性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.03.22 穴あな@扇町パラダイスを観てきました。

やたらと人に話しかけられる日であった。
こんな事言うと甘えだ、とか嘘つけとか言われるかも知れないのだけれど、人見知りだ。
仕事上ではキッチリしようとハキハキやっており、ハキハキするのが人見知りとしてはコミュニケーションが最小限で済むので一番楽なのだけれど、どうしても週末ともなると気が抜ける。
その中で突然吹奏楽部の女子高生や酔っ払いに話しかけられ、その場に居合わせた事実以外共有出来る事がない対象にどう返して良いものかめちゃくちゃ考えた。当たり障りなくコミュニケーションをこなしたけれど、夜神月ばりに脳が回転した気がする。夜神月に比べて随分と得るものが少ない気がするのが無念ではあるが、乗り切れて良かったと思う。
吹奏楽部の女子高生に至ってはお兄ちゃんに似過ぎて面白くなったという瞬発力だけでサバイブしてきたのかというぶっ飛んだ理由で話し掛けてきており、僕にとっては完全に新人類。ジェノサイドという高野何たらかんたらさんの小説を思い出した。新人類凄いわ。
得た情報によると、僕にめちゃくちゃ似てるお兄ちゃんは仕事辞めたら彼女に捨てられたらしい。似てるだけに謝ってしまったわ。頑張れよお兄ちゃん。
酔っ払いは駅のトイレが改修中で、隣の駅に行ってくれと言われたらしく「俺が我慢出来なかったらどうするんだ!?」と確かにそうなんだけど何故僕に?という内容をしどろもどろ愚痴ってくれた。こっちはほっといても話し続けるから楽勝だった。

今日はそんな事もありつつ、対人で最高峰に苦手な若者向けのスーツ屋に行った。
勝手な思い込みなんだけど、若者向けのスーツ屋さんには凄いサディスティックな立ち振る舞いの店員さんが多い気がする。蛇に睨まれたカエルの気分になる。
こ、このシャツ買ってよろしいでしょうか...みたいな。
普段、親しくない仕事先に自分はこう見られているんだろうな的なズバンズバンと冷んやりとしたサービスを提供してくれるから苦手なのだと思う。平日の社外に向けた自分を見せられている様で。

その足で、岡山から初大阪ライブに来てくれていた穴あなを観に行ってきた。
2014.03.22 穴あな@扇町パラダイス
<セットリスト>
カエル→忘れた!身流通かも?→こわがりエリー→穴ふたつ→テレサハウス→二重生活(というか嬉しいばっかであまり覚えていない)
岡山と大阪という、微妙な土地の為に大阪から岡山への夜行バスはあるのに逆が無いせいで中々観れず気付けば2年近く時間が経っていた。新幹線の終電に間に合わない出番の日ばかり行けそうで、歯がゆい思いをして指咥えてスケジュールを眺めていた。それが何とまさかの大阪、しかも通勤定期の区間内に来てくれるなんて!スキップで駆けつけてしてしまう。
穴あなは、サイケでポップでほんのり歌謡曲な楽曲を繰り出す浮遊感のあるバンドで、それでも浮いてるというよりは推進力があるタイプ。説明難しいからこのブログを読んでしまう暇な方はコレを聴いて頂けたらと思う。
音源は出る度に通販で。しかも大体高熱患ってる時に届いて聴いてきた。
2年前の彼等は浮遊感先行で怪しげで儚げなライブをしていて一発で好きになったのだけれど、若手の成長とは恐ろしいもので、ただでさえ好きなのに、めちゃくちゃ良くなってた。
具体的に言っても仕方ないのだけれど、まずベースが凄く安定していて、ギターも表情豊かに鳴っており、コーラスも綺麗になってたし、ドラムは黙々職人気質に磨きが。ボーカルは最後声が辛そうだったけれど実に良かった。
こわがりエリーの思わぬタイミングで飛び込んでくるサビのコーラスがゾクゾク気持ち良い。
ライブは、ジワジワ広がるサイケな「穴ふたつ」から轟音ギターから滑り出す直進「テレサハウス」がめちゃくちゃ良かった。
この動画は2012年のやつで、この後半がテレサハウス。この頃はキャプテンストライダムスタイルでリュックを背負って演奏するキャッチーなキャラであったのだけれど、リュックは卒業したとの事。重りから解き放たれたボーカルのフワっとしつつも緊張感のある歌はとても良かった。
オウガやオワリカラ、うみのて、フレデリックなんかが好きな人にオススメしたい。
何でも良いから、また大阪に来てくれたら良いな。
それと同時に彼らの地元でまた観たい。大阪でこれだけのライブをするのだから、岡山での彼等はまた格別だろう。
なんて思う。

あとはトミタユイという人が不思議な感じで面白かったのと、pavlovというバンドが関西ポップで楽しかった。cuneとかアシガルに負けない歌強めのポップに関西らしさを感じる。

またー。