性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

マンション買えたよ日記(04)

 あれの第4話です。


マンションのモデルルームの見学を4件終えた僕たちは、気に入った1件に再訪問の予約をした。
もう一度その部屋を見学して、これで良いかと思ってそこに決めてしまった。
もっと色々探しても良かったのだけれど、気に入ったし、もっと良いマンションがあるかも知れないけど探している間に売り切れたらショックだなと思って決めてしまった。
決めると同時にローンの審査もお願いした。
とりあえずは僕一人で何千万ものお金を借りれるかを試みると、2日くらいですんなり通って衝撃を受けた。
事前に去年の源泉徴収票を提出していたのだけれど、本当にそれだけしか提示していないのに通った。
銀行の正気を疑うと同時に、そんな簡単に借金を背負えるものなのだなとほんのり怖くなり、一方でアナタは真っ当ですよとお墨付きを頂戴した気分にもなり感情が忙しかった。


審査が通るかどうかみたいな話とは別に、そもそもローン返済についての不安が凄くて、家計診断みたいなもの(借入額に対して無理がないか、無駄遣いが多くないかを診断してくれる)をマンション側が費用を負担してくれるという事でお願いしてみた。
ちなみに他のマンションでもウチで買わなくても良いのでそれだけでもどうですか?と勧められていたので、割とポピュラーな流れなのだと推測する。
個人で依頼するとそこそこお金も掛るので、まぁ販売価格に含まれているとまでは言わずとも「そこまでしてくれるなら」と言う購買意欲を刺激する為のサービス程度の位置付けなのだと思う。
但し、個人で依頼した方が徹底的に診断して貰える気はした。と言うのも、こういうパターンで紹介して貰えるファイナンシャルプランナーさんは提携している保険会社所属のプランナーさんである事が多いので、家を買うありきでプランの話が進みがちになる。
それは簡単に想像がついていたので不満もないし、あまりに想像通りだったので、頼んじゃうと1つ気が弱くなってしまう気がして「ここで良いか」と思えるところが見つかるまではそのカードは切りたくないと言う自分たちの判断が間違っていなかったと思った。
僕は順番がマンションを決めてから診断となったのだけれど、オススメは先にやっちゃう事だと思う。
それも買う半年とか1年前に自腹でやってしまうのが不安が軽減出来てオススメ。
どれくらいお金が出て行っていて、どれくらい節約出来て、どれくらいの返済プランが身の丈に合っているかが明確になる。
結果から言うと家を買っても特に問題ない家計を維持している事が明らかになったので良かった。丼勘定過ぎて底に穴開いてたらどうしようと怯えてたけどそこまででもなく、落語でいうはてなの茶碗的に不備がないのにポタポタ漏れてるくらいの印象だった。


最終的には税金関係の控除をMAXまで受けるに適したペアローンを奥さんと組むことにした。
ペアローンは翌日には審査が通ったので、自分一人のローンの方が銀行としては悩んだのかなと思った。
頼もしいぜ共働きは。
と言う訳で呆気なくマンションを買ってしまった。
こんなに早く決まると思っていなかった。

ローンの話しで面白かったのは、住宅ローン締結前に他にローン組んじゃいけないと忠告されても車とか買っちゃう人がいるというもので、そいつ多分ダチョウ倶楽部か何かだよ。大きな買い物でついでに買っちゃうかモードになったんじゃないかなーと思うんだけどスッキリしたバカだと思う。自分の様にビクビクしてるよりは良い気もする。思い切りがなくちゃオデンも熱く見えない的な。楽しい方を選びたいですね。限度があるけどな。


そんな感じで順調に来ていたのに、買ってしまったのだなと思うと、急に精神的に不安定になり何をするにも気力が無いという状態に陥ってしまった。

スパロボで気力がアホみたいに下がるイベントがあるけど、正にそんな感じ。知らない?プレイしてよ。僕はシリーズの中ではFが好き。究極!ゲシュペンストキーック!!
買う前なら理解出来るのだけれど、買ってから後悔している訳でもないし楽しみなのに半端無く気落ちしており、とても不安定だった。
マリッジブルーみたいなものだろうか。知らんけども。
単純に高額な買い物をする不安みたいなものが、大丈夫(なハズ)だと解っているのに上手く消化できなかったっぽい。
家を買うまで腰をあげてからここまで3週間くらいなのだけれど、契約してから同じくらいの期間に渡り折り合いを上手くつけられずにそんな状態が続いた。
会社の上司と話してそのプレッシャーの正体が、とんでもない額の買い物と自己評価の低さとがBECKで言うケミストリーを起こして生まれたデビルズウェイみたいなものだと判明して一気に楽になった。
間違いなく一番苦しんだのは自分なんだけど、奥さんにも迷惑をかけてしまい申し訳なかった。
家に不審者がいるみたいな感覚だったのではなかろうか。
思い返してのハイライトは、巷で大流行している過払い金請求のラジオのCMを聴いて、奨学金以外の借金も無いのに制度を一生懸命調べていたこと。
何の目的があっての行動かは今も解らないし、あんなに詳しくなったハズの過払い金請求の概要も精神的に安定してからは全く思い出せない。

ていうかFM802が職場で流れてるんだけど、ラジオ通販と過払い金請求と車買取と創◯学会のCMばっかでヤバイ。関西人は通販で借金抱えて車売っぱらって心の拠り所を欲して過払い金を請求するのがテンプレなのかと疑いたくなるレベルでそれらのCMが多い。
それはそれとして、誰にでもこんな変調が起こる訳じゃないんだけど、自分もそんな不安になる事んだなぁと笑ってしまった。良いとは言えないけど経験になった。

活かす場は無いし、あっても困るけど。


今のところ何かあったかと言われるとそれくらい。
次回はあるのかな、インテリアとか内装のトレンドとか考え方も講習とか受けたから書けるんだけど、何か恐れ多いよね。まあ何かあったら忘備録的に書きたいです。
あと掟上今日子の忘備録をようやく全話観たんだけど、最終回とその前の回のガッキーの可愛さが鈍器だった。
お話としては7話をピークにどんどんスカスカになっていった印象だったけど、それでも面白かったや。


またー。