性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

宇宙よりも遠い場所ことジュマンジ、マジ卍。

度々推していたアニメ「宇宙よりも遠い場所」が最終回を迎えて、それが凄く良かったので泣いてしまった。

色んな場面でドラマチックに泣かせにかかれたはずの最終回である。ブリザードを効果的に演出に使うもよし、もっと爽やかに終わるも良し。

でもその中で、一番現実的でシリアスな進路を選んだ容赦の無さと愛おしさにガン泣きしてしまった。

母親を失ったどうしようもない喪失感と向き合う為に突き動かされる様に南極へ来たものの、それを認める最後の一歩が怖くてたまらなかったり、その喪失感を受け入れるのに躊躇する仲間の幸せを願い背中を押す友人の姿が凄く良かった。

喪失感を認めた時に堰を切ったように溢れてくる悲しみを少し離れたところで自分のことのように一緒に悲しんでくれる友人たちを見て、何て優しい話なんだと思った。

大味な感動に逃げず、穏やかさの中で人の汚さを隠さず、ふんばった人の先には本当に大切なものがあると思わせてくれる良い作品だった。

こんな作品がもっと増えれば良いのに。

 

花見のついでに万博公園の民族博物館に行った。生活や信仰や文化に関わりのある資料ばかりが膨大な量展示されまくっているので脳がフル回転して滅茶苦茶楽しく、同時に滅茶苦茶疲れる。

入館料も安いし、真剣に全てを満喫しようとすると一日いても全然足りない情報量なので控えめに言って最高の施設である。こんな施設が空いてるなんてどうかしていると来るたびに思う。

万博公園は桜も綺麗だけれど他の草花も綺麗だし、大人250円の入園料が掛かる為に民度が高いので花見客にも綺麗に保とうという意識があるし、そもそも整備が行き届いているし、広いしでとても良かった。

 

その後、映画「ジュマンジ-ウェルカム・トゥ・ジャングル-」を観た。カタカナにするとダサさが増す副題ではあるがカタカナが非常によく似合う作品だった。

先行上映で4DXで3Dで吹き替え版という情報量の多い状態で観た。4DXには3Dが含まれていると思っていたけれど別モノだと初めて知った。

生まれて初めての4DXは揺れるわ風くるわ匂いするわ水かかるわで派手だったけれど、普段のシートよりドッシリ座って観ていられない(動くから)ので姿勢を保つのに力が入り膝が痛くなってしまった。

チケットが2800円に加えて3Dメガネが400円というなかなかなお値段だったけど初体験だったので経験値として元は取れた気がする。楽しかった。

3Dメガネは持ち帰って良いらしかったのだけれど、普段の生活で活用する場が思いつかず回収ボックスに入れて帰った。「不要な3Dメガネ回収ボックス」という絶妙な名のついた箱だった。

映画自体はもっと派手でバカみたいな作品かと思いきや普通にしっかり作られていた。

ジュマンジというゲームの世界に取り込まれた主人公たちがクリアを目指すという内容で、ゲームの特性というか残機システムを活かしたステージクリア方法など面白かったし、派手な映画の癖に普通に挙動と会話のテンポで笑いをバンバン取りに来るので油断ならなかった。

1996年と2018年の高校生に流行り、自然と使われている言葉のギャップが日本語の「チョベリバ」「マジ卍」「神ってる」などで表現されていて親近感が凄まじく理解しやすかった。

字幕だと音声として受け取れないのでここまでの共感は無かったと思う。

一方で字幕版だったら英語でこの世代差をなんて表現するのか聞けたのにな、と思った。ハッキリ言って短期間に複数回観る様な作品では全くないのでそれを知るのはかなり先のこととなりそうである。

ただ、これは吹き替え版の方が当たりという珍しいパターンではなかろうかと思うくらい笑いという意味ではハマっていたので是非観る予定がある方には吹き替え版を推したい。

 

パシフィックリム、コナン、リメンバーミー、坂道のアポロン、赤ん坊のやつなど観たい映画がやたら公開中及び公開間近な為、どれから観るか、また無事全部観れるのか、何故やたらアニメが多いのかなど気が気ではないけれど全部面白かったら良いなーと思う。

 

またー。