高校生にオススメしたいちょっとマニアックな音楽を考えている人がいた。
自分が高校生だったのはもう10年以上前になってしまって、何ていうか全く解らない。
今の高校生がどんな音楽を聴いているか気になったので、その興味もあって自分なりに流行りを軽く調べ、それに基づいて独断と偏見でオススメを書いてようと思った。
内容的に全て「大半の高校生がまだ聴いてなさそう気がする音楽」と仮定して想像で全て書いているので、全然マニアックじゃないという大人からのツッコミにも全然聴きまくってるわっていう高校生からのツッコミも申し訳ないけど「そうなんですね」としか返し様が無いので先に謝っておきます。すいません。
とりあえずロック全般からオススメを選んだ。ポップスに関しては置いておく。
まずロック全般とかいう意味が判らない大きな括りになってしまったけれど、早熟でない高校生にいきなり「ポストパンク」だの「オルタナ」だの「USインディー」だの細かく分けてしまうと、アニメを何となく楽しみにして観ている人にいきなり作画監督の話を始めるレベルで飛ばし過ぎだと思うので、ぼやっとした次元で大まかに括っておく。
10年前と違って簡単に音楽に無銭接触が効く様になった分、自分が想定しているよりも詳しいかも知れないけれど、何となく調べてみた範囲だと未だに高校生はBUMP OF CHIKENやアジカンが好きな様子で、両アーティストの存在感の大きさに度肝を抜かれている。僕が高校生だった頃出てきたバンドがサバイブどころかピラミッドの上辺に未だに君臨している事実にビビる。
あとはONE OK ROCKやRADWIMPS、UVERworld、SEKAI NO OWARI、ラルク、ポルノなど。
ラルクもポルノも40代なのに10代から未だに支持を集めているのかと驚いて、自分が如何に世間の流れを見てこなかったか思い知る。
調べた範囲の洋楽だとGREENDAYが未だに強いというのが面白い。あとはipodやiphoneなどアップルのCMで使われたアーティストは結構強い様子。
ストレートなロックと言うよりもミクスチャー寄りの感じが多い気がする。
以上の事から、勝手にオススメしたい音楽をいくらか選んでみた。
大人から高校生にオススメしたい、という意図のせいか何故か洋楽多めになってしまっている。「大人=洋楽」みたいな「大人ぶりたい自分の精神年齢の低さ」を露呈してしまっている気もするけれど、まぁいいじゃん大人って別に働いてるだけで子供と何も変わらないんだから。
THE MUSIC
THE MUSIC the people - YouTube
聴きやすさとごった煮感で。「the people」のギターは10代にガツンと来るのではと期待している。ロックバンドだけどクラブミュージックに近い質感もあるし、洋楽のゴテゴテしたミクスチャーバンドをいきなり聴くよりは日本のミクスチャーに近い気がする。別に彼らはミクスチャーでも無いけれど。
The Strokes - Reptilia - YouTube
高校生になると洋楽を聴いたりするけれど、いきなり80年代の名盤などに手を出して空気感の違いから結局聴かなくなる、というパターンが多い気がするので、それよりもグッと近場で10代が好きになってくれそうなほんのちょっとの背伸びって何だろうと思ったら彼らだった。「Reptilia」なんかはMVからしてシンプルだけど滅茶苦茶カッコイイし、ルーズに歌うという存在自体が10代にとっては珍しくカッコよく映るんじゃないかと思ったり。
【日本語字幕付】アークティック・モンキーズ 「ブライアンストーム」 - YouTube
今のライブハウスに遊びに来る10代が推しているバンドに一番近い存在がアクモンだと思う。というか高校生にもガンガン聴かれている気もするけれど、身近な洋楽バンドとして推したい。高校生には緩急自在で尖りまくってる1stと2ndを。聴けば聴くほどハマる3rd以降は大人になってしっくり来る気もするので、とりあえず尖りアクモンを是非。(ちなみに僕が高校生の頃はデビューしたばかりのリンキンパークが大人気でした)
Base Ball Bear - Stairway Generation - YouTube
高校生くらいになるとやっぱりリアルタイムで出てきたバンドを聴きがち(自分がそうだったというだけですが)な気がするので、敢えての選出。
やってる音楽的には一番アジカンに近い上、JPOPで通るくらいにポップだけどしっかり捻りが利いてる素晴らしいバンドです。ちょっと退く程に青春過剰気味に爽快感たっぷりに突き抜けがちなのが暑苦しく思われてしまいそうだけど、身近な教科書的バンドだと思う。ちょっと斜めに構えたい高校生に敬遠されがちだけど、そういう子ほど向いてるバンド。
色々やってそうに思われるし、実際色々やってるんだけど、ギターに始まりギターに終わるというギターロックの申し子の様な姿勢は最高にカッコイイ。
GRAPEVINE マダカレークッテナイデショー - YouTube
モーサムと髭とバインで悩んだのだけれど、大人の色気枠でバインを。現役ながら貫禄もありつつ、渋みもあるけどしっかり若い、粘っこくも強烈なトグロを巻くロックを聴かせてくれるバインなら、10代だって恋してしまうんじゃないかなぁなどと思ったり。よくわかんないけど!大人めっちゃかっけー!!みたいな。そんな感じ。
人からもチラホラ意見を貰ったんだけど、その中で一番なるほど!と思ったのはプライマルスクリームでした。
Primal Scream - Country Girl (Alt. Version) - YouTube
挙げた当人以外の補足は全て蛇足になりかねないから割愛するけど、本当にまさしくコレだな、と思った。
2014年の若手邦バンドに大抵含まれてる気がする。
ジェネレーションギャップはギャップとして萌えとまではいかずとも差異を楽しめたら良いな!と思う。
10代と音楽の話なんて普段しないけど、こういうまったりした刺激をくれるキッカケになった方に感謝したい。
またー。