性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

歌劇と筋トレといえばマッスルミュージカルが思い出される。

「少女歌劇レビュースタァライト」をdアニメストアで一気に観てとても面白かったのでオススメしたい。

まどマギ」や「少女革命ウテナ」に通じる設定もありつつ、自身がより高みへ進む為にぶつかり合うキラキラとした登場人物たちが非常に魅力的で、12話にこれだけの個性を上手くまとめたなーと感心した。

「ユーリ!!!on ICE」も話数が少ない割に凄い上手くキャラクターの個性を描いていたけれど、ユーリ!!!の場合は公式からばら撒かれるオンエア以外の情報をファンが更に噛み砕いたものが拡散されることによってその辺りを成していた感もあるので、そういう意味ではレビュースタァライトは歌劇に対する姿勢と目標へのアプローチそのものに性格付けを行っていて上手いなーと思った。

昨年のアニメと言えば「ゾンビランドサガ」が断トツで面白いと思っていたけれど、ゾンビランドサガに匹敵する面白さだった。

エンディングのバージョン化は「おそ松さん」に近いアプローチで各話キャラクターが代わる代わる担当するというもの(但し本作は歌詞が全員同じだと思う)で、その歌い方にまた性格が出るのが良かった。

などなど、何だか無難な事ばかり書いている訳だけど、この作品の一番良いと感じるのは歌劇における演者と客が求めるものが同じではあるけれど、目指し、体現する側である演者と憧れ、受け取る側である客との根本的な違いをしっかり目に作中のメインイベントであるオーディションによって揶揄しているところだった。

「わかります」が口癖のキリンがオーディションの責任者(意味わからないだろうけどマジでさうなのでそこが気になるキッカケでも良いから観て欲しい)として登場するのだけれど、これがまー女性シンガーソングライターばかり追いかけてるおじさんなんかと物言いが合致しまくってて、高尚さ目指したエゴみたいなバリバリ消費っぷりが「こっわ!こんなんなりたくな!」という具合だった。

オーディションというよりはリーグ戦みたいな展開の仕方をしていて、選ぶことをしないで「わかります」って言っててキツい存在だった。物語そのものではなく演者の自己との葛藤や解放という作品そのものではない所に重きを置いているキャラクターなので、普段音楽を聴くにしてもリリースされた作品とかライブそのものじゃなくてインタビューとMCのことばっか言及するタイプの消費者と完全に一致で、あ…苦手なやつだ、となった。

身近さが愛着に繋がるのは良いことだけど、それと投げかけられた表現への評価は別軸だと思っていて、それを混同されると個人的にウッとなってしまう。

その消費者の想像を覆すような輝きを主要キャラがぶつけ合う様がとても良くて、一気に観てしまった。

ゲームもあるみたいだけど、アニメ自体がしっかりまとまっているので蛇足になっちゃいそうで(出来はとても良いと聞いた)、そもそもゲーム自体続かない性格なので、まずはもう一周見返そうと思う。

 

それはそうと、筋トレしてると結構な確率で「松本人志目指してんの?」みたいな事を言われてゲンナリしてたんだけど、この何のストイックさもない筋トレ界でも最弱みたいな自分でさえラーメン屋のポイントカード換算なら二杯くらい無料でラーメン食えるくらい言われている訳で、日本全国に統計を広げていくと1時間に1人くらいはどこかで「松本人志目指してんの?」って言われてるのではと推測してしまう。

これだけ言われると「じゃあ松本人志さんよりムキムキだったら何を目指してると思われるんだろう」という考えに至って凄く気になってくる。松本人志さんの向こう側には誰が立っているんだろう。ミスチルで言う「閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていて」の何かって何だろうという話。あ、この例え全然いらなかったな。

まー実際のところ「お前、誰々っぽいよね」みたいな表現で他人を評する人はそこで想像止まっちゃってるタイプが殆どだとは思うので「松本人志目指してんの?」と言ってる人には何の期待も出来ないのは明白であり、じゃあどうしたらいいのかと言うと、最寄りに肉体美を誇る知人がいない場合はもうマッチョバーに言ってお金を払って質問させて貰うしかないんじゃないかと思うんですよね。(Twitterとかで適当に質問送りつけるのも世の中的にアリなのかも知れないけど学習には対価を払うべきだと思うので躊躇している)

僕の予想としては、松本人志さんを超えるともう他者からオリジナルとして認められるんじゃないかというのが一番強い。

松本人志さんを超えるまでは「俺がガンダムだ」に対して「お前はガンダムじゃない」や「お前もガンダムになれ」と返されていたものが、松本人志さんに並ぶ事によって「お前もガンダムか」になって、松本人志さんを超えた場合「お前はガンダムを超えた」と言われる。要するにそこから先はもう想定されてなくて、そこまで行くとオリジナルというか、滅茶苦茶松本人志ガンダム連呼してるけど滅茶苦茶解りにくいな。文章の頭回ってない感が凄い。なんか体調悪いのかな。自分で心配になってきた。

次点としてはマンガのキャラクターを目指してるのかに移行するというのがある。「悟空目指してんの?」「刃牙目指してんの?」みたいな。むしろこっちの方が強いのかな。

何かよく解らなくなってきているのでこの辺でやめといて、マッチョバーに行く機会をそのうち設けられたらと思う。

 

またー。