性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.05.22 オワリカラを観てきました(@渋谷WWW)

4時の新幹線に乗ると、サラリーマンが上着を窓横のフックにかけており、余りに皆掛けているので暗幕カーテンみたいで小学校の頃の視聴覚室を思い出した。
暗幕カーテンのふんわり柔らかくそれでいて重たいビロードっぽい素材が好きで、放課後の掃除で包まったりした思い出がある。
埃っぽくて、夕方の教室において圧倒的に黒く、何だか異世界にでも続いているようなドキドキ感があってビビリの癖に大好きだった。
今でも無縁ではない業界で働いており、たまに見かけると懐かしい気持ちになる。僕が関わった暗幕で誰か同じ様に思ってたりするんだろうかとか、小学生の頃の僕はどうだったかなどをふと手をとめて考える。
僕は魔法陣グルグル忍たま乱太郎にアホみたいにハマって地元を壊滅させるギャグファンタジー小説を書き、チームの主軸に上り詰めた野球では「出番多くてかったるいなー」とか思っていて、数カ月に一度発売される幽遊白書を近所の影山くんに読ませて貰っては脳内で闘いを繰り広げ、挙句冬季オリンピックに憧れてローラーブレードスキージャンプの真似事をして腕の骨を折り、近所の犬(パグ)に追い掛け回される事以外で全力疾走をしない振り返るのも億劫になる様な小学生だった。
綺麗に終われないのはその頃の名残だと思う。それを計算に入れても人間どう成長するか解らないものだな、と安堵しているなう。
親や友達にマジ感謝やで。

そんな訳で新幹線に乗って弾丸日帰り東京ツアー。
半休取れてマジ良かったけど金曜普通に仕事なので地獄の門が勿体ぶらずスムーズに開いた、くらいの認識でいる。
でもライブがあるから地獄は帳消し。
オワリカラのサイハテソングスツアーのファイナルへ行ってきました。

2014.05.22 @渋谷WWW

僕はWWWの撮影クルーが最前のお客さん顧みず視界ガンガン遮る様がめちゃくちゃ嫌いなのでWWWをワロタと読んでいますが、正式名称より呼びやすいから最早正す気もなく。早い番号頑張って取った女の子たちの視界遮るとかクソ過ぎだと思いますが、凍えるに狂うと書く凍狂ではそれが普通なんでしょうかね、とか東京を悪く書くのはいつだって外野なので気をつけたいですごめんなさい。
僕はそれに巻き込まれるのが嫌で二段目最前に。ステージより少し目線が高い上から失礼します状態でとても観やすかったし音も良かった。
開演が押す中、何かツヤツヤした髪の人多いなー流行ってんのかなーとか思ったら皆雨で濡れてただけだったらしい。松田龍平が歴代どことなくホモ臭いギャッツビーのCMで「ツヤツヤやっちゃってぇ」とか言ってるんかなーとか妄想巡らしてたけどただゲリラ豪雨の季節がやってきただけシャッハッハ!ということでスタートは「踊るロールシャッハ」で。濡れた人たち風邪ひかぬよう。
というかセトリは基本的に東名阪同じ模様。東京より大阪が1曲多かったのはタカハシくんの喉の調子によるものと思われる。(名古屋ではどうだったか解らない)
WWWの音が一番伸びたいところまで伸びれてきっちり返ってくる感覚、専門的な事は全く解らないけれど凄く良いなーと。ボーカルやっぱり弱めにエコー掛かってるけど、必要ないんじゃないかなくらい響いててふふふ。
フラッシュの様なギラギラした照明や赤と緑の3Dメガネ越しに立体的に躍動するメンバーのSF感カッコ良い。
マッチメイカー、シェルターとサイハテソングス速い曲で序盤しっかり飛ばしてベースぐわんぐわん塒巻いて、シンセがパッパッと転換していく気持ちよさは同じくらいの目線だとよりキビキビしてて映える。
しかし序盤からタカハシくんの声の調子がよろしくない。ここまで調子悪いの久しぶりに観た気がする。それでも威風堂々ロックスターのオーラ漲らせこっちで出ないならこっちで出す、と歌い方を変えながら決める姿は惚れ惚れする。
天井高くなるとカワノさんのバカデカいドラムが丁度良いスケールになる気がする。気のせいだろうか。(普段のデカいやつが一番好きなのだけれど)曲の印象がスッキリしててこれくらいのキャパで観れるのも楽しいなーと。
一番良かったのはLのカメダくんのソロと船。
Lはアルバムの中でも謎めいてて荘厳な教会っぽさがあって好きなのだけれど、これまでのLの中でも一番神々しいソロだった気がする。船は、船という曲がこうしてライブのハイライトとなるセトリが生まれた事や生まれ変わった様な物語っぷりが凄まじく良い。
船の終盤もパイプオルガンな感じで船が辿り着いた岬に教会があって〜みたいなよく解らん妄想をするんだけど、イヤホンの音漏れの所で急にイメージが瀬戸内海になるところがキュート。
ビイヒヤは最後の可愛い所を取りやめたアレンジで定着するんだろうか、と思いながら。それにしても各自乗っかっていくソロパートとお互いの隙間を狙って音放り込んでくるところ好き。
サイハテソングは大阪のリベンジ成る良いライブ感とバランスの調和。からのドアたち。
ドアたちのギターって何だか泣ける。いつもドアたちは半泣き〜ガチ泣きの間で聴いてる。サイハテにはドアがあってGOだから軌跡的に突き刺さるんだよ。(謎、しかし普通に好きな人には漏れなく伝わる)
shinibasyoはツアーからか気付けばどんどんハンドマイクの割合が増えて可愛い。黒歴史にOKの攻撃的後ろ向きカウンターの逆ギレポジティブの突き抜けっぷりは間違いなくガイガンを超えるアンセム。
アンコールはマンガ、ガイガン
最後の勢い楽曲群は皆、音の塊として轟々と迫って来て押されっぱなし。台風にしなる樹木の気分で圧倒されていた。

そんなこんなでツアーが終了。
今回のツアーは平日が多かったからイベント抜いたら4箇所しか行けなかった。
その中で選ぶとしたら京都、神戸が良かった気がする。
特に神戸は純粋なレコ発の一発目だった事もあってドアたちツアーから数えても歴代屈指のスーパーアクトだと思う。
京都は沢山の初見の人たちが「かっこよかった!!」と褒めてくれて、ただの客なんだけどスーパー鼻高々でした。
まだまだオワリカラは突き進んでいってくれると期待しています。
楽しみ楽しみ。

ここまで夜が明けたバスの車内で書いた。ここからはそこから出社して仕事した後、飲みに行く為の待ち合わせ中に書いている。よくもまあこんなに書いたなと思うし文字数ばかりかけ過ぎ感もあるし、でも楽しかったんだなーと何故か客観的に思う。
もう書くことないや。
ツアー終わってもまたすぐにソロも観れるしフェスでも会える。休むって事を知らないんだろうか。でも突っ走ってくれたら嬉しい。ヘロヘロになってもついていくよ。
いつだって沢山存在する僕の次のドアのうちの一つはオワリカラだ。開けずにいられなーい!

またー。