バンギャがラーメン屋を出す日も近いんじゃなかろうか。
頭にタオルを巻き、腕組みをして暖簾の前に立つバンギャ。
店内に流れる推しバンドのアルバム。
一番好きな曲の間はオーダーストップ。
やっぱり遅くまで開いてるし、すぐ出てくるし、そもそも夜のラーメンには文化的な香りがする。きっと真面目に調べてる人が世の中にはいるだろう。本があるなら読んでみたい。ググる。
みたいな妄想ばかりしているせいか、痴話喧嘩に出くわし、何故かフラれていた女の子に泣きながら追い掛けられる夢みた。今ついさっき元カレになった男にその怒りは向けて欲しかった。何て言うかめっちゃ怖かった。
仕事も結婚も三年経たないと良かったかなんて解らないみたいな事を言われる度に、ブラックだの社畜だのATMだの地獄だの墓場だの言ってる奴に言われても本当に説得力ないっていうか、そうやって忠告のフリして足を引っ張って同調してくれそうな人達を引き寄せて何がしたいんだろう、と外から見て思うのだけれど自分がそんな風になってないか心配になる。自分の顔は自分では見えない。他人は自分を写す鏡らしいから周囲がそんな人間ばかりになったらいよいよマズイのだろうな、と思う。
3年経たないとの3年って何？3年ってそんなやり過ごせる程容易いか？
続く事と進む事は違う気がする。これは自分に言ってるつもり。
今は正に就活の時期で、恩師に頼まれた時に学生にメールでアドバイスしたりするし、近々結婚を控えた後輩にも何やかんや聞かれたりして、その都度延々と考えてしまう。
誰も将来に責任持ってくれなんて僕に頼んでないけど、その一言で誰かが安心してしまうというのは冷静に考えたら結構な事だと思う。
そんな事をジムのサウナで考えていたら見知らぬおっさんが飲みに行かないかと誘ってきてビックリして「飲めないのでいけません」と断ってしまった。
何年大人やってても、こんなもんだよなと思う。こんな自分でも意見求められる分にはしっかり返せたらな、とか。
ダラダラ引きずって帰ってきたらサザエさん終わってた。
45年間、カツオを叱って褒めて育ててきたんだって。愛だよな。
またー。
