性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

スニーカーを買いに行くスニーカーがないので裸足で行くしかない。

ボーナスで何を買ったかをダラダラと書いて、この度の散財を自戒を込めて記録しておきたい。日記っぽい。

 

まずはスニーカーを購入した。

このスニーカーを買うという行為が僕にとって物凄い大仕事なんである。ハードルが高過ぎる。富士山くらい高い。半年くらいスニーカーが欲しいと言い続け、その癖に店に立ち寄っても全然決められずに帰ってくる。富士山の5合目くらいまでいって引き返すのを繰り返しまう。

スニーカー選びにおいて僕を特に苦しめたのは何と言っても商品名である。気に入ったスニーカーの商品名が自分に似合わないので敬遠してしまい、そのうちに旬が過ぎて市場から欲しい色が無くなるというのが一番多いパターンなのである。

何を言っているのか全然解らないと思うので実例を挙げると、僕はそれこそ高校生の頃からコンバースのオールスターに対する憧れが強く、それなのに「オールスターなんて響きのスニーカーを自分の様な人間が履いていいのだろうか」という葛藤がそれ以上に強く履けないまま今日に至っているというのがある。

あんなにお求めやすい価格であり、ポピュラーな商品にそんな理由で手を(足を)出せないのはマジでどうかしてる様で、この話を飲み会ですると普通に引かれてしまう。

友人が「オールスターと言っても野球のオールスターとかU.S.AフォーアフリカのWe are the Worldを想像するからいけないんだ、TBSのオールスター感謝祭の面子くらいだと思うべきだよ。スターって肩書きってこんなに安売りなんだなって思うぜ?」とアドバイスをくれた事があったのだけれど、オールスター感謝祭に対する知識が皆無なのでそれが的確なアドバイスなのかどうかすら判断出来ず参考にならなかった。

スニーカーは靴の癖に名前がやたらと強い。少年漫画の技の名前くらい強さを前面に押し出してくる。落ち着けよ、所詮靴だぜ?(自分への皮肉を含む)と言ってやりたい。

この半年くらいにおいてはナイキのインターナショナリストが欲しいと思っていたのだけれど、自分の様なインターナショナル度がゼロの人間がそんな世界飛び回ってそうな名前のスニーカーを履くなんて烏滸がましくて笑ってしまうという葛藤が強く、買えないまま靴屋に通い続けていた。

靴屋へ通う歩数だけで一足履き潰せてしまうんじゃなかろうかと思うと「服を買いに行く服がない」は他人事ではなく、靴を買いに行く靴が無くなってしまうのではという危機感は現実味帯び、目の前に確かな脅威としてチラつくくらいになってしまった。

その危険な状況から脱する為に「商品名を見ないでスニーカーを選んで買う」という苦肉の策を講じてこの度のスニーカーを購入するに至った。お値段、5500円。ボーナスをアテにする額では全くないのだけれど、何かもうスニーカーを選び切ったこと自体がボーナスみたいな所もあるのでボーナスで買ったという事にしておきたい。達成感で何を言っているのか自分でも解らないけど気にしないで欲しい。

 

次にパナソニックのボディートリマーを購入した。

これはムダ毛を短く切り揃える事が出来る商品で、「ジム通いでモジャモジャしてるのも嫌だし、でも脱毛するお金もないし、除毛はすぐにチクチクするからなぁ」と思っていた所でたまたま存在を知り、短く刈ってしまえば良いのか!と超納得して即購入を決意した商品である。

全然知らないのだけれど、この6月か7月に新型が発売され、それが充電時間が大幅に短縮された上に長さの調整とか凄いしやすい!みたいな感じらしく、旧型を愛用していた人の「新型は買いです!」みたいな口コミを読んで「いやそんな頻繁に買い換える器具じゃなくね?」と思いながらもそこまで言わせるのも凄いなーと思って気持ちの良いスピード感で手に入れた。スニーカー購入にもこれくらいの勢いが出ないものかな。

そんなに体毛が濃い訳ではないのでまだ使う機会を迎えていないんだけど、早く使ってみたいからワカメとか沢山食べようかなと思っている。

 

そこに先日の日記に書いた、緊張から変な汗をかきながら採寸してもらったオーダーメイドのシャツを加えて物部門の購入はフィニッシュとなった。

 

あとは旅行代金と保険料金の支払いに充てることになった。

まずゴールデンウィークという超繁忙期にカンボジアという絶妙な国へ行った(超楽しかった)旅費の補填にボーナスを充ててお小遣い財政を健全化する必要があった為、その額が右から左へ流れていった。儚い。

街は汚く、食べ物も飲み物も安い、居酒屋だったらtwitterで滅茶苦茶人気になり、その一方でInstagramでは華麗にスルーされそうな印象の国だったのを思い出す。

スケールが圧倒的で、色彩もこれまた圧倒的に茶色い遺跡を一生分観て回れる素晴らしい観光地だった。海外旅行に何の憧れも無いのだけれど、いざ行くと日本と違う空の色や空気の匂い、秩序や文化が直に伝わってくるので楽しかった。その代金と思えば素晴らしい買い物だったと思う。

 

それに加えて保険である。

半年払いの保険の支払いがある為にその分を残しておかねばならない。貯蓄を兼ねた商品にしているのでこれもまあまあ高い。

世の中を見るとiDeCoが激推しであるし、税金が控除されるのは有難いんだけど、足りない年金をiDeCoという投資信託(しかも原則解約出来ず、受け取りが60歳。この短期間で65歳まで需給が遅くなる可能性があると報道が出ている)という自己責任の年金でカバーする的な制度は自分の人生設計に合わないので躊躇いしかない。

目先の税金控除の為に自由に出来ないお金が増えるというのはどうなんだろう。税金が控除されたらその分遣えるじゃんとも思うんだけども腑に落ちない。腑に落ちなくてもやっときゃ良いのにとも思うけど、悶々としている。

まあ米のドカ食い、唐揚げは200gからしか買わない、コンビニの揚げ物とカップ麺が好きという不健康さに加え、甲子園の選手への野次がストレスになるくらい生きるという事自体がどちらかと言うと不向きな人間なので、そもそも60歳まで生きられる気がしていないのである。

とは言え、貯蓄型の保険は確かに微妙な商品ではあるので見直しして、積立てNISAと定期預金の併用に切り替えるくらいが向いている気がしている。

何の話だか解らなくなってきた。ボーナスの使い道だっけ。

 

あとは猛虎(というにはちょっと頼りない、荒れた猫ちゃんみたいな状況にある)阪神タイガースのファンクラブの更新をして夏のボーナスは終わり。

残りは普通に口座にほったらかしとなる予定である。

 

貰ってしまうともう次のボーナスを楽しみにしてしまうので、休み休みでもちゃんと働いてうまいこと成績残して冬を目指したいなぁ、と思う。

 

またー。