正月休みには何を為すべきなのか解らない。
今年は「ねむたそ〜」という眠いという意味のオタ感ある造語を作り、誰にいう訳でもなく心の中となく外となく呟き続けている。我ながらしっかりして欲しい。
初詣も初日の出も特に興味がなく、駅伝も法律で内容が決まってるのかと疑う他ない正月番組も興味がなく、年賀状はある種仕事の一環として処理し、お節料理にも気持ちが高揚せず、昼間から酒と言われても別に家で飲みたい訳でもなく、ゲームも嗜まないし初売りにも気持ちが動かない。
お年玉を貰えなくなった頃から、ただ好きな時に好きなだけボケっとしているだけの連休という位置付けに成り下がっている。毎年一番言われる言葉が「明けましておめでとう」ではなく「起きてたの？」と「また寝てたの？」である事がそれを現している。
本を読んで音楽を聴いて逆にダルさが発生する程に眠り、その倦怠感を引きずってコンビニにいそいそ出掛け、エンゲル係数ストップ高の食事に慣れた胃に野菜ジュースを投入する瞬間に生の実感を得ている。寂しい人間ね。
自分にとっての正月への姿勢が非常にマズイ気がしてならないのだけれど、正月休みくらい好きにしたいとの願望が悪循環を招いている。
そんな自分に鞭打つべく、今年は正月に観光するという課題を自身に課した。
突然高いハードルを用意したな、と思うものの、奥さんを巻き込む事で強制力を持たせる事で退路を絶った。
協力してくれた奥さんには感謝しても足りないので正月リミッター解除で冬眠の予定も無いのに食べまくる日本人共に対して何の感情も持たない事でお返しとかえさせて頂きます。
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軍艦島に行った。
炭鉱の詳しい暮らしぶりや経緯を教えてくれる最中、仕切りに登場する長崎出身スター福山雅治とその家族の個人情報数々。一度福山雅治と家族を招待して「ここまではOK」と判定して貰った方が良い気がする。
乗船した途端パイレーツオブカリビアンのBGMが流れて雲行きが怪しくてアガった。
軍艦島は上陸するのに許可証が必要なのだけれど、島の一部のハズの防波堤には釣り人の姿が。
どうやってそこまで登り、迎えの船が来るまでの数時間トイレとかどうするのか気になるフリーダムっぷり。もしかしたら彼らは軍艦島で生まれ育った野生の釣り人なのかも知れない。そっちの説が有力視される程の生息数だった。ポケモンゲットだぜ。
何にしても釣り人のそこまでして釣りたいのか感には遠征を繰り返す自分を重ねてしまう。断崖絶壁の預金通帳わーい。でもあの世にお金は持っていけませんから。
あと何故か立ち入り禁止の看板の前に鏡餅が飾られており、もしかして神様を祀った鳥居か何かを2WAY的な発想で看板にしてるのかも知れないと結論付ける。
世に出回る2WAY、3WAYは実際基本形態を除いて著しく機能性が下がる無理矢理感の上に成り立っているが、これもまたそうなのかも知れない。
帰りは軍艦島でロケを行ったB'zのプロモ鑑賞会を船酔い続出の船内で敢行。素晴らしいS気に惚れ惚れする。
しかしそんな状況下においてもB'zは格好良い。どのベストから手を出せば良いのか有識者による解説を検索したい。
こういう観光地を巡る度に思うのだけれど、田舎のキャッチーなお爺さんが好きだ。
田舎の観光地で老後にボランティアガイドを買って出るタイプは大体キャッチーなお爺さんか行き過ぎたポジティブ弾丸お婆さんかのどっちかだと勝手に思っているんだけど、人生の先輩に僕も一人の人間で好みがある故に失礼な選別をさせて貰えるなら圧倒的にキャッチーなお爺さんが好きだ。
得意げにギャグを投げ込んできて照れ笑いを浮かべる彼らのキラキラした目になら年金確保する為に働こうと思える。
散々な写真しか貼ってないので一枚だけ気取った写真を貼りたい。
初心者は斜めに撮ればなんとかなると思っている、と見知らぬおっさんが高そうなカメラ持ってぼやいていたので横で斜めで撮って初心者アピールしたという作品を是非ご鑑賞下さいませませませ。
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長崎バイオパークに行った。
例えばお弁当において彩りが...と気にする母を他所に育ち盛りの中高生は茶色いオカズを愛してやまない訳で、コンビニのストレス発散用としか思えない弁当を眺めてみても茶色いオカズオールスターズで構成されている訳で。
要するにバランスよりも茶色いものを欲するのは人間の本能。
ならば動物園もそうであろう、と創設者が舵を切ったとしか思えない動物園が長崎バイオパーク。
茶色い動物の宝庫でお触りほぼ自由という地上最後の楽園説すらあると僕の中で話題に。
フィリピンパブでお触りして罰金三万取られたおっさんとか、どうにかして異性に触ってみたいけど勇気が出ないOLとか、もうこっち来れば良いと思う。めっちゃ遠いけど。ここを長崎市やハウステンボスから行き来するだけで一日の行程終了。市内やテンボス園内を観光する余裕は無いと思え。
ステマのつもりが正直に綴ってしまったが、生半可な気持ちで行くとテンション上がり過ぎて死ぬ程楽しいので覚悟を促す意味でも警告させて貰った。
アクセスはハウステンボスから無料バスが出ているのでそれを利用すると便利。
大体の生き物に餌をあげられるので100円玉を貯めていくと非常に便利。湯水の如く100円玉を遣うとストレス発散にもなる上に生き物の腹も膨れて一石二鳥。win winの関係とはこのことか。
以下なんかもう面倒になってきたので画像に依存したステマ。
温泉とストーブが好きなおっさんみたいな茶色い生き物。
酔い潰れたバンドマンの様な寝相と寝言を繰り出す茶色い生き物。
いきものがかりのボーカルに似ている茶色い生き物。
あまり見慣れない茶色い生き物。
などなど、他にも色々な茶色い生き物に餌をあげることが可能という素晴らしい茶色さで、それに飽き足らず中には白い生き物もいるし黄色い生き物や黒い生き物までいるという贅の沢を尽くした素晴らしいスポット。行かない理由があるだろうか。きっとあるだろうけれど、この場だけでも無いと言っておけばこちらの気が済むのでそうして貰えると助かりますよ。
昼は観光、夜は親戚の集まりと非常にアグレッシブに過ごしたせいか疲労感半端ない。慣れない事をして体調を崩す、などとダサい事にならないようにしっかり寝なければならない。
それが結果的に奥さんの実家でぶち抜き10時間睡眠になろうとも、僕は僕の道をいくんだ。
おやすみなさい。
またー。
