性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

囮をピアノレッスンに送り込む高度なサボりをみせる小学生。

プロ野球のシーズンも9月の中頃を過ぎると終盤戦に突入し、大方の順位もある程度定まってくる。ナイターで頬を撫でる風は21時を過ぎると随分とまあ涼しく、ていうか天候によっては極寒。ビールそっちのけできつねうどんやラーメンに長蛇の列を形成する程になる中で、僕の大好きな阪神タイガースは今年も低空飛行で何とか着陸を目指すというニュアンスに収まりつつある。

大人しく、どこかのんびりしている印象を受ける阪神の若手選手たち、就任初年度の監督、その監督を軸に組閣された頼れるのか未知数なコーチ陣、皆を支えたくともあらゆる要素が重なって苦しかったベテラン勢、間違いなく皆が頑張ってくれていたけれど(現地で観ればそんなもん解る。ヤフコメちゃうぞ)そこを突き抜けなければ勝ち抜けない世界で、ある意味正直で相応の結果になりそうな気がしている。

今年、シーズンが始まってから苦しい思いをした分だけその課題を超えて来年に繋げてくれたら良いなぁと思ってしまうけれど、それよりも終わっていない今シーズンを順位云々でなく何勝して終われるかを楽しみに、贔屓目に見ても通いすぎなくらい甲子園に通って応援している。

 

この週末、その甲子園球場阪神タイガースを応援し、途中離脱して難波ベアーズにotoriを観に行った。

otoriは音階無視してません?なギターに削ぎ落とし過ぎて哲学なのか何なのか判別出来ない程にソリッドな歌詞が乗った音楽的特性により、緩やかに、だけども確実に拒否反応が出て濃くなっていた僕の「インプット無理病」の音楽部門のフィルターをスルッと抜けて聴き続けられる特異点的なバンドであった。

(あとはインストバンドなんかをよく聴いていた。mudy on the昨晩とかmudy on the昨晩とかmudy on the昨晩とか)

甲子園で知り合ったお婆さんと沢山お話しをしてから好きなバンドをライブハウスで観る。なんて贅沢な一日なんだろう、とは思う。

その前にYOLZ IN THE SKYを10年以上ぶりに観てオルタナというかレスザンっぽいというか鋭くてザラっとしていてガンガンに突き進んでくる感じが物凄く久々で感動してしまった。

メンバーが随分と大人っぽくなっていてそれに面食らった感はあったんだけど元々お兄さんだろうに何を今更と思いながらビールを飲んだ。

otoriは新譜の先行販売ツアーという名目で一応のリリースツアーを終え、ファイナルシリーズっぽい位置付けで再来阪だった。

オワリカラのベースを兼任するツダさんが加入してから、軌道が読めなかったUFOに足が生え、今度は真っ直ぐこっちに向かってくるんだけど何をぶち当ててもブレない重戦車みたいなリズム隊になっていて格好良い。勿論前のotoriも格好良かったので甲乙は付けられないんだけども。

要するに、その加入前後くらいで随分と魅せ方が変わった気がすると書きたいんである。

それこそニューウェーブオルタナ一直線だったスタイルが関西ゼロ世代に負けないキャラのキャッチーさを伴ってきたというか。

小難しくて嫌な言い方になっているんだけど、これが文章能力の限界。伸び代が半端ないと慰めたい。

ラーメン啜ってチャーハン食べてさっさと寝たら阪神タイガースを応援している中で酔っ払いに鬼滅の刃をdisられ物凄く悲しくなるという悪夢をみて安眠叶わなかった。繊細か。

 

台風の動向が気になり早朝に起きてそのまま東京へ向かった。

perfect piano lessonの活動休止記念(記念ではない)ワンマンが目的地である。

渋谷は相も変わらず坂ばかり、台風の余波で風もエグいほど強く平時週末にこなして来た運動(格好良く言うとワークアウト?知らんけど)の代わりとばかりに坂という坂をウォーキングし倒して開場と同時にイン、汗もかいておりスッキリしたなという気持ちで全て台無しにする即ビールというダメなお父さんの見本の様な流れをこなしてライブを観た。

大学4年生の冬だったろうか、1stアルバムのツアーで大阪のライブハウス(6〜7組出演のトリという拷問の様なブッキング)で観て以来、たくさん観てきたバンドである。

ここ数年は仕事がなんやかんやとか、余裕というものが自分に足らずに東京までライブに行く事が出来ずにいたけれどキッパリと休止しますと言われると行くしかねえと奮い立たせて無事辿り着いた。

強靭で手数が多い工場の生産ラインみたいなドラマ、ブリブリの水揚げ直後のブリの様なベース、千切りキャベツの様に物凄い刻むギターとウィスパーボイス。もしかして今お腹すいてんのかな。腹一杯色々食べたんだけどな。

