性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

初めてハマったアイドルは、きっとBiSだった。

猫オルガン、というシュールな動画を教わって観た。
出回ったのは前らしいので今更感あるかも知れないけれど、このシュールさはなかなか。時々音痴な猫が混ざっていてとても良い。

Wikipediaにも項目があった。
こちらは動物愛護法の観点で怖かった。
オーケストラにタイプライター合わせるやつとかも続けて見せて貰ったんだけど、ホントやったもん勝ちと思わせるモノのクオリティーって実は凄い高いと思う。
誰でも笑えてしまうレベルまで昇華しようと思ったら簡単じゃないよな、とついついそちらに感動してしまう。ズレてる。

やったもん勝ちと言えば僕の中ではBiSがその最たるものなんだけど、今は追いかけてない。
Perfume以降バンドマンが推しアイドルを公に叫び始める中でロックと親和性高いアイドルも増えていったと思うんだけど、プロデュース云々じゃなくロックの上に成り立ってる様な気さえする彼女達を流通デビューから暫く経ったくらいの頃に教えて貰った。
狭義のロックしか聴いてこなかった自分としては実に親しみやすく、一発でハマった。
ただ、好きになったメンバーから順に脱退するという現象が1人目のりなはむからユケちゃん、ゆっふぃーと三人続き、己の縁起の悪さに疲れてしまったのと、単純に歩みが僕には早過ぎてついていけなかったというのがデカい。
ライブ会場の場所解らないからそれっぽい人について行こうと思ってターゲットにした人が競歩の選手ばりの速度で歩いていて巻かれた事があるんだけど、完全にそんな気分。
曲も歌詞も凄まじく良いので音源だけは辛うじて売上に貢献出来てる。単純に聴くのが好きだし応援してる。
始まった時から既に売れる為のなりふり構わずな姿勢はあったけれど、どうしても削れるものをいつも探して終焉に向かってる気しかしなくて、それがまた緩やかだから時々涙が出そうになる。
今の飛び道具感と研究員さん達の強烈な情熱に押されて、外から皆がどうなっていくのか少し離れて見てる。自分の立ち位置、文字に起こすと最低だなこれ。
2010年代一番ロックな生き様を見せてくれてるのは間違いなく彼女たち(とそのファン)だと思う。本人たちはそんな事考えてないでしょうけど。

行かなくちゃ輝くあの世界に

甘えない言葉を教えて

靴ずれした両足でここに立ってたいんだ

傷の数だけ強くなってきた 今つかむ未来 大丈夫かな?

命は燃やしていくものだなんて冗談だ馬鹿みたい

路線を模索する所かブレずに一点集中で爆進してきた様が楽曲並べるとよく解る。間を割と省略してるけど。
あくまで突き進む過程の傷なんかも構わず見せながら、という感じ。
安定志向の強い人間程、美化してしまう傾向にあるのは承知で言いたいけど、どうしても強いな、と憧れてしまう。
弱さを見せる事が、じゃなくて弱さを知ってる事が一番強いのだと思う。
オタ芸の域を軽く超越していった研究員の表現と共に周りを感動とドン引きに陥れる自由さで喰えるモノは全部喰ってる一本の映画みたいなアイドルだな、と。映画でいうところの、今どこらへんにいるんだろう。
外野は外野なりに、それがファンだと認められなくても見守っていきたい。

余談だけど、オタ芸もヘドバンもステージ見えないと思うんだけど、ライブなのにステージを見ないという選択と一体感ある様って凄いな、といつも思う。
あと、トップオタと呼ばれる人や課金制のゲームも注ぎ込める人を羨ましくみてる。他者から破滅的に見えるくらいの愛情の中にいる幸福感はそれを疎ましいフリしてる人間には死んでも味わえないだろうし。疎ましいは結局どっか羨ましいって事なんじゃなかろうか。自論なので異論は各々ご自由にどうぞ。

またー。