性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2019年で良かったものを纏めてみた日記。

2019年が終わる。

気温が高いうちに掃除した方が捗るという知恵を何年も前から手にしながら、実際には年末に面倒だな、寒いなと思いながら順番に片付けて何とか大掃除と成している自分が今年もいる。

仕事納めの翌日からボチボチと流しやら風呂場の掃除、窓拭きを倒しておいたお陰で普段の掃除の延長くらいのものばかりを大晦日に残すことに成功したのは本当に褒められた事だと思う。頑張った。感動した。(数日前の自分に)

年末感がないなぁ、と今年は例年より多く聞く気がするが、これは祝日としての天皇誕生日が23日でなくなってしまったことによるのではと思っている。

これまで23日の休みをクリスマスの本番としていた人たちが不完全燃焼になってしまい、そのままゾンビが如く思考停止、何となく今日へ辿り着いてしまっているのだと思う。

ちょっと可哀想だと思うけど、毎年そんな感じでボンヤリしているのが常な自分からすると仲間が増えた様で嬉しい。ようこそようこそ。水飲む?お茶とか沸かしてないんで。

燃焼と言えば、この年末にまたしても火消しSFアニメ映画「プロメア」を鑑賞してきた。何回目なんだ本当に。

これまで全景を視界にしっかり納めて満遍なく楽しみたいという発想で中央から後方で鑑賞していたのだけれど、今回は出足が鈍くなり前から三列目という至近距離で若干見上げながらとなった。

これが本当に凄い迫力で、あーこれもっと早くやっときゃ良かった!となった。道理で前目が早く埋まる回がある訳である。リピーターと化したファンが新たな刺激を求めて前を埋めていたんである。もー教えてくれたらいいのに。皆、観たい時に埋まってたら困るからって内緒にしてたんでしょ。気持ちは解るなー1番好きな店って人に教えたくなかったりするもんね!という気持ちである。しかし僕も気付いてしまったんでね。悪いね。奪い合おうぜ。それこそが人類の歴史だろう。

それにしても全然飽きない。年明けにも観に行く。

 

2019年がどんな1年だったろうと思い返すも、カンボジア旅行以外はあまり言うこともないので今年1番買って良かったものとか、何かそういうやつを書いておきたいと思う。

Amazonのリンクはアフィリエイトとかやってないんでガンガン踏んでどんなものか見て貰えたら嬉しいです。こんな良いもの持ってんだぜって見せびらかしたいんで。

 

【1番良かった買い物】

今年買ったもので1番良かったのはレンジでパスタを茹でる容器。

これは人から勧められて買ってみたんだけど、

1.鍋でお湯を沸かさなくて良い

2.ヴォルケーノ構造?とやらでモチモチに仕上がる

3.パスタソースなら容器の中であえられるのでフライパンすら不要

という利点がある。

普通に自炊する僕が頑張って茹でるより全然美味しいから最初は認めたくなかったけれど、家事で最もストレスが溜まる(当社比)洗い物も少なく済むのでもうコレ無しの生活は考えられない。

フライパンで具材とあえたいなら時間を少し短くしておけばフライパンで加熱し過ぎる事もない。そして安い。光熱費的にも安い。

他のパスタ茹で容器(ネーミングセンスがゴミ)を試した事がないんだけど、勧めてくれた人からすると最強とのことであるので信じる事にしたい。

パスタ茹で容器狂い(かどうかは知らない)が言うのだから僕も胸を張って人に勧めたい逸品である。

 

【1番良かった音楽】

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今年のリリース作品よりもmudy on the昨晩の「Zyacalanda」を延々聴いていたので嘘はつけない。今年のNo. 1は間違いなくこのアルバムである。インストで1番聴きやすく、音数が多いのにどれもこれも五月蝿くないのに激しいし、変拍子で目が回りそうになるかと思いきや解りやすいという奇跡のバランス感覚で歌うように弾いてくるバンドが名古屋にいるってこんな贅沢なことある?という気持ちで聴いている。

