性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2014.11.24 オワリカラを観てきました。(@京都VOX HALL)

ボンヤリしていたらメガネが壊れたりして慌てて買いに行って、まあどうせ遅刻だろうと思ってミスドなんか何年かぶりに食べて美味しいです!でした。
何だよドーナツ。夢と油と砂糖に満ちてる。
そして案の定、完全に出遅れたけどライブに行きました。
京都の人たちは寒さというものに根っこが慣れているのか大阪よりも薄着で感心した。

2014.11.24 @京都VOX HALL

こんなにしっかり観たのは初めてかも知れないと思ったけど、そもそもバンド編成は初めてだった。
めちゃくちゃかっこ良かった。
めちゃくちゃ盛り上がるし超絶な間合いだったりするのにクリーンで流暢(この言葉が何故か個人的にしっくり来る)で温かみがあって楽しかった。
街の音楽家って感じだった。

オワリカラ
<セットリスト>
踊るロールシャッハ→swing→ペヨーテ→ともだち(feat.エミソン)→夜戦ちゃん→ガイガンガール・ガイガンボーイ→new music from big pink
久々のvoxhallのオワリカラはバリバリしていてビリビリしてた。
今日のロールシャッハの間奏の怪しげなギターは舌舐めずり感があった。
swingのパーンとしたイントロの炸裂具合は天井が高いハコだけあって怪獣映画みたいな派手さ。
ペヨーテは、ペヨーテというものが何なのかを奥さんが教えてくれてガラっとイメージ変わるかと思ってたけど全然陽サイケのキラキラ、ゴダイゴ的な浪漫に満ちた楽曲だなと思った。
↑これみて
そう言えば大学生の頃、REDというインディアンの生き残りの漫画を読んでいた時にスー族の話とかちょっと調べてたりして、そこで確かに成人の儀式的なの出て来たなーアレかーと思い出すに至る。ライブの感想とは全然関係ないけど。
ともだちはエミソン(そういえばエミソンのDJめちゃくちゃ上手かった。凄い楽しかった。何なんだ彼女は)の綺麗ながらも歌のお姉さんのおどけたニュアンスの発声が伸び伸び響いていて可愛かった。
そこからギリギリと闇夜を呼ぶギターと鍵盤、非常に攻撃的な轟音夜戦ちゃん。
深みよりも爆発力が凄まじい方の夜戦ちゃんは低空飛行のままガイガンガール・ガイガンボーイに突入。
そうでも無いのにドップリとした船や実験惑星に最近の個人的なハイライトを持っていかれてるせいか久々にキワキワの鋭さと危うさ、スリルを体感した気がする。
根こそぎだな、と思ったと同時にネコソギラジカルを思い出した。西尾維新の残酷なまでのキャッチーさ、キャッチーさの為なら容赦無くな所を何故か思い出した。クビシメロマンチストが一番好き。関係ないけど。
new music from big pinkはこれまでのオワリカラの中に多分無いイメージだと思う。「優しすぎる音楽は優しいとは言えない」みたいな事を歌うのってある意味スリルがあるよなーもう頼れないよなー(別にこれまでだってオワリカラはそんなものに頼ってこなかったけども)と思いながら幾何学的な組み立て、ボンヤリ優しい様でかなりグイグイくるベースを聴きながらそんな事を考えていた。
表現としてサイハテソングスから特に文学的に文学的に組み立てたものをストレートな言葉でもって一撃で言い直すスタイルがハマってて、それに磨き掛かってる気がする。いいな。

あとは何か色々話した。
大抵の事は「拗らせた」とか言ってればネタになると皆思ってるだろうけど、そんなの所詮薄っぺらい、即物的に消費される用に大袈裟に捉えただけのものじゃなくて(ただそれが便利であること、またライトだからこそ笑える事などはさておき)、なんか文学的な、個人史に昇華されてしまう程の重みっていうか、そういう面倒くさい人かつそれが妙に可愛い人が何故か周りに多くて皆好きだなーと思った。

またー。