で、何より綺麗なアンサンブル。ドルトムント時代の香川真司選手を軸にしたゴールへのボール回しみたいな曲の展開。フジテレビのスポルト全盛期で度々観た様な、そんなバンド。伝わらないと思うけどそんな感じ。ドラマはマンチェスターユナイテッド期に近いかも知れない。スコールズ好きなんだよな。

休み休みだけど、まあ加齢によるフィジカル低下で主にボーカルが危ない所もあったんだけど、それは別の部分でカバーしてくれて、思った以上に沢山の曲数を演奏してくれて本当に素晴らしいライブだった。

思い入れのある曲のベスト3で演奏されたのはアンコールのstage in the shadowだけだったんだけど、そこだけ滅茶苦茶泣いてしまって慌てて拭ったら右目のコンタクトがハンカチに持っていかれてまさかの紛失、トイレでストックと装着する羽目になってしまった。

物凄く穏やかな気持ちで心底楽しいなって観てたつもりだったので自分で凄く驚いてしまって最終的に半笑い、恥ずかしくて終演後会った誰にも言えなかったのでネタ供養の意味合いでここに記しておく。虫の知らせで親でも死んだのかと思った。LINEしたら全然生きてた。

外タレかよというくらい年々太い音で太いアプローチの曲が増えていて、それも時を経てという旨みも加わり実に素敵であった。歌割りを分担したりね。ネルシャツ腕まくりしてるどっしりUSおっさんバンドの未来がボンヤリと。

割とガッツリした活動休止なのにリリースされていないという意味での新曲も、マジのマジで生み出したばかりというタイトルすら泣いて新曲もあって、待たなしゃーないという気持ちでスッキリ落ち着いてしまった。

こっちも覚悟決めて上手いこと歳を取るしかない。

存在をすっかり忘れることもあるだろうけど基本的に待っているので、というスタンス。

 

あと完全に副産物なんだけど、インストバンド部門でこの世で一番好きなギターを弾いてくれていた人がそのライブを観に来ていて、大変に好きでしたと、まるで50代の後は死ぬだけみたいなうだつの上がらないおっさんが同窓会で言われてみたいセリフNo. 1みたいな事を口走ってしまった。

当人は随分に怪訝な思いをしたろうけども野良犬に噛まれたと思って忘れてほしい。当方、予防接種は受けておるので狂犬病の心配はないと思われますので。

 

その後は仕事帰りの友人と夕飯を食べた。

我々としてはかなりラグジュアリーな空間を友人に手配して頂いて(四文屋みたいな店かと思ったらホテルのお洒落飲み屋だった。ホッピーなど勿論存在しておらず、遠い席で男が女をスマートに口説いていた)なんやかんやと話した。

とりあえず元気そうで良かった。

翌月も会う予定があるので仲良いんだなーと他人事の様に思った。

 

ライブハウスや友人との食事でアルコールをたらふく飲んで気が大きくなっていたので、新幹線では大量に乗り込んで来た千葉ロッテマリーンズのファンにいつもこんな大勢で遠征するんですか?と話し掛けたり(福浦選手の引退試合だったらしい。金曜にオリックスとの対戦を生で観戦してたんすよって言いたかったけど、その試合でロッテは負けていたので流石に言えなかった)してしまい、我ながら酔っててヤバいんではないかという自制心が働き、ワゴン販売が目に止まったので反射的にアイスを購入して大人しく黙るなどして帰った。(新幹線の車内販売で売られているスジャータのアイスはカチカチに凍っている為に騒いでいる子供が硬くて中々食べられないアイスに没頭して静かになるというツイートをどこかで読んでいた為、自身はもう可哀想なくらい年齢を重ねた幼児なのだと認識して身銭を切って黙らせるに至ったというある種悲しいエピソード)

釘を打てそうな硬いアイスにアトラクション性を見出し、ある程度の水準で幼児後退を果たした頃、幼児から更に遡った現役の乳児が新幹線の気圧変動や細かな振動、鳴り続く騒音に異議申し立てて泣き始め、本当に辛いだろうな、泣きたい気持ちだろうなと思うと感情移入してしまって本当にしんどかった。いや、自分の持ってる感情と乳児が持ち合わせてる感情は随分違うものだという自覚はちゃんとあるんだけども、ホラ酔ってるから。ゴブリンとかゾンビくらいの気持ち悪さで滅する対象としてでも良いから認識して頂きたい。しゃーない。討伐で済むならそれで許してほしい。来世頑張るから。

赤ちゃんは泣き疲れて寝てしまい、それを受けて僕も一先ずホッとした。

そんな感じで延々とこの日記を書いているうちに無事に新大阪に到着した。文字数凄いな。

もう読み返すの面倒だからノーチェックで投稿する。

 

ともかく、久しぶりに音楽に触れて、そのことばっか考えたりする休みを過ごした気がする。

特に明確に書いてないのはもう、そういうの書きたいモードじゃないんだなと思う。

今後、酔っ払って書く日を定期的に設けても良いかも知れない。近い将来、読み返した自分を凹ませる為に。

 

またー。