性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

2016.04.15 Base Ball Bearを観てきました。(@なんばHatch)

昼間バタバタしてたんだけど(気になるという奇特な方は前の記事をご参照下さいませ)
届いて以来、忙しくて観れなかった「刑事バレリーノ」を鑑賞。
御都合主義かつあっけらかんとしたネタっぽさを一切隠さない強烈なドラマで、リアルさに全く寄り道しない所や主人公が可愛過ぎてTV放送時観ていたにも関わらずDVDを購入してしまった。
子供の頃好きだったドラマの脚本と監督のタッグだったらしくて、好みって根本的には変わらないんだなーとしみじみ思った。

根本的には変わらないけど根本的に変わってしまったバンドのライブに行ってきました。

2016.04.15 @なんばHatch

湯浅脱退による今ツアーのサポート、フルカワユタカさんのギターがどちゃくそカッコイイんだけど音数多くてしかも音の切際で細かく変化する何これ投球術かよ的な音でそっちばっか楽しくておっかけそうになって大変だった。なんなの。
喪失感とか言葉にするのは簡単だけど、そこから這い上がったBase Ball Bearはこれまで以上に小細工無しの肉弾戦を繰り広げていて、多分パブリックイメージでは同期音も自由自在みたいな印象かも知れないんだけど、どんどん真逆に行ってて、どんどん楽曲の構成も演奏もシンプルにソリッドになっていて、湯浅がいない寂しさを感じさせないどつき合いだった。
フルカワさんのギターが本当に湯浅と全然違い過ぎて笑う。最高のサポートメンバーだと思うしコーラスもしないんだから信じられないくらい贅沢な起用法で、普通にあり得ないものを見てる気持ちになった。
ライブは「それって、for誰?」part.1から始まって不思議な夜を早々に。神々LOOKS YOUを挟んで文化祭の夜という三部作を早々に演奏しきるスタイルだった。
これ以降は順不同。
short hairはどんな時に聴いてもめちゃくちゃ嬉しい。どんだけ好きなんだろうこの爽やか喪失感。
美しいのさの惚気全開の照れ臭くなる感じだったり、瞹してる、どうしようのギターソロの面白さなんかが良いバランスで次々やってきて、何だかんだC2の収録曲はこぼさないでShadow以外はやってくれたんじゃないだろうか。盛り沢山。
ホーリーロンリーマウンテンの重厚さから、疾走感満点に滑り込んでくるカシカのギターでフルカワさんが湯浅のパートを弾いている間だけ、これを湯浅が弾いてるのを観たかったんだよなと切ない気持ちになった。
終盤は決意表明のchangesから真夏の条件、LOVE MATHEMATICSと怒涛の畳み掛けでフロア沸騰、そしてHUMAN。
ただただただただ人間味を色んな意味で喰らって突き進んで行く三人だけのアンコールは「それって、for誰?」part.2と、The End。
The Endはタイトルも歌詞も曲も全部ニクイというかズルイというか、もう、また必ず観に来たいと思った。
正直ずっと同じ4人の音楽として聴いて来たので3人のBase Ball Bearに違和感が無いと言えば嘘になるんだけど、それにしたって3人の演奏はお互いにキュッと寄って、どうしたって団結感みたいなのと、何とかしなきゃというグッと手に力が入ってしまう空気があったと思った。
次を楽しみに待っています。
C2という、派手さはまるでないんだけどとてつもなく説得力のある真摯なアルバムを投げて来てくれたバンドが次に何をしてくれるのか、楽しみにしないほうが僕には難しいな、と帰り道で思いました。

またー。