性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

///20181221-20190615///

///アトラクションみたいな気圧差が怠さと頭痛を連れてくる/生乾きのシャツを着ると掛かった呪いは強くなる/放り出された硬い言葉を抱えてしまって/足が冷えていつまでも眠れない/きっとすぐそこまで来ている/エンドロールに自分の名前がないことに僕はとっくに気付いているから///

 

///灯りのついたままソファで眠って妙に明るい悪夢をみる/フリクションの赤だけ消した手帳からは、大切なことばかり抜け落ちた/朝の悲しみなら嘘の悲しみだな/偽物のアラームと影の無いおはよう/冷たい色したLEDは10年平気で保つらしい/温かいつもりの僕の気持ちより明確に長持ちするから/もうそろそろ諦めたい/真っ赤な空を眺めていると転んだ覚えのない膝が痛くて泣いてしまうから/日が落ちるまで事務をする/可能な限り義務にする/踏まれたガムが乾いてもう悲しみとか忘れた頃に/雨は降って思い出させる/意地の悪い優しさは気味の悪い愛おしさだ/儚さに逃げ込んで言葉なんかすぐに尽きて/処方箋なんかなくても代わりは買えてしまうし/使い方も解らないポイントだって5倍でついた/効きがどうとかもう解らないし/ご自愛下さらなかった誰かが結局縋って捨てた/ストロングゼロの空き缶に残った涙を集めて出来た公園の深くて暗い池の水ぜんぶ抜くと/何の音もせずに引いていった水の痕がまるで/まるで地上絵の様で息を飲む/どうしようもなく、ここはグラウンド・ゼロ///

 

///使い古された空気が押し出されることで強引に髪を揺らす風になる地下鉄が慣れた言葉を予定通り話す自分と重なって笑う///

 

///真夜中、家事をするオバケは/小さな声で過去を歌う/名前も思い出せない歌手の代わりに/そうして今日も永らえた/流れる時間の中で、どうにか留まろうと/繰り返すことを、繰り返すことで/汚れた水がシンクを伝って真っ暗などこか遠くへ流れていく/まるで二月の溜息の様に微かに混じった「ごめんね」が聞こえる/言った覚えもない、僕の声で///

 

またー。