性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

担当美容師はトム・ブラウンが生み出した最強の渋沢キャプテン。

先週の金曜日、仕事でムシャクシャしてしまい、どうしようもない、これは何とかガス抜きをせねばなるまい、と10時頃に「この気分共々切り落として貰おう」と思い至り担当美容師にアフターファイブの予約に空きがあるかの問い合わせLINEを送ったところ、普段ならお昼には返信を下さるのだけれど待てども待てども返事が来ず、「今日は混み合っているのかなぁ」と思っていたものの、定時になっても返信が無く、「あれ?もしかして嫌われたのでは?何かしたのか?」と流石に心配になりLINEのトーク画面を開いたら、文章だけ打ち込んで送信していないという状態で放置してしまっており、そもそも連絡が出来ていない事が発覚した。

ムシャクシャとかそういうのをすっ飛ばし、最初に抱いたのは「あーよかった!嫌われた訳じゃないんだ!!!」というもので、自分の間抜けさに恥ずかしさを感じているうちにムシャクシャが消え去ってしまい、結局髪を切るということ自体を先送りにして送れていなかったメッセージは消去し、真っ直ぐ帰宅してしまった。

自分の小心者っぷりと気恥ずかしさでまさか外的要因によるストレスを打ち消せてしまうなんて思いもよらず、「これがマイナスにマイナスを掛けるとプラスになるというやつか」と妙に感心して眠りについた。

お陰で髪はボサボサである。

 

普段、あまり漢文調を読まないので稀に読むと「え?何?何て言ってるの?」から始まって「言ってる事は解るけど意味が解らない」というM-1グランプリ2019のかまいたち状態を経て「あ、うん、大体言いたいことは解ると思う!スッとは入ってこないけど!」という域に到達するんだけれど、大体がこの第三形態を迎える頃に本そのものが終わってしまい、疲れから読み返すなり別の本で更に漢文調に慣れるなりするという事を怠り、背伸びしないで読める文章を欲して甘やかしているうちにまた最初の状態に戻ってしまうというのを年単位で繰り返している。

第三形態で歩みを止めなければ更に理解が進んで第四形態「良い事言うじゃん、それな」状態へ到達出来るのかも知れないけれど、その尻尾どころか影さえも目にした事がないので距離はかなり離れていると思われる。

世間と時差と温度差がある捻くれた僕にも周回遅れ甚だしいものの渋沢栄一論語と算盤」ブームが訪れ、読んだ結果、先述の有様なのである。

僕の中で渋沢と言えば異様に女性人気の高いサッカー漫画「ホイッスル!」に登場する武蔵野森中学サッカー部のキャプテンで東京選抜でも正GKだった渋沢克郎なのであるが、渋沢という名前に馴染みがある分だけ読み易いだろうという謎理論及び「俺は噛み砕いた参考書なんかじゃなくてきっと原文を読めるハズだ」という奢りにより爆死という流れで今日に至っている。

ところで、この「何言ってるの?」から始まり「言ってる事は解るけど意味が解らない」を経て「スッとは入ってこないけど言いたい事は解る」という流れを渋沢栄一以前に最近体感した様な気がしてずっと悶々としていたのだけれど、遂にそれが何だったのかついさっき判明したのでここに書いておきたい。

トム・ブラウンの漫才である。

まず初見では2人が何を話しているのか聞き取る事が難しい。渋沢栄一の漢文調と同じである。

慣れてくるとそこから「サザエさんに出てくる中島くんを五人集めて合体させて最強の中島くん、NAKAJIMAXを創りたいんですよ〜」と、言っている事は解るけど意味が解らないという段階へ移行する。渋沢栄一の漢文調と同じである。

そして更に慣れてくると「RPG攻略の要領でまず花沢さんを召喚して、彼女の強権発動による鶴の声でもなきゃ中島くんを5人も集める事は出来ない訳ね」とスッとは入ってこないけど言いたい事は解るというモードに達するんである。渋沢栄一の漢文調と同じである。

ここで歩みを止めなければ更に理解を深めてトム・ブラウンが最初に何のキメラを生み出さんとするかを聞いた時点でその錬成ルートに予測が付けられるレベルに到達するハズである。渋沢栄一の漢文調と流石にここは異なると思われる。

自分でも何を言っているのか解らないけれど、渋沢栄一=トム・ブラウンという公式が頭の中で成り立ってしまったので、自分なりにその根拠を納得出来る様に書いてみているものの、納得というより日本語として読むことも割と困難な気もしている。

奇しくも両者とも存在するもの(渋沢栄一論語を、トム・ブラウンは芸能人や概念を)組み合わせて新しいものを生み出すという共通点があるので、決して的外れではない、とは全く言い切れないんだけど言い逃れついでに書いておきたい。

勿論オチなどない。

 

またー。