性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

今更高校野球とサマソニの話。

今となっては随分前の事だけれど、お盆明け早々の土日に高校野球の準々決勝を観戦しに行った。

兵庫県在住の元同僚が朝の四時から並んでくれ、始発で向かって列に並ぶのを交代した。6時台に来た人たちはギリギリ買えたかどうか、くらいの混み具合で恐ろしい。

元同僚には本当に感謝したい。

応援していた大阪桐蔭浦和学院に打ち勝ち、今大会全試合を観ていたので思い入れが強かった下関国際は日大三高に逆転負けを喫してしまった。高校野球は贔屓にしていないチームでも良いプレーを見ると応援してしまうのでどこが勝っても素晴らしいなと思ってしまう。

第三試合まで熱戦を見守ってから元同僚と別れ、サマーソニックへ行く。

朝の四時から屋外で活動した上に夏フェスに行かんとする己の謎の行動力を三十分割くらいすれば毎日がもっと良い感じに過ごせるのではないだろうかと思いながら慣れない路線で乗り継いで会場へのシャトルバスへ乗り込む。

バスはトリと大トリだけが目当てというどっしりとした客でそこそこ席が埋まっており、彼らがチャンスザラッパーのことを「チャンスザ」と呼ぶのを耳にして通ぶろうと心に決めるも、会場で合流した朝から満喫している友人には「チャン・スダ」と日系中国人の様な聴き取られ方をして誤爆してしまった。慣れないことをすると非常にダサい結果となる。

ワンオクがライブの最後に演奏していた完全感覚ドリーマーを反芻しながら神戸和牛の1700円の高級ステーキ丼を食べた。

会場のビールが今年はプレモルだったのだけれど、暑い屋外で飲むには滑らか過ぎて苦味が強くて爽快感が薄く、コロナやバドワイザーの方がいいなーと思った。祭というより近所の美味しい居酒屋みたいなノリになってしまい残念だった。

サマソニ大阪は会場の真横にコンビニが二件あり、そこで売られていたビールの方が味としてはフェス向きだった。

チャンスザラッパーはドラムにシンセにトラックにコーラスとトランペットという構成で滅茶苦茶格好良かった。こちらに語りかける様に、コミュニケートしながらどんどん高い所へ連れて行ってくれる様な優しさに満ちたライブで、バーンとかましてドヤ!みたいな素敵さとは違う魅力が凄まじかった。観ながら、あーこれを観に来ようと思ってチケットを買った自分を褒めてやりたい、高校野球が気になってドタキャンしようと思ってたけど思いとどまって会場へ来た自分のドケチ根性にハグしてキスして気持ち悪がられ口もきいてくれなくなりたいと思った。

その後、BECKを観てお洒落なのかダサいのか解らないけれど常に意外と太めでちょっと抜けてるんだけどトコトン楽しくなってしまうロックにタイガースのタオルを広げながら本能の赴くままピョンピョン飛び跳ねていたら、後ろで観てた外国人に「タイガースボーイ」と呼ばれて微笑ましく見守られてしまった。ヘイボーイ、絶対僕の方がお前より年上だからな。悪かったなイモ臭くてよ。アイダホかユタから来たぜ、という気分になった。

最後は友達が一目見たいと言うのでニッケルバックを観て笑ってしまうくらいにベタベタのUSっぷりを喰らって帰った。

結局、家についたのが23時半を過ぎており、1日の殆どを外で過ごした疲れが出たのか夕飯もそこそこに風呂に入って一息つこうと思って座ったハズが気付いたら朝だった。

翌日は家事をして平日の弁当用のおかずを作り置きした以外はアルスラーン戦記ヨルムンガンドを延々観てダラダラ過ごした。

ナカコーを中百舌鳥のマンションの内見に案内するという夢をみて、「高校生の頃凄くスーパーカー好きでした」と言いたいけど失礼にならないか考えている内に言えずに目覚めてしまった。冷静に夢の内容を思い返すとナカコーと名乗っていたけれど顔はレミオロメンの藤巻さんだった。ていうかナカコーって名乗るか普通。

 

一週間バタバタ働いた。

夢も希望も考える隙あれど考える気にもならずバタバタと働いて給料日が楽しみ、みたいな感じが楽は楽である。

面倒なことも嫌なこともあるけれど、大抵はどうにか片付いていく。時間は残酷で、自分は最低限有能だと思う。

会社が何らかの資格を取らせたいらしく講師まで呼んで講習してくれるので土曜日なのに出社して講義を受ける。

意欲はないけれど、お金をかけてまで場を提供してくれるのは素直に有り難く、折角そうしてくれるのならば資格を取得して応えなければと思う。

講習の後、奥さんと友人と飲みにいく。

日本酒とそれに破滅的にあう肴を提供してくれる非常にヤバい立ち飲み屋さんへ連れていってもらった。

普段は日本酒を全く飲まない(焼酎もワインも全く飲まない)のだけれど、どのお酒も美味しく個性的で楽しかった。

自分のターンになったのでうろ覚えな記憶を頼りに一度行ったことのある焼きとんのお店へ行ったら一発で到着する事が出来た。美味しい食べ物のことはよく覚えている、食欲に忠実で助かるなーと他人事の様に思った。

色々なことを話して楽しかったのだけれど、自分以外のメンバーの記憶力が良過ぎてちょっと怖かった。

慣れない日本酒を美味しくて沢山飲んだせいか眠りが浅かった。

翌日は近所の24時間営業のジムの見学に行ったり、プライムビデオで「パディントン」を鑑賞するなどして、お弁当用にタンドリーチキンに初挑戦した。タンドリーチキンの出来が非常に良く、これインドで生きていけんじゃね?という気持ちになるも数多くの日本人の意識を短期間の旅行ですら変えてきたインドという国の深さを考えると「それガンジス川に浸かりながら同じこと言えるの?」という自問へ繋がり、応えられなかった。数年前ハマったインドが舞台の小説「シャンタラム」の修羅場の多さを思い返すとどうしたって生きていける気がしない。チャイスタンドでチャイを飲む前にその辺に転がされる己の屍を想像しながらその他のおかずをパパッと作った。

 

阪神タイガースは大味なゲームを逆転勝ちし、進撃の巨人の新刊では好きなキャラが死んでいた。自分が余所見しているうちに世の中移り変わっていくのだなーとボンヤリ考えながらまた平日へ。

 

またー。