑賞している。ポプテピピックは毎回パロディーとしての面白さとショートアニメを超えるファストさの小気味良さが気に入っていて、完全にハマってしまっている。博多豚骨ラーメンズは探偵の失敗した普賢ちゃんみたいな肩幅と登場人物全員の中途半端さに若干イライラするものの普通に楽しみに観ている。宇宙よりも遠い場所は、全く期待してなかったんだけど面白くて、とても平和な世界かと思いきや突然妬み嫉みが出て来てビックリしてしまった。え?嘘でしょ?そういうエピソードやる感じじゃないよね?プリキュアにパチンカスが出て来たくらいの衝撃を受けた。急過ぎ。進撃の巨人でもタイトルで身構えさせるくらいの親切さはあったぞという気分であるが、出来事的には平和で穏やかなので今後も楽しく鑑賞したいと思っている。

あとは餃子の王将に行ったら隣の男性客が祖父母が金持ちでよくわかんねー拘りがあるって話をしていて、餃子の王将で聞こえてくる話としては草野球の話と上司の悪口の話の次くらいに丁度良かった気がする。チェーン店じゃない喫茶店なんかに行くと金持ちなおばさんが3人くらいで集まって、その中で一番金持ちのおばさんが行ったニッチな行き先の海外旅行列伝を残り2人が本当にそう思ってる?くらいのテンションで褒め称えるみたいなマウントのオーバーワークでパラマウント直行便みたいな史上最低な5.1chサラウンド、何故前からだけでなく背後からも音声が来る、そうか、あいつらのボリュームがおかしいから反響して来ているんだ!みたいなのに年に3回くらい遭遇するからフェスみたいなもんなんだなアレはと思っている。フェスが乱立して久しい昨今、そろそろ淘汰が始まるので奴らの活動におきましても徐々に縮小傾向になって欲しいマジで。ただし海外旅行でも何でも良いのでお金は引き続き楽しく使って頂きたい。詐欺などに引っかからない様に、生前贈与もしっかり検討しつつ、折角持ってるお金なのだからどんな人間でも楽しく使って欲しいんである。

で、松田龍平がクソヤバかった。あ、羊の木の感想ですね。忘れてましたか?しっかりして下さいよ本当、何のためによく解らない文章を読まされて「よく解らないことが書いてあるなー」って思ってたんですか?もー意外と抜けてるとこありますよね、そういうとこ嫌いじゃないっていうか、まあ、す…あらすじとしては仮釈放された殺人犯を自治体として身元引受けし、定住することで更生と過疎化の一石二鳥みたいなプロジェクトの試験運用の話なんだけど、松田龍平がクソヤバかったのでとりあえずそう書いておきたい。

元殺人犯(仮釈放されているので殺人犯呼ばわりするのもおかしな話なんだけど解りにくいので便宜上こう書く。フィクションなので多めにみて欲しい)が抱く不安や恐怖や疑いが受け入れる側の主人公のソレと同等に重たく、ギシギシとのし掛かってくる感覚が淡々としつつも不穏なBGMと地域に根付いたお祭というか風習や民話に滅茶苦茶に煽られて怖かった。

元殺人犯の償うとは別の、逃げ切れないという感覚が一番痛々しかった。許されたいを諦めていて、せめて逃げ切りたい、という感覚がとても切なかった。

松田龍平はその中で本当にヤバくて、友情に飢えているのが瞬間的にフッと顔を出して、でも普通に元に戻ってしまう姿がマジで悲しくって心底恐ろしかった。クライマックスで本当に欲しかった友情を手に入れたのに結局元に戻ってしまったのか、はたまた手にした友情を失う前に終わらせてしまいたかったのか、でももしかしたらようやく受け入れられる人を見つけた結果がアレだったのかなど、考えれば考えるだけ的が絞れない描かれっぷりで、それがもうキャラクターに似合い過ぎていてスゲーなと思った。錦戸くんの演技もとことんハマっていた様に思う。あんな優しい市役所の職員いて欲しいな。

あとは優香さんがめっっっっっちゃ可愛かった。思春期の頃に登場して来た方なのに当時は全然興味もなかった。だけど今の優香さんはマジでヤバい。今が最強じゃねえかくらい可愛い。ヤバい。松田龍平と優香さんがヤバい映画だった。面白かった。

映画館に行くと次々観たい作品が出てくるので予告編コーナーって意味あるんだなーと思いつつ、次は「blank 13」が観たいなと考えつつ帰った。

 

またー。