性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

ほな全集中の呼吸と違うかぁ〜

元々そんな話し方だったのに、最近「ミルクボーイみたいな話し方ですね」と言われることがとても増えて釈然としない。

関西人には割と一般的な話し方と思われるので、同じような事を言われて悶々としている人たちがいるのではないか、その人たちと肩身を寄せ合い、静かに暮らしていきたい、だけどこのささやかな願いを踏みにじる様に軍は僕らを弾圧し、根絶やしにしようと追い立てるのであった…などと妄想が広がる訳だが、何にしても救いなのはミルクボーイの漫才が穏やかで老若男女に受け入れられるという点に尽きる。僕も好きだ。

もういっそ寄せていくかと思い、YouTubeなど見ながら真似て口に出してみるものの、全然似てなくて愕然とする。何を持ってして似てると言われるんだ。外の道は長く険しい。

結論、ミルクボーイは凄い。

 

そう言えば、休日出勤の振替休暇を取得していたものの、予定していた宝塚歌劇阪神タイガースの公式戦もコロナの影響で中止となってしまい、何もない休日になってしまう寸前、書店で予約していた「鬼滅の刃」の単行本ほぼ全巻が入荷したとの連絡があって会社帰りに受け取ったのは前日の夕方であった。

ピンチに駆け付ける鬼殺隊の様、恐らく公開が迫る劇場版の内容を含んでいるせいか8巻だけが予約が一杯で欠けてしまっているが、それまた「鬼滅の刃」らしい、失っても立ち向かうという強い意志を感じて励まされてしまう。(都合の良い解釈極まれり)

受け取った晩は読みたい気持ちをグッと抑え込み、ビールでググッと飲み込み、そのままグデッと寝落ちして耐え切る事に成功した。僕は主人公の炭治郎と同じく長男だからな。長男だから我慢出来た。僕が次男だったら無理だったろうけど長男だからな。

 

時差出勤の影響で平時に比べて早く出勤しているせいか、朝の5時頃に目が覚めて、全然人もいないうちにランニングをしようと家を出た。

マスクをして走ると高地トレーニングの様な気分を味わえて普段の倍しんどい。高地トレーニングやったことないけど。

マジで人がいない。5時台だからな。6時台だったらまだ出勤している人も多いかも知れないけど5時台だからな。

家に帰ってシャワーを浴びたら「鬼滅の刃」を読もうと思いながら走っていたら自転車とすれ違い、ちょっと避けておくかと思って横にズレたら何かに躓いて派手に転んでしまった。

集中していなかったからな。集中していたら転んでないと思うけど鬼滅の刃のことを考えて集中を怠っていたからな。

ここで全集中の呼吸を引き合いに出すべきか、否、皆、全集中の呼吸を勘違いしていないか?滅茶苦茶な鍛錬の先にあるのが全集中の呼吸なんであるからして、誰でも使える訳ではないのだ。全集中の呼吸に頼るな。まず己を磨け。俺は磨けてないからな。磨けていたら全集中の呼吸を使えたかも知れないけど全然磨けてないからな。人の事はまるで言えない。

ともかく、別に自転車が危険走行をしていた訳でもなく、自分がちょっと間隔開けておくかと思ったが故に派手に転び、両膝と両掌を激しく擦り剥き、挙句顎も擦ってしまい流血三昧である。

こんなに派手に怪我をしたのは左手に側溝の蓋が突き刺さった小学3年生、もしくはローラーブレードでジャンプして受け身をとれなくて左手を骨折した小学5年生以来で、鼻血と採血や献血以外で自分の血を見るのも久々なので「血は流れるものなんだなぁ」と考えながらランニングを切り上げて帰った。

ランニングで血の巡りが良くなっているせいか滅茶苦茶血が滴っていて、何かドラマチックなことが起こったみたいだなと思っていたけど、早朝ということで20分くらい歩いても誰ともすれ違わずに家に帰り着いた。物語って一人じゃ成り立たないんだな。

全然血が止まらないので藤崎竜先生版「封神演義」ファンお馴染みの名台詞「血が止まらねえさ」を声に出して呟きながらシャワーを浴びて消毒液ぶっ掛けてガーゼを貼りつけた。普通に、凄く、痛い。

振休で良かった。振休じゃなかったらこの状態で出勤しなくてはいけなかったけど今日は振休だからな。(そもそも休みじゃなきゃランニングしてないので転ぶことも無かったんだけど)

滅茶苦茶ボロボロの状態で「鬼滅の刃」を読み始めたせいか、主人公である炭治郎たちがボロボロになる度に傷が疼き、共に乗り越えているかの様な気持ちになる。単純を通り越してしまっている気がするけどすいません。任侠モノの小説を読むと言葉が乱暴になるくらいの単細胞なんで。

アニメ版の「鬼滅の刃」では胡蝶しのぶさんというキャラクターが一番好きなんだけど、漫画でもやっぱり胡蝶さんが好きだったし、善逸というキャラクターも随分追い上げてきて買ってよかったなぁという気持ちになる。

新刊が出るのが楽しみだし、ワクワクしながら映画を待っているし、買えなかった8巻を手に入れる日も早く訪れたら良いなぁと思っている。

作中の登場人物が滅茶苦茶なペースで回復するので、自分の擦り傷たちも早く治るんじゃないかという気になっている。小学生かよ。

明日までに少しはマシにならないと会社でギョッとされてしまう。「その手はどうしたんだ」と聞かれた時、自転車を避けて転びましたとか、ちょっとカッコ悪くて言い難い。

「学校に潜入したテロリスト集団を征圧していたら…ね、まあ擦り傷ですよ」みたいな事しか思いつかないし、そっちの方が社会的に致命傷になりかねないので、聞かれてしまったらば正直に話そうと思う。

 

同じ様な物言いが多かったのは「鬼滅の刃」にどハマりしている影響です。ご了承頂くと共に是非お読み下さい。

 

またー。