性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

「そこに鳴る」という衝撃の若手バンドについて。

「そこに鳴る」というバンドについてのオススメを書きます。
でも、とりあえず4/8に発売になる新譜のPVを一緒に観ましょう。


キッカケは東京の個人イベンターmeguさん(サンガツ)という方からヤバイのが大阪にいるとの情報を貰った翌々日くらいにたまたまライブがあって、たまたま仕事が早く終わったので行ってみたらとんでもなかった、というもの。
静寂を切り裂く轟音、何したらそんな重たい音が鳴るんだというベース、笑ってしまうくらい手数が多いドラム、過剰なまでに和メロ貫くギター、男性が線で女性が面の圧力があるツインボーカル
あまりの光景にポカーンとしてしまった。それがそこに鳴るとの出会いでした。

音的には和メロを軸にしたポップさが超速かつ圧巻の手数で展開していくツインボーカルスタイルにまず耳が飛び付くのだけれど、おっさんリスナーなんかは最終的にはそこに鳴るは「浪漫の塊だな」と感じるんじゃないかと思っています。
僕の初見の感想がそうだったし、今もそうだからです。
物凄い勢いなのに飛行的なイメージが湧かないのは手数と重量感の絨毯爆撃っぷりからだと思います。鳥類だけどダチョウに近い、でもちょっと飛ぶ、みたいな格好良さ。

利発そうで落ち着いた雰囲気の可愛い男女がステージで鳴らすのが、難易度ウルトラCのギターをループで一発録りして重ねるイントロから始まる曲とか、突然ギターだけでなくベースまでタッピングし始める曲な所に浪漫があるし。
テクニカル通り越して絶対的なチャレンジ精神と「絶対コレがカッコイイ!」という熱意。それが非常に鋭く轟々としたクール極まりない演奏に乗っかる所に浪漫があるし。
ビジュアル系かというくらい装飾的な歌詞とニコ動世代的なキャッチーさ先行の言葉を選んでみたりだとか、個人名や憧れを迷わず使う所に浪漫があるし。
これらが全て薄れる事なく炸裂している、戦隊モノの巨大ロボットばりに滾る浪漫。
それが、そこに鳴るの音楽だと思います。

CM替わりにここまでを踏まえてもう一度観ましょう!

近い感覚として、演奏スタイルや編成などから凛として時雨に例えられるけれど(自分たちでも公言しているけれど)、個人的には9mm Parabellum Bulletに近いものを感じます。
ダサカッコイイというよく解らない評価も何のその、和メロ主体のガツンとした曲を打ち出す9mmの方が個人的には近い気がします。
某5人組バンドとも割と近い世界観がありますが、そこに鳴るの3人で5人よりもボリュームある音を出しているので詳しくは割愛します。

僕の中ではそこに鳴るは引き算をせずに熱量を全部盛ってくるバンドで、勝手に「盛りの文化」という言葉をここに添えておきたいと思います。
例えば「盛りの文化」を感じる他のアーティストは3rd以降兎に角美学に走って分厚くなり続けるMUSEプログレと歌謡曲とサスペンスが互いに一歩も引かないクウチュウ線、ポップとメタルの融合を目指したらどちらも過剰に爛々と輝いたserial TV drama、え?そこで高速タッピング要ります?を凄まじいまでのどこでも高速タッピングで封じたQOOLANDなどなど。勿体無いから引かないし、綺麗に引いた物より爪痕を残すよ!みたいなスタンスです。

完全に脱線していますが、そんな素敵なバンド、そこに鳴るの「I'm NOT a pirolian」が4/8にリリースされます。

PVが一曲しかないのは他のをリリースに合わせて引っ込めてしまっているからですね。セルフプロデュースもしっかりしていてそこがまたカッコイイよね!

誰か買って、聴いて、一緒にココがウケるよね!ココが滾るよね!みたいな話をしてください。
別に応援とか販促とかじゃなくて、そのお願いだけでここまで書いてしまいました。頼むよー。浪漫を分かち合いたいんだよー。

ライブ?詳しい情報?
ここ見といてください。確実なので。

僕、自主企画にそこに鳴るが出てくれた時にボーカルの鈴木くんに「新木場STUDIO COASTで観たい」って私を甲子園に連れてって的なノリで言ってしまって思い出すと死ぬ程恥ずかしいんですが、マジで連れてってくれると思っています。その時は頑張ってチケット取るぞー!

またー。