どの作品も好きなんだけど、本作の1〜4までを特に聴いたので選出した。

今年は歌詞のある音楽や漫画によるインプットが気持ち悪くて受け付けないという謎のステータス異常を患っていた期間を長く過ごしたので当然かも知れない。

次点はofficial髭男dismの「宿命」を挙げたい。ド王道の高音男性ボーカルの流れと日本語を気持ちよく聴かせるという緻密な狙いをふんだんに盛り込んだ結果、文学性を程良く失ってカジュアルダウンされたというこちらも奇跡的なバランスの曲だったと思う。

あとは去年に引き続いてヒカリエの「カナシミ」とLOSTAGEはよく聴いたと思う。

 

【1番良かった映画】

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断トツでプロメアしかない。

何やかんや映画館で観たし家でも観たけど、ぶっちぎりでプロメア。

未だに新鮮にグッとくる。

triggerという製作会社の過去作品や今石監督の携わった作品も後追いで観ていると、その集大成という感じがする。今年のM-1で言う所のかまいたちや和牛の様にネタの形式に囚われない「らしさ」が満載でたまらない。

ぺこぱやミルクボーイは形式を生み出した事で素晴らしい漫才を見せてくれたと思うんだけど、かまいたちや和牛の何をやってもこの人たちならではになるというのはやっぱり素晴らしい。

加えて2019年は優しい笑いが強かったと思う。

恐らく体育会系と纏めてしまうのもおかしいけれども、きつい言葉や容姿をいじるタイプの笑いが一般市民に浸透し尽くし、その餌食になることが当然となった人の多さが優しさを求めてきたピークが2019年だったんじゃなかろうか。

割とキツい物言いが魅力の見取り図の順位が物語っている気がする。(し、そもそも選んだネタが見取り図にしてはマイルドであったように思う)

プロメアの話から随分逸れてしまったけど、プロメアはあまりにもシリアスな世界観をポリゴンっぽさと色彩でマイルドに仕上げ、最初から最後まで優しさを失わず全力で走り抜けてしまう映画であると思う。三者三様の正義に込められた(人によってはダダ漏れになった)優しさに気付いてしまうと、もう後戻り出来ない作品だと思う。

盤の発売日がとても楽しみ。

来年は楽しみな映画の公開が沢山控えているので迷うかも知れない。

 

【1番良かった本】

裸一貫!  つづ井さん 1

裸一貫! つづ井さん 1

  • 作者:つづ井
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ここ数年、日本の人口減少問題、日本の貧困問題、アメリカの貧困問題と固めて読むジャンルを定めてきた中で、2019年は犯罪や非行について、手口や残忍さでなく人について読もうと思っていくつか選んだ1年だった。阿部恭子さんの「息子が人を殺しました」や宮口幸治さんの「ケーキが切れない非行少年たち」あたりが印象に残っているけれど、その反動でこれまで興味がなかった宇宙へ現実逃避した結果、佐伯和人さんの「月はすごい」を読んで「月、スゲー!!!」となるなどした。(面白い本なので月スゲーとなりたい人は読むと良い)

とか言ってるけど1番心を豊かにしてくれた、というよりは守ってくれたのは、つづ井さんの「裸一貫!つづ井さん」であったと思う。

優しいし寛容だし好きなことがあるって素晴らしいと思うし単純に言動が面白過ぎるしで大変である。

つづ井さんとそのお友達の距離感は本当の意味で大人であり、本当の意味での友達なのかも知れないなぁと思う。互いが思いやりをもっていないと成り立たない温度で憧れてしまった。

 

こんな所だろうか。

2020年、オリンピックに興味がなくても何かまた楽しいことを自分で用意して上手く生きていけたら年末にまたこんな意味不明な記事を書けたりするのだろう。色々、やり過ごせたらいいな。

 

またー。