性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

サスペリア搭載のエクスペリアについてウィキペディアで調べリア。

乾燥肌である。

たまたまこの記事を開いた人からすると赤の他人の個人情報が真っ先に飛び込んで来てマジで不要だなと思うかも知れないけれど、この先も何一つ有益な情報は無いので読むだけ時間の無駄、時間が惜しくないという人だけ読み進めてくれたら書いてる身としてはラッキーである。

乾燥肌であるが故に、冬のお風呂上がりにはニベアのボディークリームを身体中に塗りたくる習慣があるのだけれど、ニベアを塗りながら「今、この瞬間に死んで霊になったら、どこからともなくニベアの匂いがすると思ったら霊がいたみたいな怪談話として世間を騒がしてしまわないか」みたいなことを考えてしまう。

ただ、あまりの乾燥肌な為かニベアで最もポピュラーな青缶の硬度だと全く伸びない。(ので化粧水で伸ばして使っていた)

kiriのクリームチーズをトーストに塗る時の方がまだ滑らかに伸びるんじゃないかというくらい伸びないしkiriのクリームチーズをトーストに塗るのを想像してお腹も減ってきて乾燥と空腹のダブルパンチである。どうしてくれよう。

そこで乳液とクリームの間、みたいな硬めの乳液みたいなやつを使うんだけれどお求めやすいものは割とファンシーかつフローラルな香りがして良い歳した男が桃の香りがする液体を乾いた身体に塗りたくっているのを目の当たりにすると仕方ないと解っていても目が徐々に死んでいくのが鏡を見ていて解る。

もっと高いメンズ用のものを買うという解決法もあるけれど、そこまで高いものを買う気にもなれず、だとすればその意識の低さからしてフローラルおじさんという魔法陣グルグルの登場人物っぽい立ち位置がお似合いであるという自虐へと辿り着く。

寝る前に塗りたくっているので、布団の中に匂いが篭ってLUSHみたいな空気の層を形成する。LUSH及び大多数のLUSH好きに何の罪も無いのは解っていても、身の回りでLUSH大好きみたいな人とソリが全く合わないので眠りにつくまで己自身とソリが合わず、自己否定を繰り返しながら嫌になりきる二、三歩手前で眠りに落ちるという精神的に負荷の掛かってそうな日々を送るに至っている。

LUSHと違い、匂いはあっという間に散ってしまうので朝には何事も無く目覚められるのが救いである。生活レベルを上げると戻れない気がするのでこのステージにしっかり慣らしていきたいところ。

 

イオンの食料品売り場へ買い物に行き、レジに並んでいるとたまに前で同じ様にレジを待っているお婆ちゃんに5%オフのクーポンなどを貰ったりする。

クーポンをくれるのでお礼を言うのだけれど、特別話好きな方という訳でもない様でそれ以外ほぼコミュニケーションが発生しない。

彼女たちは大体が銀の細縁の眼鏡と複雑な柄のニットのベストを着用しており、そういう民族衣装の親切な部族がイオンにはいるのかも知れないと思っている。

ひとりで買い物に行った際に恩恵にあやかっているので、恐らくはお婆ちゃんたちの中で「男の子がひとりで買い物して偉い!」みたいなのがあって使わないクーポンをくれるのではないかと分析している。

男の子なんて歳でもないんだけれど、今の所どう見てもおっさんという領域に達してはおらず、自身が歳を重ねまくった結果「どれくらいまでが若いのか」という判定基準がかなりガバガバになってしまったお婆ちゃんたちにとっての褒めてあげたい枠に滑り込むことに成功しているのだろうと思う。

「これ使いや」と声を掛けてくれるお婆ちゃんもいれば無言で差し出してくれるお婆ちゃんもおり、中には「お米は通販が楽でええで」と生活の知恵(?)を伝授してくれるお婆ちゃんもいる。アマゾンプライム会員なんで解ります、と言いたい所だけど活用出来てない時点で「そうなんですね!試してみますね!」以外のリアクションが取れない。お婆ちゃんたちは満足そうにレジを済ませて去って行く。

あの、お名前だけでも!!と声を掛ける程の施しでも無いので彼女たちの生態は未だ謎に包まれたままである。

 

映画「サスペリア」を鑑賞。

ドイツの超名門ダンスアカデミーに憧れてアメリカからやってきた主人公がその学園の恐ろしい秘密に迫って超怖い!!!という作品。

本当はもっと色々言い様があるんだけど、その辺りの関係性なんかは何を言ってもネタバレになっちゃいそうなので割愛。

物語の鍵は「どこから始まっているのか」を自分なりに考える所にあって、それによって見え方がガラッと変わる作品だった。

アーミッシュ、東西分断、強制収用、男尊女卑、女性の自立などなど、かなりメッセージ性が強い要素を滅茶苦茶さらっと放り込んで映像美で比喩しまくる手法で目を逸らすと一気についていけなくなる恐ろしい作品だった。

見終わって暫く経つ今も自分の解釈に穴が開きまくっていて納得がいかないものの、ホラー苦手勢なので見返すのも勇気がない。

君の名前で僕を呼んで」の監督作品だけあって映像が本当に美しかったのと、ヘレディタリーもそうだったけどホラーにおける肉感、実体の描き方が滅茶苦茶ハッキリしていて鉛筆の濃さで言えば6Bなのは流行りなんだろうか。もうちょっと薄い方がホラーっぽいのではと思うものの、ガッツリ太い輪郭でマジ圧倒的にそこにいるという描かれ方も怖いもんなんだなーと感心した。

2時間半に渡り映像美と謎と恐怖をバンバン投げ込まれる作品なので実に人に勧めにくいんだけど、トム・ヨークが担当した音楽が少ない音数でエグいくらい不穏で深みのある旋律オンパレードだったのでトム・ヨーク好きには普通にオススメしたいと思う。

 

またー。