性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

相変わらず俺はプライム付いているという話。

最近アマゾンプライムで観て面白かった作品をただ紹介するだけの日記。

 

・紺田照の合法レシピ(ドラマ)

料理マンガ、料理アニメ、料理ドラマ全てに言える事であるが、僕の中でここ最近一番大切なポイントは「ちゃんと後片付けしそうかどうか」である。

ちょっと何言ってるか解らないという人もいるかも知れないので説明すると、料理パートそのものよりも前後の言動や性格により「コイツはこんな手の込んだ料理を作る癖に後片付けしなさそうだな」と感じてしまうと評価ポイントが大幅に減点されるのである。

後片付けを面倒臭がる描写があればまだ良いが、一切そこに触れない作品もあるので由々しき事態である。

実生活においては、たまの休日に父親が手の込んだ料理を作り、後片付けは母親任せという残念なパターンと近いものがあるのでその様な着眼点と思って頂いて良い。

そこをいくと本作の紺田くんは手の込んだ料理ばかり作る割にどこをどう見ても後片付けまで完璧にこなしそうな気配しかない最高の逸材である。突飛な材料も使わず、手間暇を惜しまず、後片付けもちゃんとしそうで、しかも高身長で責任感の塊である。結婚して欲しい。

作品自体は日活感があるのかないのか詳しくないので解らないものの、露骨なセクシーパートや人相の悪い人を集める技術は中々のもの。アマゾンプライムオリジナル作品にありがちな「予算が潤沢にありそうなのにどうにも使いこなせてない感」があり、何となく「俺は今アマゾンオリジナルを観ている」という気持ちになれて良い。その感覚も東京ヴァンパイアホテルに比べれば大人しいものではあるけれど。

まだ続く作品なので興味のある方は是非ご覧頂きたい。

 

ポプテピピック(アニメ)

アンチを煽るに留まらず、アンチを水増し発表するJリーグなら処罰されかねない姿勢の番組を僕はポプテピピック以外に見かけた事がない。

あらゆる製作元が集って好き勝手にやっている様も好きだし、何より異なる製作元がネタ被りを無視してそれぞれのアプローチで作っている感じが好きだ。

ちなみにアンチの存在を公にするという意味では「ミントな僕ら」の南野まりあが一番サラッと自然で見習いたい。

パロディーの精度としてはもう思い入れのないものは一切解らないんだけど、パロディーというかザキヤマばりに人のネタで笑いを取る姿勢なので賛否は凄まじいと思う。

人のネタで笑いを取る場合は「人のネタを使ってやがる」という事実がまず笑いを起こす為、本家よりも文脈が破綻している分、テンポだけはズバ抜けている。ポプテピピックは一切の説明を省いた結果、更にテンポだけはズバ抜けている気がする。

再放送の男性声優陣は先攻の女性声優陣に比べれ非常に個性が出難い為、更にネタに特化する傾向にありカオティック過ぎてよく解らない空気になることも多い。

面白いかどうかと言われるとマジで回による、という感じではあるが、僕はとても好きなのでオススメしたい。

 

宇宙よりも遠い場所(アニメ)

女子高生が南極を目指す物語である。軽音部でもないし戦車を駆りもしないしラブをライブもしないしプリをパラもしないが、その代わり南極を目指すんである。

非常に平和な世界で皆優しいし、一生懸命であるが、和んだら胸がギュッとなって微笑ましく構えていると急にキツいテーマをぶっ込んでくる恐ろしいアニメである。

焦り妬み嫉み劣等感。優しい世界の外側があってはじめて優しい世界となり得るのだと妙にソリッドな気付きを得て観てしまう作品である。

 

・ロア〜奇妙な伝説〜

ジャンルが解らないんだけど、伝承を信仰や時代背景などの観点から解明していくという趣旨の番組。

海外作品の割に再現ドラマの質が悪いのと淡々とし過ぎているので緩急に乏しく、ハッキリ言ってどの回も「あと15分短くまとめてくれたら最高なのにな」と強烈に思ってしまう。

怖さ云々じゃなくて不可思議という意味合いでのオカルトが好きな人や、怖さよりも怪しい雰囲気が好きな人に向いている気がする。

個人的にはロボトミーの回が年代的にも近く、テーマ的にも興味深くて面白かったのでオススメしたい。でもあと15分短く作って欲しい。シリアスなトーンが続く上に展開がゆったりしているので眠くなってしまう。

 

面白い番組があったらまた紹介したいところ。

 

またー。