性格の悪そうなBLOG

いちいち長いですが中身は特にないです。

ラストシンデレラに救われて筋トレを続けられた男の話。

今回は、三浦春馬さんの事を少しだけ書きたい。

とは言え、熱心なファンでもなく、良いことも悪いことも何も書いていないので、ファンもアンチも(いるのか知らんしいないで欲しいけど)何の期待に応えられる様な内容でもないので暇な方以外は読まないで何の問題もない。

暇な方は時間が潰れるという利点があるので任意でお願いしたい。

 

僕は、三浦春馬さんが出演されていた「ラストシンデレラ」というドラマに凄く救われた経験がある。(ラストとシンデレラの間に♡が入っているのだけれど、凄く無駄な自意識が定位置に入れることを拒む。何なんだ)

放送当時、勤めていた会社で割と仲の良い人たちが連続で辞めるという流れが起こっており、しかも割と仲が良いだけに誰かが退職した直後に「実は次のボーナス貰ったら辞めようと思ってて」と次回予告的な告知を受ける様なヘビーな展開の最中にあった。

別に誰か死ぬ訳でもなし、とは思っていても生活の大半を過ごす職場で心を許せる人がどんどんいなくなっていくのは随分と堪えた。

そんな中でたまたま初回を観た「ラストシンデレラ」における三浦さんの肉体美に何故だか癒されてしまったのがキッカケである。

それまでも三浦春馬さん自体は「ごくせん」などで知っていたんだけれど、丁度空いた穴にストンとハマったのが「ラストシンデレラ」の三浦さんなのだった。

ただ、自分の中でドラマ自体の面白さとしてはあまり順位の高いものではなく、菜々緒さんの「大好きなお兄ちゃんを傷つけるという発想が欠けてしまう程に大好き過ぎるブラコン」というブラコンあるあるコンテスト3連覇殿堂入りしそうな演技に12000点差し上げたい(僕などに12000点差し出されたところで変換出来る有用なポイントもマトモなレートも存在しないと思うが)以外には、妙なポジティブさ、皆不平不満を漏らしながら頑張っている姿、何より三浦春馬さんの肉体美に元気を貰うという感じであった。菜々緒さんの役所は週刊少年マガジンのハーレム物に出てきそうなブラコンっぷりだった。

ただ、三浦春馬さんが篠原涼子さんにえへへとなってしまっている姿や、倉庫の夜間仕分けのバイトを黙々と、そんな滅茶苦茶洒落た格好でこなします?オラ、経営者!今すぐ作業服支給差し上げらろや汚れたらどうしてくれんだコラ!!な姿を見ることにより、当時の自分が頑張れていたのは揺るがぬ事実なのである。

それから7年程が経つ中、運動不足解消に始めた筋トレを続ける中で、胸筋とウエスト周りの周長差、肩から腕へかけての筋肉のバランスの理想はずっと変わらず「ラストシンデレラ」の三浦春馬さんだった。(そもそものキッカケ自体は西川貴教さんなので全てが三浦さんのお陰ではないけど)

勿論、同じになれるなんてことは思った事もないけれど、苦しい時や少し成長が見られた時に劇中の半裸の三浦さんを思い出し、微かにでもあんな風になれたらいいなぁと思っていたからこそ、わざわざしんどい筋トレを続けられたんだと思う。

あまり長く物事を続けて来れなかった僕に継続する自信をくれた筋トレの、その理想像として君臨してくれた事への感謝が大き過ぎて、今、物凄く悲しいし寂しい。

勿論、自分が大したファンでないことも自覚しているし、自分より悲しんでいる人たちが本当に沢山いるということも理解している。この文章がもしファンの方を傷付けてしまうことがあったらどうしようとも思うけれど、それでも僕だって僕なりに悲しくて寂しい。申し訳はないけれど、僕だけは僕の気持ちを肯定したい。

ラストシンデレラ以降も三浦さんは当たり前にいてくれたので、たまに観てる作品に出演されててラッキーという毎日を過ごしていた。

日本全国を回って、その土地の素晴らしい物を取り上げる書籍が刊行された際、面白そうだなぁとポスターを眺めながらも今度にしようと買わなかった。

自分で、より好きになれるチャンスを見逃してしまった事が悔やまれる。

本人に届く訳じゃないけれど、もっと好きって公言しまくってくれば良かった。こういう影響受けたんですよって言いふらせば良かった。

だからって何も変わらないけれど、強くそう思ったのでこれを書いた。それだけである。

今更だけども。

 

雨宮まみさんの時も感じたけれど、結果的に僕を救ってくれた表現者が世の中からいなくなってしまった時、余りに寂しくて、自分が何者でもないという自覚はあるのに何もお返し出来なかったという気持ちで落ち込んでしまう。(雨宮さんに限っては印税などでマジのマジで微かにお返し出来てはいたけれど)

 

人の人生なんてものは当人にしか決められない、本人以外の誰にも喜びも辛さも正しく測ることは出来ないから、自ら死を選ぶということに異議を唱える事と同じ様に、それしかないとなってしまった事を、何ていうか否定しないでくれないかという気持ちになる。(反対意見も解るんだけども)

 

今日は大好きな阪神タイガースの試合を生で観戦していて、阪神の伊藤投手の今シーズンのSEがこれまた大好きなELLEGARDENの「風の日」で、マスクの下で小さめに歌って(声を張り上げての応援はコロナ対策で自粛することになっている)楽しくて、阪神も勝ったけどやっぱりふとした瞬間に三浦さんいなくなっちゃったんだなと思って寂しくなった。

ただ、三浦さんへの憧れでついた筋肉(当社比で2.5回りくらい大きく成長した)を大事にしていこうと思う。

三浦春馬さん、あの頃の僕を助けてくれてありがとうございました。

やれるとこまでやってみます。

 

またー。