性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

アフリカから荷物が届いてまーす!

住んでいるマンションのエントランスがオートロックで、開錠した際に宅配ボックスに荷物が届いていると「宅配ボックスに荷物が届いてますー」とか言ってくれてマジそこまでして頂いて宜しいんですかって感じなんだけど、何故だか結構教えてくれない事もあって、その謎のムラっ気が滅茶苦茶人間臭い。

ていうか開錠時と入力した際に予測変換に開錠寺と出てきて「そんな寺あんの?」って調べたら無かった。何この時間。微妙に騙された気分。

基本的に擬人化というか機械が心を持つみたいな設定が好きな方(歴代のiPodにそれぞれ名前をつけてシャッフル機能使用時に選曲について心の中で逐一語り掛けていた)なので、気持ちに余裕がある時に教えてくれなかったりすると「今日は嫌な事でもあったのか、それとも僕が気にさわる事をしでかしたのかな…」とか思うんだけど、何故そんな微妙な差があるのか解らない。気持ちに余裕がない時に教えて貰えないと普通にちょっとムッとする。贅沢でごめん。

推測としては設置された宅配ボックスの利用率が満杯に近付くと次が入れられなくて困るから教えてくれる様に設計されてるんじゃないか、というものなんだけど、ある程度埋まるまでは言わなくていっかーみたいなの自分でも経験があるから余計に感情移入してしまう。そういう仕組みかどうか定かでないのに既にキャラ付けして感情移入してしまう。

絶対この子(エントランスのパネル)、人間だったら外線の取次ぎとかあんまり好きじゃないから3コール目まで放置しがちで先輩にやんわり注意されたりするし、それがまたストレスになって昼ごはんにビックマックのセット食べてイヤホンしてソシャゲとかやってるし、ユニゾンスクエアガーデンとか10年くらいずっと好きだろうし、アラサーになっても変わらずオチケンのラジオを聴いているだろうし、休みの日は昼まで起きられなくて行きたかったライブのチケットの発売に乗り遅れてそうだなーとか考えてて本当に気持ち悪いな僕はと思った。

 

全部じゃなくても良いとは思うんだけど、読んだ本の感想はちょっとだけでも残しておいても良いんじゃないかと(去年のどこらへんかまではまとめて書き残してたけどぱったり辞めてしまった。まとめるのが面倒だったから)思ったのでたまには書く。

 

松本仁一さんの「アフリカ・レポート〜壊れる国、生きる人々〜」を読んだ。

2008年に出版された本なのでリアルタイムの情勢には触れられていないんだけど、アフリカの国々が独立した後、どういう経緯で政情不安だったり経済的困窮に陥っていったかが解りやすく、意図的にザックリと数例を挙げてまとめてくれてあって読みやすかった。

農業が権力者にとって利権的に旨味のない事業であることは想像に難くないんだけど、旱魃地帯でそれやっちゃうかーというのがスパッとやらかされてて、おぉ…となった。

そもそも植民地支配の影響で部族関係なく外野が国境を引いてしまっているのが人類の悪事TOP10に入ってきそうなレベルの大問題だと思うんだけど、独立後も部族の割合で不満の矛先逸らしたりしてる訳でここまで続くと植民地支配が根元としても別の問題もあるんじゃなかろうかと言いたくなる訳で、それをレイシストとか言われちゃうとその言葉に甘えてんの誰?って気持ちになってしまう。(僕自身の平和ボケもあるだろうけど)

興味深かったのはどの様にチャイナタウンが生まれるかについて記されているのと、新宿や心斎橋で見かけるナイジェリアなどから来た人たちがどの様な経緯と目的で日本へやって来たかについてが成る程なーと納得してしまった。勿論、この本に書かれている以外の経緯も山ほどあるだろうけど、一例すら考えてみなかった人生だったので勉強になった。

普段の生活では全然知り合うこともない国の人たちなので、どうしても身近な存在では無いアフリカの人たちでも、生まれた国によって価値観が違えど人間が求める暮らしの根っこにそこまでの差異は無いんだなと感じられたことが一番良かったかも知れない。

 

またー。