性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

残業代で行く、3泊4日の東京旅行。

金曜、定時退社し、新幹線で東京へ。

定時退社を確実にする為にパンパンに業務を詰めたのもありヘトヘトで、普通車の指定席が軒並み3列シートの真ん中しか空いてなかったのでグリーン車に乗ってしまう。

過去、3列シートの両サイドが控えめに言って巨漢で右は柔道部で左は相撲部の部室かな?という空気感を2時間半に渡り体験させられた事があり、そんな思いをこの疲労で味わったら死んでしまうかも知れないと思ってのグリーン車チョイス。ハッキリ言って痛手でしかなかったけど、快適だし、乗っちゃったんだから仕方ないし、ついでに調子にも乗ってビールを飲んで更に満喫した。開き直りである。

東京に9時前に到着し、乗り換えするなどして在来線の車内で友人と合流。度々長電話をする(今だと電話というより通話と言った方が良いんだろうか。長LINE通話とか)間柄でありながら2人で会うのは愚か、そんなに長く時間を共にしたこともないという事実に夕飯の焼肉を食べながら気付かされる。

そんな人に2日間も泊めてもらうなんて中々に図々しいなと思いつつ、許可してくれたので甘える事にした。

コートに包まって床で寝ようと思っていたのに広瀬香美がスキーで滑りながら大声出しそうなデザインのしっかりした寝袋を貸してくれてハードボイルドorスラム街からキャンプへ爆上げの昇格を果たした。大変有難かった。寝心地も良かった。

モンハンをプレイしているのを寝袋の中で眺めていた。綺麗で迫力のあるグラフィック。もう何年もマトモにテレビゲームをやってないので感心を通り越して感動しつつ、寝落ち。

 

土曜日。

予定より随分遅く起きてしまう。寝袋の寝心地が良過ぎて起きられなかった。

友人を起こしてディズニーシーへ行く。

残業代でディズニーに行きたいというここ半年くらい温めていた願望を実現する為であるが、寝坊したのは「ディズニーに行きたい」を達成するのが目的になっていたからだと思う。チケット販売ブースの綺麗なお姉さんから1DAYパスを貰い、ゲートを潜っただけで目的が達されてしまい、ファストパス関連もほぼ根絶やしだったのとこれだけは乗りたいと決めていたインディージョーンズのアトラクションが休止というダブルパンチもあり、グルグルと1時間半以上園内を散歩してビールを飲むなどした。

あとはミッキーの耳をつけて自撮りするのに付き合うなどした。そもそもついてきて貰っているのでまあそれくらいは、な。

結局、メインアトラクションはどれも待ち時間が150分スタートという具合だったので中ボスクラスのサブアトラクションに2つ乗り、あとは街並み?などを眺めて楽しみながら只管散歩して買い食いした。倉敷美観地区伏見稲荷と全く同じ過ごし方をディズニーシーでブチかましたけれど、サブアトラクションは空き時間に繋ぎとして検討するというポジションだったので、敢えて狙って行くというのは長い目で見た時に、次回の来園で「乗った事あるから今回は除外しよう」と出来て他のものが選択肢に入れられるという点で有効だと考え直した。

満足感があったので、買い物をするなどして夕方には早々に夢の国を後にした。また来る。

焼き鳥屋を経てバーでウィスキーなどを飲み、カップヌードルモッツァレラチーズを落としたものを夜食として食べながらゴッドタンの見逃し配信を鑑賞する。最後は前日に倣いモンハンを眺めているうちに寝落ち。見飽きない。寝たけど。

 

日曜日。

岡本太郎美術館へ、岡本太郎賞を受賞したさいあくななちゃんの展示を観に行く。

行きの小田急で子供が気持ち良いくらい大きな声で「ち◯ち◯かゆい!」と言っており大変笑った。我々はピューと吹くジャガーの話をずっとしていたので彼に対してピヨ彦調でツッコミを入れるなどして遊んだ。

岡本太郎の常設展自体がまず観たかったのもあり一石二鳥である。芸術は爆発だ、を最寄りの岡本太郎である万博公園で体感して育った身なので空間支配型岡本太郎は見慣れている部分もあったんだけど、資料型岡本太郎は大変興味深かった。

岡本太郎賞の展示はガツンと殴られる様なインパクトとイメージが湧き出してヘトヘトになる様な作品が多く、研ぎ澄まされた人の感性というのはこんなに訴えかけてくるのかと驚かされた。

さいあくななちゃんの展示は京都、大阪と狭い空間を埋め尽くす様なスタイルで観たことがあり、それはそれで凄まじく良かったのだけど、天井が高い空間を活かした展示はまた印象が全然違って良かった。

狭い空間を天井までブチかまして余白なく積み重なり埋め尽くされた秘密基地的な印象を受けた前者と違い、広大なスペースを高い天井まで隙間なく埋めた今回の展示は祭壇の様だった。

さいあくななちゃんのピンクと緑、ピンクと青という組み合わせがとても好きで、囲まれるといつも負けてきた色んなことを忘れないでいることを、悔しさを引き摺っていることに対して間違ってない、やってやろうぜという気持ちにさせてくれる。自分のために、やってしまおうぜと思った。

他の作品では弓指寛治さんの「Oの慰霊」のメッセージ性の強烈さが焼きついたのと、橋本悠希さんの「拓」の、割れたiPhoneが集まって大きな化け物が現れるという「デカさ」に一番鳥肌が立った。色んなことをいっぺんに考えさせられる空間で頭がガンガンした。

 

2泊3日、ベッタリと付き合ってくれた友人と新宿辺りで呆気なく別れ、本当にお世話になってしまったなぁなどと思いながら、さいあくななちゃんの展示を観た直後から脳内で延々鳴っていたきのこ帝国の「You outside my window」を爆音でエンドレスリピートしつつ休日の閑散としたビジネス街をブラブラ歩いて次の待ち合わせまで過ごした。明日、来たる、明日を壊す妄想、阿保くせえ。いつか、いつか、透明な壁を壊して君に触れて笑うよ。

久々に元同期に会い、3軒の居酒屋とスタバをハシゴする。近況やら前職の職場の誰がどうだとか延々と話した。

「1年前は言えなかったけど、辞めたの滅茶苦茶ムカついた」と言われ、何となく嬉しくてヘラヘラしてたら滅茶苦茶怒られた。それだけ必要とされていたことだったり、単純に慕われていたりという実感が乏しいタイプの相手だったのでビックリしたし、これは在職時よりもダメになってたらダサ過ぎて申し訳ないなーと思うなどした。期待されてたしライバル視されてたんだなと思ったら、最低限恥ずかしくない様にやっとかんと次回会う機会はないかもな、と少しピリッとした。

タクシーで帰るのを見送り、ホテルに戻り、コートも脱がずに寝てしまった。

 

朝方に喉が痛くて起き、半分残して持ち帰ったスタバのホワイトモカを飲んだら冷めきっており、喉に絡んで気持ち悪くなってしまった。

何とか二度寝を果たし、通勤ラッシュを尻目に新幹線で日記を書きながら帰宅。

 

願望に基づいてちゃんと計画したと思い込んでいた旅行だったけど書いてみると大変にグズグズでお金の使い方が相変わらず下手くそだなと思った。

でもまた残業代貯めてどこかに行きたいな、とは思う。

 

またー。